新星空の友

射手座にいる冥王星も撮影しました(写真南北訂正有)

 光害の自宅で射手座にいる冥王星も撮影しました。
 8月11日、ネオワイズ彗星(C/2020 F3)撮影後、ε-130D望遠鏡で冥王星を撮影する段取りにしました。
 今年の冥王星撮影チャンスを待っていました。
 月が出てくる前に南東の空、地平高度約30度になる冥王星を撮影する絶好のチャンスが来ました。出ていた雲も移動しましたので、木星と土星の中間付近(南斗六星の左側)にいる冥王星を狙い撮影することにしました。
 基準星にわし座アルタイルを使って導入しました。冥王星は光度14.3等ですから、写真撮影してカメラモニターを見ても判りません。ステラナビゲータソフトで出した冥王星写野の構図になるよう構図決めして連写撮影します。後でコンポジット(複数枚合成)して冥王星をあぶり出します。
 構図決めできましたので、連写撮影しました。露出6秒の連写と露出5秒の連写を行いました。
 翌日(8/12)、ソフト現像処理しました。露出6秒×15コマのコンポジットでも冥王星は何とか判りましたが、もっとハッキリした像にするため露出5秒×12コマもコンポジットして更に露出6秒と5秒の写真をコンポジットしました。
 その結果、冥王星の点像の存在がハッキリ判るようになりました。
 コンポジットした写真には15等台の暗い星も写っていました。肉眼で3等星までの星しか見えない自宅で15等台の星が写るとは、改めてビックリしている次第です。
 撮影時の気温は約30℃の高温で、汗だくだくになって撮影していました。

 撮影した写真を添付します。(拡大しますと、よく判ります)
 
 今までに撮影した冥王星の写真の中で一番ハッキリと写りました。

射手座にいる冥王星  

2020年8月11日20時53分33秒~55分05秒
露出5秒×12コマ+6秒×15コマ ε-130D F3.3
LPR-Nフィルター ISO1600 トリミング自宅 気温30℃
 
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「天文」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事