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木ノ脇道元 ブログ

フルート奏者木ノ脇道元

一年ぶり更新・・・

2011-01-15 14:32:26 | Weblog
皆さん遅ればせながら明けましておめでとうございます。

2010年の分と、今年の分二回分・・・

先日、仕事先で「中国行ってたんですね」といわれ、一瞬何のことか分からず混乱してしまいました。
その人はこのブログを見てくれてたのですね。
それは一昨年の事なのですよ・・・。

今年は6月3日にオペラシティで初めての自作品コンサートを計画している節目の年です。
更に7月11日にはアンサンブル・ノマド定期演奏会でノマドとコックローチイーターのコラボレーションコンサートという大きな企画もあり、なかなか忙しくなりそうです。

今度こそこまめに更新して近況お伝えしていこうと思います。

日本へ

2009-11-17 09:39:18 | Weblog

中国での全日程を終え、本日中国から帰国します。
昨日は、1日フリーで成都市内にある武候祠(三国志、蜀の武将が祀られています)に行きました。

 ケーブルを忘れて、旅の間写真を紹介できなかったのが残念ですが、帰ってからのお蔵出しをお楽しみに。

北京→四川省成都

2009-11-15 00:50:42 | Weblog
あまり頻繁に更新できないまま、北京での二回の公演を終え、本日四川省成都に移動→リハーサル→1回目のコンサートと無事に運んで、いよいよ明日最後のコンサートを残すのみとなりました。

 移動してその日にコンサートってパターンは非常に疲れるものですが、それにもかかわらず今日の演奏はみんなすごくリラックスしていて良い演奏が出来た気がします。

 今日と明日の会場、四川音楽院の聴衆たちも興味津々と言った感じで、マニアックなプログラムにもかかわらず楽しんで聴いてくれてたように感じました。


アンサンブル・ノマドはこれまでオランダ、イギリス、フランス、ベネズエラ、メキシコ、韓国、中国といろんな場所で演奏していますが同じ作品やプログラムでも場所によってぜんぜん反応の仕方が違うのがすごく興味深いです。

韓国で大喝采だった曲が中国では割と冷淡に迎えられ、ヨーロッパと南米ではまた違う、といった感じで。

明日は僕のソロの曲と、福士則夫の「ケスキスパス」が残っていて、どこまで精度を上げられるかが課題です。
ふたつとも北京でも演奏しましたが、四川の聴き手はまたちがった反応を見せてくれることでしょう。


あと楽譜係の僕は、終わった曲の譜面を片っ端から回収する作業が残っているので、帰りの荷物が恐ろしいことになりそうです・・・・・(ToT

北京三日目!!!

2009-11-13 12:47:19 | Weblog
北京のホテル、1時間前払い2元のインターネットで大急ぎの更新です!

こちら雪です!。


昨日1回目のコンサートがあり、今日から3日間連チャンでコンサート。
僕としては昨日が一番大変なプログラムだったので少しほっとしてますが・・。

主催の首都師範大学から、連日の連日のご馳走で撮りためた写真をアップできないのが残念ですが、帰国後じっくり紹介します!

これからリハーサルです。

  また!

昨日は

2009-11-08 08:27:58 | Weblog
 浜松町の小さなイタリアンレストランで、演奏がありました。

何度も共演して安心して任せられるピアニストの及川夕美さんが一緒でした。
30分という短い演奏ながら僕の自作曲で、三枝宏次さんというダンサーとの共演があったりして盛り沢山でした。

この三枝さん、ストリートダンスが基本なのですが、「カポエラ」という南米のダンスを取り入れていて、独特の面白い動きでした。

ノマド北京-四川ツアーにむけて

2009-11-02 21:23:58 | Weblog
来週からアンサンブルノマドの中国ツアーが始まります。

一週間強のあいだに、北京と四川省の成都でそれぞれ二回づつ、合計4回のコンサートを行います。
20曲近い曲を準備しなければならず、メンバーが揃わないままでのリハーサルが続いています。

ここ10年ほど、アンサンブル・ノマドは毎年必ずどこか外国に行って公演を行っています。
去年は韓国のソウルとテグ、その前はメキシコ・・と言った具合です。

そのたびに直前メンバーが揃わないままリハーサルして、渡航したあとがっつり腰据えてリハーサル・・・というパターンが定着しつつあります。

外国への演奏旅行は言うまでもなく楽しいのですが、ノマドのプログラムが以前にもましてますます多彩になってきたので、演奏するほうとしては大変なのですが、またスリリングでもあります。

