20cmドブソニアン望遠鏡で木星と土星最接近を撮影しました。
12月21日晴れ時々曇り。夕方、雲が行き来していましたが、木星と土星最接近を撮影する準備しました。
薄明途中に双眼鏡を使って木星を捜しましたが、雲があって判りません。火星は肉眼で見えてきました。雲が移動すれば木星は見えると思って木星のいる付近を捜しました。
雲間から木星が見えました。昨日(12/20)同様にファインダーを使って望遠鏡へ木星を導入しました。
×48倍で観察しました。昨日よりも確かに木星と土星が接近していました。木星の縞模様・ガリレオ衛星・土星の環も観えました。土星の衛星タイタンは観えませんでした。
撮影する前に家の中にいる妻を呼んでアイピース(接眼レンズ)を覗いて木星と土星最接近を観察してもらいました。
妻は本当に木星と土星が一緒に観えると言っていました。観察記念になったと思います。
刻々と木星が木に隠れそうですので、撮影できるうちに連写撮影を繰り返しました。
撮影終了後、木星と土星が肉眼で分離して観察できるか確認しました。
結果は木星の右上に輝く土星を肉眼で観察できました。木星の輝きで消えてしまいそうでしたが、0.11度(6.7分)離れた土星の光を確認できました。
(12/22角距離測定し直して訂正しました)
夜、ソフト現像処理しました。
木星の第一衛星イオの右上に三重星らしい恒星がありました。望遠鏡の眼視観察では気付きませんでした。
更に土星の衛星タイタン以外に衛星レア(光度9.7等)も写っていました。
撮影した写真を添付します。(写真①の拡大率は昨日の写真①と同じです)
土星の衛星レアは写真を拡大しますと、よく判ります。
---追加---
月(月齢6.4)も撮影しましたので、木星・土星の角距離比較できる写真②を追加しました。(12/22追記)
①木星と土星最接近
2020年12月21日17時23分32秒~33秒 露出0.3秒×5コマ
20㎝ドブソニアン望遠鏡 f1200㎜ 直接焦点撮影 トリミング ISO400 自宅 気温7℃
②月(月齢6.4)と木星・土星の角距離比較
月:2020年12月21日17時35分17秒
露出1/400秒×6コマ ※月齢は標準時正午
木星・土星:2020年12月21日17時24分31秒
露出1/100秒×6コマ
20㎝ドブソニアン望遠鏡 f1200㎜ 直接焦点撮影
モザイク合成 トリミング ISO400 自宅