★夫婦珍道徒然日記★

2ヶ月の準備期間で日本を脱出し、漂着した楽園ニュージーランド。その後の人生を語ります。

ブラック・ウォーター・ラフティング 第3章

2006-01-18 09:59:29 | 旅日記


12月あれほど寒かった神戸も、一息ついて穏やかな気温が続いています。ニュージーランドの冬の気温とちょうど同じくらいでしょうか。

肌で感じます。

さて、今日は前回の話の続きです。

そして、いよいよツアーが開始。みんなまず、ウェット・スーツに着替えます。サイズが小さい私のものは、ちょっと探しにくい。頭にヘルメットとライトを装着し準備は万端。

山道を参加者全員で10分ほど歩きます。そして、スタート地点に到着。ツアーの隊長がこう叫びました。

「What scares you most?」

各人が応えます。嫁さんは

「ゴキブリ!」

と大きい声で答えていました。一番最後に私がこたえました。

「My Mom!」

よくわかりませんが、うけたようでした。全員がドッと笑います。

すかさず隊長が、

「I agree. Me too」

で、再び大爆笑。気分は陽気にツアー開始となりました。

まず梯子をつたい、せまい岩穴の間を縫って、30メーターほど下の川まで降りて行きました。気分はインディアナ・ジョーンズさながら。



川にたどり着き、細い洞窟を寝そべりながら進みます。中には、人がやっと通れるだけのスペースしかないところも随所に登場します。

知り合いのCarlは、体重100キロはあろうかと思われるほどの大男。通るのが必死。途中うめき声が聞こえます。まさに無我夢中。

私のような痩せている人間でさえ、必死でしたから・・・・さぞかし大変だったことだと想像します。

途中、洞穴の中で、岩の上から小さな川へ飛び込んだり、休憩のときお茶を飲んだりしながら、洞穴の中の神秘を堪能。

確かに閉所恐怖症にはつらい。友人がいったことの意味が、ようやくわかりました。

この私も、恐怖感がよぎりました。今ここで地震がおきたらどうするんだろう?即刻圧死です。。。

「あ~、コワい

探検すること約2時間。とうとう見せ場がやってきました。真っ暗な洞窟の中で、川に浮いたタイヤのチューブが一列に浮いて並んでいました。そのチューブの穴のなかに、尻を入れるようにして座ります。前に人が、後ろの人の両脚を抱えるようにし、全員が一列になったところで、洞窟の天井を見上げながら、ゆっくり、ゆっくりと前に進んでいきます。

時間が一瞬とまったかのような気がしました。


天井には無数の「ツチボタル」がクリスマスツリーのように輝いているではありませんか。


この世のものとは思えぬ感動でした。しばし、その感動に酔いしれ、自然美を堪能。

洞窟からでると、ドッと疲れがでたのでしょう。ヒョロヒョロの千鳥足状態でナカナカ服が着替えられません。


その後一人でも多くこの感動を味わって欲しいと、その後学校でのカンセリングでは、英語の勉強はさておき何がともあれ、このツアーのパンフレットを見せ積極的に薦める単純な私でありました。

みなさんも是非、チャレンジしてみてください。




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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
なし (夕陽丘の総理大臣)
2006-01-18 19:32:43
私はキャニオニングという、沢くだりをしたことがあります。あれもおもしろいですね。



ここで一曲



水すましみた~いにスイスイと東京の空を渡る奴もいる~ だけどぶきっちょに肩よーせて~、、、



歯の浮くせりふで酔わせたら~石ころみたいに~心を捨てた~



青春に背中を向けて生きていけない~。



どうですか?口づさめました?

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まいりました・・・ (Re:夕陽丘の総理大臣)
2006-01-19 10:32:24
>>私はキャニオニングという、沢くだりをしたことがあります。あれもおもしろいですね。



詳しく教えて下さい。キャニオニングについて。どこで、やれるんです?



>>どうですか?口づさめました?



降参です。さすが、大臣。二番もヨロシクお願いします。



また一緒に歌える時がくればいいですねえ。



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