続・とりあえずの映画鑑賞メモ

「異人たち」(2023英/ウォルト・ディズニー・ジャパン)

《日本を代表する名脚本家・山田太一の長編小説「異人たちとの夏」を、「荒野にて」「さざなみ」のアンドリュー・ヘイ監督が映画化。1988年に日本でも映画化された喪失と癒やしの物語を、現代イギリスに舞台を移してヘイ監督ならではの感性あふれる脚色と演出で描き出す。
「SHERLOCK シャーロック」のアンドリュー・スコットが主人公アダム、「aftersun アフターサン」のポール・メスカルがハリー、「リトル・ダンサー」のジェイミー・ベルと「ウーマン・トーキング 私たちの選択」のクレア・フォイがアダムの両親をそれぞれ演じた。》

元になった「異人たちとの夏」は公開当時に観たような気がするけど殆ど覚えてないので初めてのような気持ちで観れたのはよかったというか、亡くなった両親との“やり直し”の様子に切なさと安堵の不思議な感情が生まれてからの、あのラストに胸がいっぱいになってしまった。

後半、少しホラーな感じでゾクっとしたけど、元々がこの世とあの世の交流の話だからそういう要素はあって納得というか、クイアとゲイの違いとかLGBTに特化した話になっているのも興味深いものがあった。

アンドリュー・ヘイ監督作品といえば2016年の4月にシネスイッチ銀座で観た「さざなみ」が思い出されるけど、あの作品も説明でなく映像が語る作品で、60年代の音楽のつけ方もよかったけど、今回も80年代の音楽を中心に、タイトルは知らなくても歌詞を目で追っていると作品の解説になっているような楽曲の数々だったのも印象的だった。


☆あらすじ☆
12歳の時に交通事故で両親を亡くし、孤独な人生を歩んできた40歳の脚本家アダム。ロンドンのタワーマンションに住む彼は、両親の思い出をもとにした脚本の執筆に取り組んでいる。ある日、幼少期を過ごした郊外の家を訪れると、そこには30年前に他界した父と母が当時のままの姿で暮らしていた。それ以来、アダムは足しげく実家に通っては両親のもとで安らぎの時を過ごし、心が解きほぐされていく。その一方で、彼は同じマンションの住人である謎めいた青年ハリーと恋に落ちるが……。
※映画.comより

キャスト
アンドリュー・スコット
アダム
ポール・メスカル
ジェイミー・ベル
クレア・フォイ

監督
アンドリュー・ヘイ

作品データ
原題  All of Us Strangers

105分

R15+

T・ジョイPRINCE品川6 20:00〜観客15人程/210席







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