去年公演では苦労して準備した福士則夫の「ケスキスパス」を、韓国の聴衆は歓声で讃えてくれました。

今年はどうなる事か・・・

中国からの報告をお楽しみに

維新派

2009-10-31 23:18:44 | Weblog
関西の老舗演劇集団「維新派」の公演を観に行きました。

「維新派」の名前は知っててずっと気になってたのですが、現在西巣鴨でやってる公演にやっと行くことが出来ました。

 「演劇」とはいえあらすじのようなものはなく、どちらかと言うと舞踏の公演のように一つのアイデアで展開する10数分のシーンがいくつか集まって、プログラムを構成しています。
全体を通じたテーマは「路地」或いは「人々の営み」と言ったところでしょうか。
「ろじ式」というタイトルはおそらくつげ義春の「ねじ式」を意識していると思われ、衣装や道具立てのイメージは昭和30~40年代風。
 そしてクラブミュージック風の音楽に乗せてラップ風にまくし立てるのは、関西弁の厳選され、緻密に構成された詩。

ひとことでいうとそんな世界でした。

1時間40分にわたる長大な詩を覚えるのも大変だなと感心し、いろんな方法論の実験があるものだなと思いました。
 
 面白かったです。

指揮者のコンクール

2009-10-29 23:42:23 | Weblog
東京オペラシティで、民音主催の国際指揮者コンクールの審査のための演奏。
 今日は二次予選で、課題曲はラヴェルのスペイン奇想曲「祭り」と、武満徹のフルートコンチェルト「Water Dreaming」

一次を勝ち抜いた参加者は、日本人2人。韓国人1人、フランス人1人、ロシア人1人。

最初にラヴェルを順番に演奏し、終わった人から、僕の楽屋に武満作品の打ち合わせに入れ替わり立ち代わりやってきます。
 僕も同じ曲のパート譜を5通準備して対応します。

人によってこんなに違うもんかなあ~、とつくづく感じるほどいろんな人がいます。

こまかく指示する人、



大雑把な指示だけで終わる人



 武満徹後期の色彩感にあふれた世界をいろんな指揮者で演奏できたのは楽しかったのですが、演奏の回数を重ねればどうしてもうまくなってくるから、最初のほうの人は不利だなー、なんて思ってしまいました。

あと指揮者のコンクールなら、オーケストラの人にも投票してもらったほうが絶対良いやろね。

かなり、客観的な評価が得られると思うけどな。

ノマド教育活動其二

2009-10-28 21:40:18 | Weblog
先週演奏しに行った、新小岩の小学校に再び出向きました。

今週は福士則夫作曲の曲を縮小したバージョンを作り、子どもたちが準備したボディパーカッションとセッションをするという内容。

 対象は先週と同じ五年生3クラス。
まず内容の濃いコンサートを至近距離で聴かせ、一週間空けてその同じ演奏家たちとコラボレーションするという、これは普通なかなか経験できない贅沢なプログラムだと思います。

学校関係の方、いかがでしょうか?

 先週も今週もノマドのディレクターの佐藤紀雄さんが進行を担当していました。

普段の活動や会話の中で、佐藤さんが考えているノマドの音楽的なスタンスや方向性は理解しているつもりでしたが、子供向けの、しかもある意味では非常に真摯なプログラムを作って進行していく姿を見ると改めて、佐藤さんが同世代の聴衆、特に子どもたちのような「普通の聴き手」を視野に入れての演奏活動をイメージしていることが分かります。

 普段やっている現代音楽のプログラムにしても、「研究発表」的なコンサートとは一線を画そうとしていることは、先日のリュック・フェラーリ特集からもうかがい知れます。


 NHKの番組で「ようこそ先輩」という、ブレークスルーな仕事をしてる人が母校の小学校に出向き自分の専門分野に関する授業をするという番組がありますが、それを見ていると、自分の手の内を隠さずに明かしていかないと、子どもとは真摯に向き合えないという事が良く分かります。

 今回のノマドの小学生向けプログラムも同じことが言えるでしょう。


 明日は、指揮者コンクールで武満徹の「Water Dreaming」というフルートコンチェルトを一日に5回演奏します。(ToT