B801

山・旅・音・その他

2013年6月 戸来岳(大駒ケ岳~三ツ岳~大文字山)~十和利山 縦走

2013-07-06 | 登山、旅行、温泉など
2013年6月30日 戸来岳(大駒ケ岳~三ツ岳~大文字山)~十和利山 に行って来ました。

今回も同じ会社のKさんが同行しました。
戸来岳は青森県の十和田湖の少し南にあります。
戸来岳という峰はなく大駒ケ岳~三ツ岳~大文字山の3つの峰の総称を戸来岳とい呼んでいるみたいです。
戸来岳の主峰は三ツ岳で標高は1159mです。

戸来岳についてはこちらを参照してください。

今回は平子沢登山口~大駒ケ岳~三ツ岳~大文字山~アグリ峠~十和利山~迷ヶ平キャンプ場というプチ縦走コースです。
工程は余裕をみて6時間~8時間位を見積もりました。※整備された登山道なら6時間以内くらいですが、ネットの情報などにより
アグリ峠付近はどうやらササ藪が深く踏み跡もわかりづらいとのこと。。。その辺を考慮してGPSと地図などを用意して時間もすこし余裕をみることとした。


↓戸来岳の位置はこのあたりです。



↓今回のルート
(平子沢登山口からスタートして大駒ケ岳山頂を経て三ツ岳山頂、そこから大文字山山頂を通過してアグリ峠~十和利山頂~迷ヶ平キャンプ場まで)



まず迷ヶ平キャンプ場でKさんと落ち合い、わたしの車を駐車してKさんの車で平子沢登山口へ向かいました。
迷ヶ平キャンプ場から平子沢登山口は約10kmほどで車で15分ほどです。
平子沢登山口ちかくには平子沢キャンプ場があり、キャンプはできるようです。
ざっと見て約50台くらい駐車できる駐車場があるので、そこに車を停めて準備ののち平子沢登山口へ向かいます。

↓平子沢登山口ちかくの駐車場の看板


駐車場からすこし行くと平子沢登山口があります。案内板があるのですぐにわかるのでそこから登山道に入ります。
↓登山道入り口と案内板





しばらくはなだらかな整備された山道です。
15~20分ほどで水場があります。
ヨガイバ沢の岩清水と書いてある板がぶら下がっているのですぐにわかります。
なかなかおいしい水でした。

↓ヨガイバ沢の岩清水





またしばらく歩くと兎平駐車場付近の林道と合流します。
ここも登山道の案内板はありますので迷うことはないでしょう。
↓林道との合流と登山道案内板


登山道は徐々に傾斜を増しながら続きますが登山道周辺のササなどはしっかり狩り払いされているので歩きやすいです。
↓大駒ケ岳の途中の登山道(ササはしっかり狩り払いされていた)


だいぶ傾斜も増してきて高度も上がってくると日本一のダケカンバがある。
標識もあるのですぐわかります。
大きさなのか樹齢なのか何が日本一なのかはわかりません(笑
大きいことは確かですね。
↓日本一のダケカンバ





ダケカンバを過ぎるとだいぶ傾斜が増します。急登がおわってなだらかな道になり少し行くとようやく大駒ケ岳の山頂の看板に到着です。
↓急登を登りきったあたり


↓大駒ケ岳山頂




登山道入り口から大駒ケ岳山頂まではややゆっくりペースで2時間20分ほど。
大駒ケ岳山頂で15分ほど休憩した後に三ツ岳へ向かう。
↓大駒ケ岳山頂付近からみた三ツ岳


↓少しおりたところから三ツ岳をみる。大駒ケ岳山頂から200mくらい下ってまた登る。。。といったところだろうか。



↓大駒ケ岳から下りきったところから三ツ岳山頂を望む。(わりと傾斜はありそうだ)


ここから三ツ岳山頂までは距離はないのだがわりと傾斜はきつい。
途中、そこそこ急な登りで足元が土で滑りやすく這うように登るところもある。
山頂の手前には大文字山~十和利山への分岐がある。ほどなく三ツ岳山頂へついた。

↓三ツ岳山頂の看板


このあたりで最高点なので眺めはなかなかよいです。
十和田山を挟んで十和田湖がきれいに見えました。天気も雲はありましたがまずまず良く、眺望はすばらしいと思います。
↓十和田山を挟んで向こうに十和田湖を望むことができる。(右側に見える峰が十和田山らしい)


↓反対側にはさきほど通過した大駒ケ岳も見える。



三ツ岳山頂で昼の12時近かったので昼飯を食う。
水をストーブを持っていったのでラーメンを作って食べた(インスタント)
30~40分ほどたっぷりと昼休みを山頂ですごしたが、ずっと我々だけの貸切状態だった。
あまり登山者はいないみたいだ。ここまで会った登山者は2組だけだった。

