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~俺、なんか変な病気らしいんだよ。ウケる。~

笹本生活(2)

2007年01月31日 | カラダ
チクショウ・・・。

今日は腕が上がらねぇ。

チクショウ・・・。

チクショウ、チクショウ、、、

チクSHOW TIME!!!!!(謎


さぁて、前回の「笹本生活」の続きを書こうかと思います。

前回は朝起きてから家を出るまでを書きましたね。

今回は会社での1日を書いてみます。



今の会社は家から車で15分。

死ぬ気で急げば12分。

気を抜くと18分。


まぁ、、いいか。


今のところ車の運転は問題ない。

”窓から首を出して後ろを見る”ってのがやりにくいか。
身体が硬いからね。上半身をあまり捻ることができない。

でも、バックをする時はミラーを見るだけで大丈夫。

そこはセンスで。


会社に到着。


勤め始めの頃に指定された駐車場は会社の玄関から歩いて5分。

地味に距離が長く、歩くのがキツイ。

まぁ、3年前は全然平気だったけどね。

最近はキツイ。


その結果・・・

半年ほど前からは内緒で社員の駐車場に停めている(内緒だけど・・・


まぁ、、バレたところで「歩けないんだもん♪」って言えば大丈夫。


・・・たぶん。


社員の駐車場だと、玄関まで歩いて10秒☆


近い。近過ぎる!!!


ファンタスティック!


野菜スティック!!!


・・・(謎



んでんで、、、玄関が最難関なのさ。

5段の階段があるのだ。

手すりは腰より少し高い位置にあって、すごく細い。



左手でカバンを持っているので、
右手で手すりを掴んで一歩ずつ上がっている。

このとき、必ず左足から上がっているんだけど、
たぶん、手すりとは反対の足から上がったほうが楽だと思う。

バランスの問題というか、力が入れやすいハズ。
文字で説明するのは難しいけどね・・。

俺の場合、左足の方が筋肉が残っているからかもね。


ここで健康な人が一番わかりにくいのが手すりの使い方だと思う。

俺の場合、太腿の筋肉がほぼ全滅なので、
”足の力で上る”という感覚ではないのです。

”腕の力で上る”というのが一番しっくりくる。

手すりの握り方も、自分の身体の横を握るわけじゃなくて、
自分ができる限りで一番遠くを握る。

そして、手すりを”ひっぱる”感じで、身体を上に持ち上げる。

その勢いと、ふくらはぎの筋肉を使って上る。


前にも書きましたが、会社以外では一緒にいる人に1段上に上ってもらい、
その肩をつかみながら、これまた”ひっぱる”感じで上っていく。

これはすご~く楽。

手すりが無いトコロを上るために開発した技で、
時間はかかるけれど、けっこう使える。


まぁね、ウチの会社の裏には搬入トラック用のスロープがあるんだけどね、
駐車場から遠いからさぁ。。。

まだ階段を上れるからいいか。って感じで。。。


そして玄関を入って下駄箱か。

”靴を脱いで下駄箱に入れる”という動作さえ、
俺からしたら一仕事なんですねぇ。

だって、脱いだ靴を拾えないんですもの。ププッ。


靴を脱ぐ場所から俺の下駄箱までは約3m。


むむぅ・・・うむむむぅ・・・。

どうしよう。どうしよう。OH!パッキャマラドパッキャマラド♪


・・・閃いたっ!!!!!


よっ!さすがっ!!平成の一休さん!!!(謎



・・・just トンチ。



と、どんなテが閃いたのかといえば、、、

「靴のまま下駄箱へ歩いていく」



・・・just トンチ。



無理だもの。


だもの。だもの。だのん。


just プチ・ダノン。


近くに使えそうなものが無いんだものっ!!!



