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新星空の友

新規購入したCMOSカメラで木星と土星を試写しました(追加有)

 今年の火星準大接近撮影用に新規購入したCMOSカメラで木星と土星を試写しました。
 8月5日薄雲のある晴れ。購入したばかりのZWO社製ASI290MC動画カメラを20cmドブソニアン望遠鏡に取付けて試写することにしました。
 梅雨明けが8/1まで遅れて試写する日を待っていました。やっと木星と土星がハッキリ見える空になりました。
 夕方のISS(国際宇宙ステーション)の飛行を観察してから庭へ撮影準備しました。
 購入したCMOSカメラは今まで使用しているNEXIMAGE5カメラとピント位置が大体同じでした。
 カメラの視野を測定しますと、NEXIMAGE5カメラの約2.4倍です。NEXIMAGE5カメラの1/2.4(約0.4倍)の大きさで木星や土星が小さく撮影されることが判りました。(キャプチャエリアが全画素1936×1096の場合)
 印刷して出した操作マニュアルを見ながら撮影条件出ししました。GAIN・露出時間・フレーム数を設定して撮影しました。ピントはパソコンモニターを見ながらハッキリする位置へ合わせました。
 翌日(8/6)、ソフト現像処理しました。
 RegiStax6ソフト+ステライメージ8ソフトで処理した写真とステライメージ8ソフトで処理した写真を比較しました。その結果、RegiStax6+ステライメージ8処理した写真の方がきれいな像になりました。ステライメージ8ソフトの動画処理は1000フレーム処理に約1時間40分も掛かり長過ぎです。

 ASI290MCカメラで試写した写真2コマを添付します。

 NEXIMAGE5よりも像が鮮明で色も黄色みが少ないです。

 今後、もう少しASI290MCカメラで練習撮影するつもりです。
 私の年齢から考えて、火星大接近の撮影は今年がラストチャンスかなと思い、思い切ってCMOSカメラを新規購入した次第です。

 --- 追加 ---

 12月にステライメージ9ソフトが発売されて購入しました。
 火星の動画処理テストを実施した結果、動画処理時間が約30分と今までの1/3ぐらいに高速化しました。ステライメージ9ソフトで直接動画処理した方が良いかもしれません。順次テスト処理しようと思います。(2021年1/18追記)

①木星の試写
2020年8月5日21時15分
露出44.8ms×500/1000フレーム×3コマ
20cmドブソニアン望遠鏡 f1200㎜ ×2バローレンズ
ASI290MC IR/UVカットフィルター GAIN200 動画撮影 
RegiStax6+ステライメージ8(画像復元有)+フォトショップ処理
トリミング自宅 気温27℃

②土星の試写
2020年8月5日21時32分
露出177ms×500/1000フレーム×3コマ
20cmドブソニアン望遠鏡 f1200㎜ ×2バローレンズ
ASI290MC IR/UVカットフィルター GAIN200 動画撮影
他データは①と同じ




 
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