沙希の日記

毎日がつまらない

どうでもいいじゃない!(3)

2010年04月16日 | 短編

短編小説

 どうでもいいじゃない! (3)

 

私が4年生になり”りこ”が小学1年生になった年だった。

妹の”りこ”が「お姉ちゃんの顔、怖いよ」と母の赤いチェックのエプロンの裾をにぎって泣きながら言った。

「一緒の部屋で寝るのイヤ、おかあちゃん イヤだイヤだ」と大粒の涙を出しながら首を振った。

お母さんは「しょうがないじゃない、子供部屋一つしかないのよ、我慢しなさい」

今まで”りこ”は両親の部屋で一緒に寝ていたが、小学校1年生になるのを機に姉妹一緒の部屋にしょうと両親が決めた事である。

”りこ”はずっと泣き続け目を真っ赤にしていた。

 

夜の7時になると決まってお父さんが帰って来る。

”りこ”は大泣きをしながらお母さんに言った事と同じ事をお父さんにも言った。

お父さんの顔が急に怖くなり、二階に上がって子供部屋にある私の教科書や、やりかけの漢字ドリルを真っ赤なランドセルに無理やり詰め込み階段から下りてきて、トイレの横にある三畳程のホコリだらけの物置に放りこんだ。

 

そして「ここが今日からお前の部屋だ!」と言った。

私は泣きながら「イヤだ!イヤだ!」とお父さんにしがみ付いたが、

お父さんは私を払いのけ「”りこ”を泣かすな!」と居間へと行ってしまった。

お母さんは何も言わずに食事の支度を始めた。

 

                            今日はここまでです~

 

 

 

昨日、仕事場のスーパーの女子トイレに行ったら

お客様のおじいちゃんが居た・・・・

どうも、おばあちゃんと一緒に孫の孫のオムツ替えをする為に女子トイレに入って来たみたいだ。。

でも、男が女子トイレに入って来たらダメでしょう!!

 

それと、サッカー(スーパーで食品を詰める台」に足を乗せて靴紐を結ぶおじさん。

マジ、変な客が多いね・・・

マナーを守りましょう!!!


どうでもいいじゃない! (2)

2010年04月07日 | 短編

短編小説

 どうでもいいじゃない! (2)    

 

”物心が付く”ってよく聞くけど何歳ぐらいだろうか?

私の思う”物心が付く”歳とは小学1年生ぐらいだと思う

その”物心が付く”歳に私はお母さんに聞いてみたことがある

あの頃は母の事を「おかあちゃん」と呼んでいた。

夕方の忙しい時間だったような・・・

「おかあちゃん、何で私の顔に変な物が付いているん? なぁーこれっていつ取れるん?」

今思えばお母さんは不意に言われて相当困ったと思う。

何も言わないお母さんに私は「なぁーなぁーいつ取れるん?」

お母さんの顔を見上げて言った。

お母さんは顔を赤くして「もう治らないのよ、一生取れないって病院の先生が言ったのよ  もうええやろ!おかあちゃん忙しいんだから」

私は何だか、お母さんに捨てられたような、寂しい気持ちになった。

それにこの妙な気持ち悪い物が顔から一生取れない事に子供ながら生きて行く希望がなくなった気がする。

それよりもお母さんが三つ年下の妹”りこ”に絵本を読んであげていたのに凄く腹が立った。

膝の上に”りこ”を座らせて楽しそうに読んでいた。

忙しいって言ったじゃない!

私は泣きながら二階にある自分の部屋へと駆け込んで、涙で滲んで見えない絵本を一人で読んだ。

 

 

                               今日はここまでです~   

 

 

                 

ここからぼやきです!!

マジやる気ないし!!

昼の2時から仕事・・・

行きたくない・・・

今月、上司のローテーション作成ミスで10日連続出勤ってのがある・・・

バカ野郎!!なめてんのか!!

でも、仕事の時間減らしたら楽です~

PCする時間も出来たしね。

 さってと昼ごはん食べて

・イッテキマース"8-( *~▽~)カタカタカタ--..


どうでもいいじゃない! (1)

2010年04月05日 | 短編

 短編小説

「どうでもいいじゃない! 」

 

 

めざまし時計って嫌い。

せっかく楽しい夢を見ていたのに・・・どんな夢かって?

ん・・ 忘れちゃった

でも楽しい夢だったのは確か

きっと夢の中では私、みんなの憧れの的だったかもしれない

それなのにいきなり鳴り出し、私を現実へと戻すんだからズルイ

目覚まし時計が鳴り出すと同時ぐらいにお母さんの声がした

「みゆき早く起きなさい,会社に遅れるわよ」

 

 眠い目をこすりながら2階から降りてきてトイレに行って

洗面台で顔を洗う、でも鏡に映る自分の顔は見ないようにしてる。

 

女の人だったら誰だって肌の調子とか髪の毛が跳ねていないとか

それでちょっとでも変だともう大変だ

朝ご飯も食べずに、あ~でもない、こ~でもなと

出勤時間ギリギリまで自分との戦いだ。

でも、私は毎朝自分と戦わなくていい

自分の顔を見ないのだから、見たくないから

でも、顔を洗う時に手にあたる盛りあがった皮膚が手の平にあたる

もう何十年も同じだ、自分で顔を洗うようになってから

これまでに数えきれな回数、手の平にあたってきただろうか。

 

                              今日はここまでです~


パイレーツ観ました。

2007年06月02日 | 短編







↑ テンプレートに貼れませんが・・・ ヽ(~~~ )ノ ハテ?




