20cmドブソニアン望遠鏡で2021年初の土星を撮影しました。
8月10日夜、雲の行き交う晴れ。天気予報で約1週間晴れそうにありませんので、この晴れを逃さないよう土星をドブソニアン望遠鏡とASI290MC動画カメラで撮影することにしました。
当初の予定では夕方に彗星の掃天撮影するつもりでしたが、曇ってしまいあきらめました。その後、22時以降に晴れてきましたので、ドブソニアン望遠鏡を自宅庭へ出して土星を撮影した次第です。
今年の土星は環を斜めから見る感じです。8/2に衝を過ぎたばかりで環がいつもより明るく輝いているそうです。望遠鏡を覗いても明るさの違いはよく判りませんでした。
撮影は雲の通過を待って行いました。1ショット500フレーム×21回と1000フレーム×6回の2通りです。どちらが良い画像が得られるか実験を兼ねています。
翌日、ソフト現像処理しました。結果は1ショット500フレーム×21回で50%スタックした方が良い画像になりました。多分シーイングの良い時を細かく選択できるためと思います。
撮影した写真(1ショット500フレームの方)を添付します。
C環も淡く写っています。これは写り易い環の角度になったためと思います。
北極部の六角模様も写っています。
2021年の土星
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/ef/53f3139cbe166d536864fa845416f3d6.jpg)
2021年8月10日23時08分~18分
露出13.4ms×250/500フレーム×21コマ
20cmドブソニアン望遠鏡 f1200㎜ ×2バローレンズ
ASI290MC IR/UVカットフィルター GAIN300 動画撮影
RegiStax6+ステライメージ9(画像復元無)+フォトショップ処理
トリミング自宅 気温25.5℃ ※キャプチャエリア544×548