明けましておめでとうございます。皆様にとって、良いお年でありますようにお祈り申しあげます。
7時すぎ、雨戸を開け、新聞を取り入れるため外に出て空を見上げると、雲一つない空が一杯に広がっていました。真っ青というよりも、太陽の光が一杯に満ちた白っぽい空でした。頭上の電線に止まったキジバトが、クック―、クック―と鳴いてくれて、今年初めて意識した小鳥の鳴き声となりました。玄関先に妻が活けたハボタンの紫と白のコントラストが、艶めかしく思えました。
やおら開いた新聞の鷲田清一氏が選ぶ「折々のことば」に、幸田文の「ただひとつ、去年どんないいことがあったか、を数えてみることにしている。」という言葉が載っていて、年頭早々何かいいことを聞いたなという感慨を覚えました。私の独りよがりでしょうが。
おせちの重箱を前に、お酒を一杯口に含み、ああいいなと満足しました。
今年は朝から良い感慨に耽らせてもらって幸せを感じ、この一年、良いことの多い年でありますようにと祈りました。
年賀状が配達されてきましたので、皆様のご消息をゆっくりと味わいたいと思っています。
コロナ禍が終息し、世界の平和が戻り、みんなが健康で幸せな生活が送れることを祈っていこうと思っています。