夕空の最盛期頃に撮影したアトラス彗星(C/2024 G3)の残りの写真を載せました。
1月19日午前、晴れたり曇ったり。1/17に自宅近郊でε-130D望遠鏡で撮影したG3彗星の写真をたくさん撮影していましたので、未公開写真から選んで載せることにしました。
G3彗星は南半球では好条件で彗星の雄姿が見えているようです。ステラナビゲータ12ソフトでニュージーランドでのシミュレーションを調べてみますと、確かに好条件でした。
北半球では夕焼け空の中にG3彗星がいますので、彗星のきれいな尾が消されてしまいます。
近日点を無事通過してどんどん太陽からも地球からも遠ざかっていきますので、暗くなるばかりです。
日本からの観察・撮影は1/15~17頃がピークだった感じです。
私も夕空のG3彗星を数日に亘って撮影に挑戦しました。何とか最盛期頃に二日連続で撮影できました。(空振り2回です)
彗星は本当に一期一会です。G3彗星に二度と巡り会うことはありません。公転周期が数十万年と軌道計算されていますから。
記録写真として後世に残るようにしておきたいものです。
残りの撮影写真から選んだ写真4コマ(反転写真含む)を添付します。
(1/19夜、写真④追加しました)
地上から見た感じの縦構図にしました。
尾は左上方向へ伸びています。南半球では尾が右上方向になります。
①アトラス彗星(C/2024 G3)

2025年1月17日17時37分51秒~55秒
露出1/10秒×12コマ ε-130D F3.3 LPR-Nフィルタ-
トリミング ISO400 自宅近郊 気温5℃
②アトラス彗星(反転写真)

データは①と同じ
③超低空のアトラス彗星(C/2024 G3)

2025年1月17日17時40分34秒~36秒
露出1/5秒×8コマ ε-130D F3.3 LPR-Nフィルタ-
トリミング ISO400 自宅近郊
④アトラス彗星の撮影風景

超低空に付き鏡筒がほぼ水平状態で撮影