- お市の方役として手を振る鹿沼さん(福井市内で)
ふくい春まつりのメインイベント「越前時代行列」が18日、福井市中心部で行われた。30回目の今年は柴田勝家を俳優つるの剛士さん、勝家の妻・お市の方は同市出身のモデル鹿沼憂妃さんが務めたほか、「5万回斬られた男」の異名を持つ時代劇俳優の福本清三さんも招かれ、激しい殺陣を披露した。
行列に先立ち、県庁前で出陣セレモニーが開かれた。途中、福本さんら3人の〈刺客〉が現れ、つるのさんらを襲撃。最後は福本さんとつるのさんの一騎打ちになり、けさがけに切られた福本さんは、体を豪快に反らせながら倒れ込んだ。
その後、つるのさんと鹿沼さんは行列の「出立」を宣言。武将の新田義貞や朝倉義景ら、福井にゆかりのある歴史上の人物にふんした市民ら約600人が、勇壮な鎧(よろい)や、あでやかな着物などを身にまとい、福井城跡から西武福井店前、九十九橋、足羽川河川敷へと至る約1・5キロのコースを練り歩いた。
この日は好天に恵まれたことから、大勢の市民や観光客らが集まった。山車に乗った鹿沼さんや、白馬にまたがったつるのさんが通りかかると、沿道を埋めた人々は歓声を上げながらつるのさんらに手を振ったり、写真を撮ったりしていた。
家族3人で訪れていた鯖江市宮前、幼稚園児安松秀虎ちゃん(5)は「金色のよろいがかっこよかった。色々な格好をした人がいて楽しかった」と話していた。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます