光害の自宅で去り行くネオワイズ彗星(C/2020 F3)を撮影しました。
8月11日晴れ。西空のアークトゥルスの下の方にいるF3ネオワイズ彗星を撮影することにしました。
20時過ぎに庭へε-130D望遠鏡を出して準備しました。雲が通過中で北極星が見えません。雲が移動して極軸合わせできるまで待ちました。
やっと極軸合わせ完了して基準星アークトゥルスを使ってF3彗星を導入しました。
一発導入でした。試写してカメラモニターをチェックしますと、丸い塊のような彗星像が見えました。まだ明るいようです。
連写撮影しました。後でコンポジット(複数枚合成)します。
撮影後のカメラモニターを見ても青白い彗星独特のコマが見えるだけで、ダストの白い尾は判りませんでした。
夜になっても気温30℃あり、汗だくだくの撮影になりました。
撮影した写真を添付します。
彗星光度はステライメージ8ソフトで自動測定しますと、8.3±0.2等です。
1ケ月前の尾を長く引いた彗星とは思えないぐらいになりました。しかし、並みの彗星よりもまだまだ立派な姿をしています。
次回太陽へ接近するのは5000年以上先です。気の遠くなるほどの時間です。星の世界では点ぐらいの時間でしかありません。
去り行くネオワイズ彗星(C/2020 F3)

2020年8月11日20時36分57秒~38分45秒
露出5秒×20コマ ε-130D F3.3 LPR-Nフィルター
ISO1600 トリミング自宅 気温30℃ 上が北