続・とりあえずの映画鑑賞メモ

「返校 言葉が消えた日」(2019台湾/ツイン)

?《国民党による政治的弾圧が約40年間続いた、“白色テロ時代”を扱ったサスペンスミステリー。政府から禁じられた本を読むことに青春を捧げる高校生たちが、仲間と共に政府の監視下にある学校から脱出を試みる姿を描く。14歳で作家デビューを果たした、ワン・ジンが主演を務め、海外映画祭での評価が高い新鋭、ジョン・スーがメガホンを取る。》

これは、てっきり政治的弾圧のあった歴史を背景にした青春映画と思ったら、まずはガチガチのホラーな始まりにびっくりしたけど、元がゲームと知ってさらにびっくり、台湾映画といえば瑞々しい青春映画の傑作が多いけど、ちゃんとそのあたりもクリアしていて驚きの連続の作品だった。

“返校”の意味を調べたら「学校へ帰る」ことで、副題のDetentionは「拘留」「居残り」といった意味とのことで納得。

日本で検閲だらけの戦時下を舞台にしたゲームが作られたとしても公になるかどうかわからないと思うと、 1960年代の検閲が厳しくて密告だらけの時代の台湾を舞台にしたゲームが作られてそれが映画化までされたということに今の台湾の自由を感じたというか、NintendoのSwitchでもゲームが購入ができるので試してみたいかも。

あらすじ
国民党の独裁政権下にある、1962年の台湾。放課後の教室で居眠りしていた女子高校生のファン・レイシンは、自分以外の誰も学校にいないことに気づく。そんな中、政府から禁じられた本を読む読書会メンバーのウェイと遭遇し、学校からの脱出を図るが……


原題 返校 Detention

103分

R15+

監督
ジョン・ス―

キャスト
ワン・ジン
ツォン・ジンファ
フー・モンボー
チョイ・シーワン
リー・グァンイー
パン・チンユー
チュウ・ホンジャン

TOHOシネマズシャンテ2 16:40~観客7割程/201(100)席


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