ココは仕方ないんです。
誰にも見られないように、下駄箱まで靴のまま入っていくんです。


だから、俺が車に乗っている時点から戦いは始まっているわけで、
人がいない時を見計らって、車を降りるんです。

そこからは目と耳をフル活用。

さらにはシックスセンズでをフル活用。


玄関を入ってから、人が誰も通らないタイミングで靴を脱ぐ。

で、下駄箱にしがみ付きながら靴を拾う・・・と。

やっと会社に入れた。


ここまで来ると既に1日の2/3のパワーを使い果たしているので、
仕事なんかにパワーを費やせるわけもなく、
セックスセンスを研ぎ澄ますことだけに、ただただ時間を費やしているわけです。



嘘です。



仕事はまぁその辺によくある机と椅子を使っている。

ゴロゴロが付いている椅子だから、少しくらいの移動なら立たずにできる。

事務所だけ見たら、事務所の中も広いし机はデカイし、食堂も広いしね。
車椅子になったとしても、働けるかなぁ・・・と思えるんだけど。


トイレが問題だわな。


まぁ入り口が階段なんだから、
トイレが障害者用になっているわけもなく。。。

しかもトイレの中も玄関のような仕様になっていて、
スリッパに履き替えるのに段差があるのである。

ダメだ。

車椅子だったら、まずトイレの入り口さえ開けられない。重くて。

ますますダメだ。


今は個室でも後ろのタンクに手を付いて立てるからいいけど。


トイレはどこに行っても問題だぁね。


それ以外はウチの会社はイイんだよなぁ。
働く環境としてはね。

働いている人も、俺が病気だってのをわかっているからねぇ。。。

一部はわかったような、わからないような、、、って感じだけど。


机から立つときは机に手を付けば簡単に立てるから大丈夫で、
机の周りは大体”笹本仕様”になっているから、超快適なのよ。ムフッ。


話が前戯・・・じゃなくて前後してるなぁ。

まぁ仕方ないか。


帰りの玄関は下りだから問題ない。

手すりに掴まりながら1段ずつ下りる。


どうなの。。。これ?


長すぎでしょ?


もう終わるね。


えっと。

次回の笹本生活のテーマは、、、「風呂」にしようかな。

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7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
15年前の私と同じ (ロッキー)
2007-01-31 17:31:01
笹本さん、15年前の私が勤めていた会社環境と身体環境が良く似てますね。

駐車場は人事の人に掛け合って障害者を理由に玄関に近いところにしてもらいました。

玄関の階段が苦労しました。手摺はなく角を使って右、左という感じでカバンの分銅を使って5段昇りました。

食堂利用は止めて弁当を持って行きました。たまにカレーライスを食べました。(運ぶ量が少ないので)

トイレの扉が重くて辛かったですね。

笹本さん、企業が障害者を雇用することによって助成金が貰えているのはご存知ですか?
その助成金で働く人の環境を整備するんですが、中小企業の場合、そのまま企業の収益にしている可能性がありますね。

この日記を見て、若かりし頃苦労して通勤していた自分を思い出しました。
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超よくわかる。 (奈緒)
2007-01-31 21:34:05
うちの会社はバリアフリーだけど駐車場から部屋までが約5分。その間に荷物をロッカーに入れるんだけど、ついたらばてる・・ ロッカーは置きやすい位置にしてもらったよ。
社内の移動は車椅子だけどねぇ。車椅子をずっと使うようになったらどうやって会社まで行くかも問題だし。(また車買わなきゃダメかな・・)

飲み屋に行ったときはほかの人に靴を入れてもらっちゃってる。まるで女王様?!
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はじめまして。 (ヨウ)
2007-01-31 23:18:15
はじめまして。随分前から閲覧してました。
学ぶことが多いです。
ヨウと申します。
筋ジスのベッカー型、23歳です。
大学卒業後、某新聞社で編集記者として働いてます。

