今度はε-130D望遠鏡でレナード彗星(C/2021 A1)を撮影しました。
12月22日冬至の日、晴れ。天気予報は風で晴れでした。強風では撮影困難ですので、16時半頃まで天気をチェックして待ちました。
低空には雲があります。風も少し強いです。雲は移動していき風の治まった時に撮影できると判断して、近場の「カノープスの見える丘」へ行くことにしました。
まだ明るいうちに撮影機材を車に積んで現地へ行きました。風は吹いていますが、強風ではありません。
ポーラメーターを使って大体極軸合わせしました。極軸望遠鏡を覗きますと、北極星が中央付近にあり、正確に合わせ直しました。明るい時のポーラメーターはこういう時に役に立ちました。
基準星を土星にしてレナード彗星を導入しました。試写してカメラモニターをチェックしますと、一発導入です。
彗星はコマの部分から出る尾が膨らんだように写っていました。
露出を3段階変更して連写撮影を繰り返しました。
風の弱い時を狙って撮影開始しました。途中から風の強い時もありましたが、そのまま続行しました。
18時過ぎますと、強風になってきました。撮影はあきらめて終了としました。
機材を手早く片付けて帰宅しました。そして、夕食を食べました。
夜、ソフト現像処理しました。
やはり135mm望遠レンズ固定撮影よりもε-130D望遠鏡の方がコマ部分がハッキリと詳細に写りました。
撮影した写真を添付します。
彗星光度はステライメージ9ソフトで自動測定しますと、5.8±0.3等です。少し暗くなりました。
写真から測定しますと、コマ径は角度で4.5分、尾の長さは約30分です。暗い空では尾の長さが1度以上写っているそうです。
光害の空で輝くレナード彗星(C/2021 A1)

2021年12月22日17時49分45秒~50分42秒 露出2.5秒×20コマ ε-130D F3.3
LPR-Nフィルター トリミング ISO1600 愛知県大府市 気温11℃ ※上が北