続・とりあえずの映画鑑賞メモ

「ブリーディング・ラブ はじまりの旅」(2023米/ロングライド)

《ユアン・マクレガーと実娘で俳優・プロデューサーのクララ・マクレガーが親子役で共演し、父と娘の愛と回復への旅をつづったドラマ。実生活でも、長年連れ添った妻との離婚や再婚によってクララとの親子関係に問題を抱えていたユアン。クララがユアンとの親子間の問題や大切な記憶を、同世代の女性脚本家たちと共にオリジナルストーリーとして描き、ジャネール・モネイ「PYNK」のMVでグラミー賞にノミネートされたオランダ出身の気鋭エマ・ウェステンバーグが長編初メガホンをとった。》

これはいい映画だった!

ユアン・マクレガーと実の娘が共演の父と娘の物語というだけでも感慨深いものがあったのに“ 実娘が父ユアン・マクレガーへ送ったラブレターから生まれた感動作”ということでさらに刺さったというか、実の娘が脚本、出演、プロデュースというのも納得、ユアン・マクレガーの娘を見る眼差しや、娘のクララ・マクレガーの父親への眼差しになんとも言えないリアルな説得力を感じて画面から目が離せなかった。

物語は依存症の娘を施設に入れるべくサンディエゴからサンタナに向かうというシンプルな話なんだけど、ロードムービーと映画のスクリーンとの相性の良さも再確認、2人の心情の変化が反映されるかのような刻々と変わる風景も印象的、あの「トレインスポッティング」でジャンキーな青年を演じたユアン・マクレガーがジャンキーな娘を案ずる父親役を演じるなんて月日の流れにも感慨深いものがあった。

タイトルのBleeding Loveをbreedingと勘違いして“愛を育む”というような意味と思っていたら血の滲むような痛い意味とわかってそれはそれで納得、終盤でユアン・マクレガーとクララ・マクレガーが歌う「sea bird」の歌詞もこの作品のテーマに寄り添っていたように思えて聴き入ってしまった。

☆あらすじ☆
長い間疎遠だった娘のある出来事をきっかけに、父は彼女をニューメキシコ州へと向かう旅に連れ出す。関係を修復したくても、どうすれば溝を埋められるのかわからない。娘は父との美しい過去を思い出しながらも、自分を捨てた父を許すことができずに反発してしまう。目的地が近づくなか、父娘はお互いが抱える問題と向き合うことになり……。
※映画.comより

キャスト
クララ・マクレガー
ユアン・マクレガー
キム・ジマー
デビン・マクダウェル
サッシャ・アレクサンダー
ジェイク・ウィアリー
ベラ・バルダー

監督
エマ・ウェステンバーグ

原題  Bleeding Love

102分

PG12

YEBISU GARDEN CINEMA2 20:00〜観客4人/93席







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