働く障害者にとって職場のハード面やソフト面での整備は、
重要なポイントですね。

この度、僕もそういった日常を発信し、また同じような
症状を持っておられる方々と交流を持ちたいと思い、
ブログを始めました。

よければ遊びにきてください。
またお邪魔します。


これからもよろしくお願いします。

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電柱|・ω・`)ノ ヤァ (ナナ)
2007-02-01 23:01:57
結構ハードなんだね・・・。
私も仕事してた時は大変だったなぁ・・・。
どちらかというと精神面で!
だって病気を隠して働いていたんだもの。
去年まで病院で働いていたんだけど、朝一は口が硬直して上手く喋れないし、手は硬直して上手く動かせないし・・・(・ω・`)ハァ・・・
それを何とかごまかしながら隠しながらは精神的にキツかった(´;ェ;`)ウゥ・・・
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Unknown (れんげ)
2007-02-02 17:37:16
就職活動の時期には まだ病名も分からず、かと言って普通に皆と同じ行動は出来ず、結構歩くのも大変で・・・

結局 リクルートスーツ&ハイヒールなんて とても無理・・・と言う事で 就職活動なしで知り合いの会社に就職しました。

あの頃に病名がわかっていたら、違った生活を送っていたかしら・・・ 
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むむー (みぃ改めちぃ)
2007-02-03 07:42:19
笹本さん おひさしぶりです^^

こういった日常をおくってるのですね。
同じ筋ジスでも負担になること、工夫しなきゃ
ならないことなどなど、ちがうものだなぁと
つくづく思いました。
駐車場の件は近くに止めてもよいように改善
してもらうというのは、特別扱いのようで
今ひとつ申請しにくいですかねぇ^^;
ワタシは言えなかったです^^;
同僚が気を使って一番近いところを空けてくれてたり
したけれど、知らない社員からブーイングが出て
それっきりやめました。

ここ何ヶ月かで階段を降りるのがかなり大変に
なったんですけど、それよりスロープがダメですw
スキーはいて歩くときみたいに坂を横向きに昇降
するかんじというか・・・
主治医によると仕方ないらしいんですけどねw

健常だったら当たり前の事もひとつずつ工夫して
生活すること自体が身体にも気持ちにも負担に
なったりすることと思います。
寒くなってよけい動きにくい昨今です。
どうぞお怪我ないように過ごしてくださいね^^


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コメントありがとうございます。 (笹本)
2007-02-03 17:15:05
>ロッキーさん

助成金を貰えているのは知っています。
知っていますけど・・・。

「経費削減」と連発している上層部を見ていると、
とても「環境を整備してくれ」などと言えないというか・・・。

そういうのをハッキリ言えちゃう性格だと楽だとおもうんですけどねw


>奈緒さん

着いたらバテるよねぇ。

俺も飲み屋とか、座敷に上がるときは一緒にいる人に靴を頼んじゃってるなぁ。
今までは「申し訳ない」っていう気持ちがかなりあったんだけどね、
最近は「ありがとう」っていう言葉がストレートに出せるようになってきたよ。


>ヨウさん

はじめまして。
私もみなさんから学ぶことが多いです。

ここには人生経験だけではなく、病気と闘っている時間が私より長い方がたくさんいますから。

是非ブログのほうにお邪魔させていただきます。

こちらこそよろしくお願いします。


>ナナさん

隠して通れるなら隠しておきたいよね。そりゃ。
俺はもう隠せるレベルじゃないからねぇ・・・。

俺もたまに舌が回らない日があったりする。
最近は腕が上がらないし・・・。

まぁ、、、仕方ないわな。


>れんげさん

私が就職活動している時はギリギリ立ったり座ったりができるレベルでした。
面接で椅子から立つ時なんか、やたらドキドキしたのを覚えています。

病名がわかっていたら、、、違うでしょうか?

まぁ採用する側も病名がわかっているのとわからないのとでは違いますかね。

でも、働けるだけで幸せってことで。ね。 



>ちぃさん

お久しぶりです。
復活ですか!?

社員からブーイングかぁ・・・。
それはキツイ。
俺、泣いちゃう。


そう。中途半端なスロープだったら、
段差のあまりない階段のほうがマシ。

横向きでの昇降が楽だというのはわかります。
俺も一人の時は横向きで頑張ったりしますよ。

ちぃさんも、怪我や病気など気をつけてくださいね。
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