木星と土星最接近日時の過去・未来を調べてみました。
12月24日曇り。先日(12/21)に木星と土星最接近が観察できましたが、角距離約10分以内で観察できる日は人類の歴史上で非常に珍しいそうです。
そこで、過去に角距離約10分以内で観察できた日時、次回観察できる日時を調べてみることにしました。どれぐらい稀有な天文現象なのか、興味を持ちました。
ステラナビゲータ10ソフトを使って星空シミュレーションして調べました。
過去はネット情報で約800年前とか400年前とありましたので、この近辺をシミュレーションしました。未来は次回60年後のマスコミ情報がありましたので、その年をシミュレーションしました。
調べた結果を次に示します。
1.過去に観察できたと思われる日時
・1226年3月5日05時頃、夜明け前の地平高度11度前後、角距離約10分
(鎌倉時代の北条家執権政治の時代です)
・約400年前(江戸時代)の1623年7月17日06時頃、夜明け後、
角距離約10分は夜明けで明る過ぎて観察できなかったと思われます。
2.未来の次回観察できる日時
・2080年3月15日05時頃、夜明け前の地平高度9度前後、角距離約5分
このように人類の歴史上、非常に珍しいことであることが判りました。
まだ今回の木星と土星最接近後が数日間観察できます。自分の眼で観察して脳裏に焼き付けておこうと思います。
まだ観察していない方は、是非自分の眼で観察してほしいです。夕方の南西の空、低空の木星と土星です。