千鳥ヶ淵
東京へ行く機会があり、24日に出て27日に帰宅しました。千鳥ヶ淵の桜が満開だと聞き、訪れました。満開の桜が堀の水面に映った美しい景色を楽しみました。桜の名所と聞いていましたので、もっと沢山の桜の木があるのかと思っていましたが、案外木の本数は少ないように思いました。城内の武道館では、日本大学の卒業式が行われていました。靖国神社にも参拝してきました。渋谷のあの大きなスクランブル交差点もわたってきました。
靖国神社
鳥居をくぐったところに、高い石柱の上に大村益次郎の銅像が立っており、四方を睥睨していました。私には大阪の馬場町の大村益次郎殉難碑の方が落ち着いて趣があるように思えました。
横浜みなとみらいの大観覧車にも乗って横浜港の全貌も見てきました。イギリス人の大道芸人が達者な日本語を操って松明や背の高い一輪車の芸を見せているのを、石の階段に座って花冷えと港の寒い風にさらされながら長い時間見とれていました。最後に例によって帽子を回して投げ銭をねだっていました。神社やお寺ではないので、一円玉や5円玉ではなく、紙の折りたたんだのが欲しいねと言いながら。中華街で夕食を摂って帰りました。結構多くの人出で賑わっていました。
東京で感じたことは、人々の顔付が大変厳しいことでした。歩く人も電車に乗っている人も、何か額にしわを寄せて、何かあれば突っかかってやろうと思っているのではないかと見えます。電車にも、若者も年よりもわれ先に乗り込み、座ろうと必死の形相のように見えます。停車駅で席が空くと我勝ちに座ろうとします。大阪では席が空くとやおら周囲を見渡して、座りたいと思っている人がいないかと確認してから、座りますよね。人が多いと競争に打ち勝つためには余裕をもってとは言っていられないのでしょうね。大阪の方が暮らしやすいですよ。