《「レオン」のリュック・ベッソンが実際の事件に着想を得て監督・脚本を手がけたバイオレンスアクション。「アンチヴァイラル」「ゲット・アウト」のケイレブ・ランドリー・ジョーンズが主演を務め、圧倒的な存在感でドッグマンを演じきった。共演は「フレッシュ」のジョージョー・T・ギッブス、「ザ・ベイ」のクリストファー・デナム。2023年・第80回ベネチア国際映画祭コンペティション部門出品。》
これは公開を楽しみにしていたけど、期待以上の面白さで犬好きさん必見！
これは公開を楽しみにしていたけど、期待以上の面白さで犬好きさん必見！
って、かなりエグいところもあるので観客選びそうだけど、冒頭からメモしたくなるような台詞の連続で、とにかく犬たちの活躍が素晴らしいワン、ジャックラッセルテリアにボーダーテリア、オーストラリアン・ラブラドゥードルフなど様々な犬種のワンちゃんたちも見どころ。
父と兄の無慈悲な仕打ちで犬小屋に閉じ込められた主人公ダグラスを演じたケイレブ・ランドリー・ジョーンズの繊細な演技も見どころ。
自分自身を表現することに目覚めた養護施設での淡い恋やドラァグクイーンになって妖艶な姿で舞台に立つ姿、犬たちと強い絆で結ばれて一緒に暮らす様子など、一見過激なんだけど、愛を求めて彷徨う孤独な魂が感じられて、寄り添うような気持ちで観ることができた。
映画に犬が登場するとだいたいは死んでしまうのでハラハラしたけどそこは大丈夫、というか犬が撃たれそうになるとやめて！と叫びそうになるのに人間が撃たれそうになると、もっとやれ！と思う自分が怖い(^^;
犬たちのその後が気になるラストはもうひと工夫して欲しかったけど、ちょっと『エレファント・マン」にも似た救いを感じることができた、ジャズやシャンソンなどの選曲も絶妙でサントラが欲しいかも！
☆あらすじ☆
ある夜、1台のトラックが警察に止められる。運転席には負傷した女装男性がおり、荷台には十数匹の犬が乗せられていた。「ドッグマン」と呼ばれるその男は、自らの半生について語り始める。犬小屋に入れられ、暴力を浴びて育った少年時代。犬たちの存在に救われながら成長していく中で恋を経験し、世間になじもうとするも、人に裏切られて深く傷ついていく。犬たちの愛に何度も助けられてきた彼は、生きていくために犬たちとともに犯罪に手を染めるが、「死刑執行人」と呼ばれるギャングに目をつけられてしまう。
※映画.comより
キャスト
ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ
ジョージョー・T・ギッブス
クリストファー・デナム
クレーメンス・シック
ジョン・チャールズ・アギュラー
グレース・パルマ
イリス・ブリー
マリサ・ベレンソン
リンカーン・パウエル
アレクサンダー・セッティネリ
監督
リュック・ベッソン
原題 Dogman
114分
PG12
T・ジョイPRINCE品川1 20:05〜観客10人程/119席
