続・とりあえずの映画鑑賞メモ

「バカ塗りの娘」(2023/ハピネットファントム・スタジオ)

《青森の伝統工芸・津軽塗を題材に、不器用な女性が津軽塗職人の父との暮らしの中で自身の進む道を見いだしていく姿を、堀田真由主演で描いた人間ドラマ。堀田が主人公の美也子役を務め、小林薫が寡黙な父を演じる。高森美由紀の小説「ジャパン・ディグニティ」を原作に、「まく子」の鶴岡慧子が監督を務めた。タイトルの「バカ塗り」とは、「バカに塗って、バカに手間暇かけて、バカに丈夫」と言われるほど塗っては研ぐ工程を繰り返す津軽塗を指す言葉。》

なんと、キスマイの宮田俊哉くんが出てるとわかってびっくり、堀田真由ちゃん演じる主人公美也子の兄薬が坂東龍汰くんなんだけど、その彼氏役だなんて、柔らかな物腰で嫌味がなくてよかった、頑張ったね宮っち!

って、それはともかく、“バカ塗り”と言われる津軽漆工芸の職人を父に持つ娘の複雑な思いを堀田真由ちゃんが好演。

兄の坂東龍太くんと宮っちも良かったけど、自分の周りにもひとりはいて欲しいと思うような面倒見のいいおばさんを演じた木野花さんが方言も見事で一人勝ち!

頑固で口数も少なく誤解されやすそうな不器用な父親を演じた小林薫さんもいい味わいでバラバラになりかけた家族の再生の物語として面白かった、やっぱり食べ物がいろいろ出てくる映画に外れなしかも。

この作品より先にシネスイッチ銀座で上映している「高野豆腐店の春」も気になりながらも後回しにしているうちに昼の回だけになってしまって残念、また上映回を増やして欲しい。

☆あらすじ☆
青森県弘前市。青木美也子は高校卒業後もやりたいことが見つからず、家計を助けるためスーパーで働いている。何をやってもうまくいかず自分に自信を持てない彼女だったが、津軽塗職人である父の手伝いだけは夢中になれた。しかし父は業界の斜陽とともに気力を失い、いつしか家族もバラバラになっていた。貧しい暮らしと父の身勝手さに愛想を尽かして出ていった母と、家を継がず美容師になった兄。そんな家族の中で、津軽塗の道に進みたいと言い出せない美也子だったが……。
※映画.comより

キャスト
堀田真由
坂東龍汰
宮田俊哉
片岡礼子
酒向芳
松金よね子
篠井英介
鈴木正幸
ジョナゴールド
王林
木野花
坂本長利
小林薫

監督
鶴岡慧子

118分

G

シネスイッチ銀座2 18:00〜観客50人程/182席







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