昨日、旦那の夕食の準備をしてから子供と映画観に行きました。
車で15分で行けるので気軽に行けます。
公開は5月25日だったのですが、正規の値段で観たくなかったので
この日を待ってました~

さあ 何の映画でしょう??ってタイトルに書いてるし (・ε・*)クスッ
【パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド】

http://www.disney.co.jp/pirates/


面白かったです~~~~~~
ジョニー・デップ 面白い!
オーリー 素敵  (o・ ・o) ポッ

1、2作を観ていないとちょい解りにくいかも知れませんが。

パイレーツ・オブ・カリビアン 10の謎があるのですが
10の疑問が解けました。


気になる ターナーとエリザベスの恋は・・・
巨大イカ??に飲み込まれたスパロウは・・・
預言者のダルマって・・・


楽しかった映画も隣のおばさん連れのせいで台無しです。
どうしてかって
幸水臭い!!!!!!!!!
おしゃべりう( ̄○ ̄)る( ̄◇ ̄)さ( ̄0 ̄)い( ̄△ ̄)ね( ̄△ ̄)ん
本当に席替えようと思ったが満席だったので替えれなかった・・・

今から【パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド】観る方
エンドロール終わった後に、まだありますから席を立たないでね。


映画終わってから子供に「お父さんと映画観に来た事あったっけ?」って聞いてみたら、一回も無いって、やっぱり、私も無いw


       

             



         
        無くした者(10)



子供がどこの保育所、幼稚園。小学校行っていたかも知らない
私は家族より友達を選んだ その方が楽しいと思った楽だと思ったからだ
だが 今は空しい気持ちでいっぱいだ
さっき子供が行った「自分の胸に聞いてみたら」の意味が分かった
今までの自分がやってきた事

子供が小さい時 上手に玩具が組み立てららないのを見て腹が立ち
よくへし折ったり壁にぶつけて壊したり
学校で作った工作を敷居にぶつけたり
未だに残っている 傷跡が家のあっちこっちに

妻が育てていた花を足で踏みつぶした事もある
妻と子供に何時も こう言っていた「親子揃って役立たずだな!」
妻も子供もただ黙っていた
そんな二人にまた腹を立て また物を投げていた

私は自分の感情を抑えられない
それを妻と子供にぶつけていた
私が暴れだすと二人は何所かに出かけてしまう
私を置いていってしまう
それがまた許せなかった

私は病気なんだろうか
自分の感情をコントロールできないだ
もう治せないのだろうか
妻も子供も離れていく
私を置いて行ってしまった


無くした者があまりに大きく
私は放心状態になった
妻の部屋で 今はもう居ない
妻の匂いをかぎながら
これからどうしたらいいんだ・・・



                    つづく







       





早すぎす死 

2007年06月01日 | 短編

 

知り合いとまではいかないけれど、そこの息子さんが亡くなりました。

詳しい事は知りませんが、去年から入院していて癌だったそうです。

高校卒業して一年と少ししか経っていない、19歳のお子さんです。

親御さんの気持ちを考えるといたたまれません。

 

考えたくありませんが、もし自分の子供がそうなったら

きっと私は気が狂ってしまうでしょ。

後を追うかもしれません。

子供の居ない人生なんて無きに等しいから。

自分の命より大事な宝物だから。

 

 

 

                  

 

 

 

         無くした者 (9)

 

実家から帰って来てからの写真
どんどん成長していく我が子
保育所でお遊戯している
プールで泣きべそをかいている
ジャングルジムのてっぺんに登り得意顔してる

幼稚園の写真 運動会のようだ
妻が子供を負ぶって走っている 親子競技みたいだな
でも よく見てみると 妻以外全て男の人だ
アルバムの中に運送会のプログラムも貼ってあったので
種目を見てみると
” おとうさんといっしょ ”と書かれた種目があった
私が行かなかったので妻が代わりに
他のお父さんに混じって走ったのか
見ている人はどう思っただろうか
子供はどう思っただろうか
妻はどんな気持ちだっただろうか

子供がキャッチボールしている写真 相手は妻だった
近所の人にでも撮ってもらったのだろう
楽しそうな二人だ
私は一度も子供とキャッチボールした事が無い
サッカーも バトミントンも 何も無い
一緒に遊んだ事が無いのだから

小学校の運動会かけっこで一等賞を取った写真
組み立て体操のピラミッド 背の低いうちの子は
一番上で立っている 足が震えているみたいだ

中学校の入学式制服姿 急に大人になったようだ
卓球の試合の写真 部活は卓球部だたのか・・
修学旅行の写真 九州に行ったのか
私も九州に行ったよ 今も昔も行くところは同じだな

高校は何所のあるか知っているよ
私と同じ高校だったからな
弓道部に入ってた事も
子供の唯一知っている時代だ

大学生の入学式 まだ幼い顔にスーツはまだまだ似合わないな

入学式 卒業式 成長していく我が子の写真 初めて見た
大人になったな

5冊のアルバムを見終えて
私は自分の愚かに笑った
私の写真が一枚も無い
いや親子3人で写っている写真が一枚も無い
私が撮った写真も一枚も無い

 

                             つづく