20cmドブソニアン望遠鏡でシリウス伴星の4年間の公転移動確認写真を撮影しました。
3月20日夜、風のない快晴。シリウス伴星の公転移動確認写真撮影の日を狙っていました。
4年前の3/19にシリウス伴星を撮影していますので、今年も3/19に撮影しようと思っていました。
しかし、当日は強風で撮影できませんでしたので、1日遅れの本日(3/20)を狙うことにしました。
撮影時刻を同じ時刻相当になるようにします。3/20は4年前の撮影時刻の4分前(星の1日移動分)に撮影しますと、同じ時刻相当になります。
ドブソニアン望遠鏡で撮影しますから、架台を水準器で水平出ししてASI290MC動画カメラを4年前と同じ角度(型式文字ASI290MCを地面に水平)にします。
最初にシリウス伴星が観えるか×200倍で観察しました。時々チラチラと伴星が観えました。
今度は動画カメラとパソコンを接続してパソコンモニターに伴星が映るか確認しました。露出を長くしていきますと、伴星が映っていました。
20時57分前に最終の動画カメラの水平出しとピント合わせを行い、目的の撮影時刻を待ちました。
時刻になりました。いざ撮影開始です。
1ショット500フレーム撮影しました。次に撮影しましたら、シリウス像が少し乱れました。
隣家の屋根が邪魔してシリウスが遮光し出しました。望遠鏡を置く位置の目測を誤りしました。予定の5ショットは撮影できず、あきらめて2ショットで終了しました。
とりあえず撮影はできましたので、本日の目的は達成し良しとします。
夜、ソフト現像処理して4年前の写真と一緒にモザイク合成処理しました。反射望遠鏡の回折像(十文字)が4年前と今回がピッタリ一致するように位置合わせしました。(これが移動確認のモザイク合成処理のコツです)
撮影した写真3コマを添付します。(3/22写真③追加しました)
4年掛かりの撮影です。
確かに4年間のシリウス伴星の公転移動が写真で判ります。(拡大しますと、よく判ります)
シリウス伴星は50.1年周期で主星の周りを回っています。
今季のシリウス伴星の観察・撮影は今月末で終盤です。もう一度、観察・撮影しようと思います。(残念ながら今季は3/20が最終でした)
①シリウス伴星公転移動確認(4年間)

2021年3月19日21時01分~02分
露出46.8ms×250/500フレーム×2コマ 気温14℃
2025年3月20日20時57分~58分
露出45.9ms×250/500フレーム×2コマ 気温6℃
20㎝ドブソニアン望遠鏡 f1200㎜ ASI290MC
IR/UVカットフィルター GAIN300 動画撮影
RegiStax6+ステライメージ9 トリミング自宅
※キャプチャエリア544×548
②シリウス伴星

2025年3月20日20時57分
露出45.9ms×250/500フレーム×1コマ
20㎝ドブソニアン望遠鏡 f1200㎜ ASI290MC
IR/UVカットフィルター GAIN300 動画撮影
RegiStax6+ステライメージ9 トリミング自宅 ※キャプチャエリア544×548
③シリウス伴星のスクリーンショット画像(レベル調整等有)

2025年3月20日20時57分 露出45.9ms 20㎝ドブソニアン望遠鏡 f1200㎜ ASI290MC
IR/UVカットフィルター GAIN300 動画撮影 パソコンスクリーンショット レベル調整等有 自宅