子の気持ち２

この前の日記を書いてからも考えた。
みなさんのコメントを読んで考えた。

そう。

確かに”家族なんだから何でも言えたほうがいい”とは思う。
本当にそういうふうに思っている。

だけど、それは家族全員がそう思っていてはじめて成り立つわけで、
誰か1人でも思っていなかったら成り立たない。

俺も最初は”言ってスッキリしたい派”でした。
特に家族には。

ただね、、、
「将来は家族が面倒をみなきゃならない」
「弟の彼女にも理解がないと困るなぁ」
などなど。。。

って言われ続けている自分としては、
「病気だから～なんちゃらかんちゃら」
っていう話を自分からすることが既に苦痛なわけで、、、

さりげない一言でどれだけ傷ついているのか、、、表現に迷うくらいです。

病気の症状が出始めた頃・・・
父に言ったんです。

「もう走れない」って。

すると、、、
「運動不足だろ。走れないワケがない。」
って言われました。


あぁ。。。そう思うんだ。。。

自分の息子が病気だと信じたくなかったからこその言葉だったのかもしれないけれど、
俺にとっては衝撃だった。

その後も話の流れで病気の悩みを話すと、、、
「現実に病気なんだから頑張るしかないだろ」
みたいに返されたんです。

”頑張るしかない”

そうだよ。頑張るしかないんだよ。
わかってんだよ。そんなこと。

そういうことじゃないんだ・・・。

俺だって何にも考えていなくていつも笑っているわけじゃなくて、
弱いときもあるから、そのときは支えてくれ・・ってサインを出してるんだ。

それなのに気づかない。
いや、気づこうとしない。

そんなことを繰り返しているうちに、自分からは言えない状況になってしまったんです。
もしかしたら相手は何とも思っていないかもしれません。
確かに面倒を見られなきゃならないかもしれないからね。
ゴチャゴチャ言い返しはしないけどさ、、、動けなくなった時、面倒見てくれないと困るし。

ウチのことをあまり悪く書きたくないんでココまでにしますけど、、、


理想は何でも話せる家族。

でも、今俺には話せない。

これからも話せる気がしない。

これだけは確か。


でもね、家族に言えないからって、誰にも言えないわけじゃない。


武田と彼女。

この二人には病気のことは何でも話せる。
病気の悩みを「言え」って言われてるからねｗ
それでリアクションはマジだから。
一緒に悩んでくれるから。
そうしてくれるだけで、”俺は一人じゃない”って感じられる。

親に病気の話をできないことも知っているし、
俺が今何をできて、何ができないのかを親よりも知っていると思う。

毎日一緒にいるのに、家族の心は離れているのかもしれない。
いや、家族っていうか、、、俺の心だけかな・・・。
病気の悩みを「言って」とは言ってくれる。
ただ、「頑張るしかないだろ」って言われるのが怖い。
アレは本当に孤独を感じる。


・・・俺が弱いのかもしれないけれど・・・。


家族構成・環境にもよって違うとは思います。
もちろんうまく話し合っている家族もいるでしょう。

ただ、俺は今そういう状況ではないので、
この前の日記みたいな書き方になりました。

家族は大切。それは間違いない。
でも、いつも一緒にいるからこそ、距離感が大切だと思う。
近いだけでは甘えてしまうし、遠すぎると孤独を感じる。


難しいね。


みんながコメントしてくれることで、
「あぁ。そういう考え方もあるんだ」
って思えることもありますから、、、


なんとかこの頑固少年を素直な少年にしてください。