標高は1159mと決して高くは無いが急登も多少ありで意外と奥深いと思った。
眺望もなかなかよく平子沢登山口から三ツ岳山頂まで約3時間ちょっと。。。天気のよい週末にはそこそこお手軽でいい感じの山です。
通常はここまでの往復ですが、今回はこの三ツ岳から大文字山~アグリ峠を経て十和利山~迷ヶ平というルートを行きます。



三ツ岳山頂から少し下ったところの分岐から大文字山~十和利山へ向かう。
↓分岐の標識がある。


↓分岐から先を見たところ。中央の先に見える峰がめざす十和利山だ。



分岐からの降りはササと草木が藪になっている。
背丈はそれほどではないので踏み跡を確認しやすい。
下りきるとササが多い。ふみ跡を見ながら進む。



しばらく藪のなかの踏み跡を行くと大文字山山頂の看板にたどり着く。
↓大文字山山頂の看板。。半分朽ち果てて標高しか文字が見えなくなっていた。
ちなみにここからの眺めは良くない。草木が多くなだらかな峰のため周りはあまり見えない。


↓大文字山頂付近から後方を見ると大駒ケ岳が見える



大文字山からまた徐々に降ってしばらく行くとアグリ峠の分岐に着く。
この辺りが三ツ岳と十和利山の中間くらいだろうか。。
道はT字路になっていて看板と目印がある。


アグリ峠から十和利山を目指す。
このあたりからヤブは濃く背丈もたかくなり、踏み跡も見づらい。
どの方向かわからなくなる箇所が何箇所もあるので要注意だ。
目印(ピンクリボン)などもわりと少ない(もしくは落ちてしまってる)ので慎重に踏み跡を見極めながら進む。
ササも密度が濃い上に踏み跡がほとんどなくなっている箇所もいくつかあり、実際我々もルートを逸脱して歩くのも困難なササヤブの中に
2度ほど入ってしまった。
地形図とGPSを用意していたので現在地の確認をしてなんとか正しいルートに復帰することができた。
どうしてもルートがみつからなかった時はGPSによるトラッキングもとっているので最悪の場合は来た道を帰ることはできる。
ここのルート(アグリ峠~十和利山)はササヤブが多く踏み跡も見づらいため、地形図、コンパス、GPSなどの準備は怠らないほうがよいでしょう。
※ここによらず登山(トレッキングも)の場合は必ず地形図やGPSはもって行くべきでしょう。

深いヤブ漕ぎと格闘しつつ斜面もだんだん急になって(踏み跡と目印を確認しつつ斜面のヤブ漕ぎを)しばらく行くと
ようやく普通に整備された登山道に合流。
↓案内板もあった。


合流からほどなく十和利山山頂に到着。
ヤブ漕ぎとルート逸脱など多少アクシデントはあったので少し時間はかかったがなんとか十和利山頂についてホっとした。

↓十和利山頂から見た十和田湖
三ツ岳から見るよりも十和田湖は近い。


↓東にはさきほど昼飯を食った三ツ岳が見える。(けっこう遠く見えた。。。というか結構距離あるのね)
意外と遠くから来たんだなーとしみじみ思った。


十和利山頂で10分ほど過ごして西周り登山道を降りる。
途中、地図には東屋があり近くに水場があると書いていたが、東屋は崩壊して屋根だけがある状態。
水場も周辺を少し探してみたがこのときは見つからなかった。
次回、水場はくわしく探してみようと思う。

十和利山あたりの地図



しばらく歩くと東周り登山道と合流。
案内標識がある。



ほどなく歩くと迷ヶ平キャンプ場に到着。
無事、戸来岳~アグリ峠~十和利山の工程を終えることができた。
ここで駐車していたわたしの車で平子沢登山口までKさんの車の場所まで移動。
平子沢登山口の駐車場で解散しました。


今回のまとめ
●平子沢登山口~三ツ岳の往復なら道も整備されて快適なトレッキングができます。(水場もあり※ヨバイガ沢の岩清水)往復6時間くらいだろうか。

●三ツ岳~アグリ峠はわりとヤブあり、踏み跡はわりとしっかりあるので多少のヤブもあるが踏み跡確認しながら行けます。

●アグリ峠~十和利山はヤブ多く、踏み跡も見つけづらい。目印と踏み跡を確認しつつ地形図やGPSの補助も借りながら慎重に進むほうがよいです。

●十和利山~迷ヶ平は普通の登山道(迷うようなところはありませんでした)

※三ツ岳~アグリ~十和利山はヤブ深いので思ったよりも時間がかかる可能性があるのでご注意を。


さて、次は夏の山とサイクリングかなー。現在計画中。

ではまた。


2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
いいですなあ (ルーア)
2013-07-06 10:15:02
また十和田に行きたくなったよ~
湧水がおいしそう。
返信する
ぜひ (Unknown)
2013-07-06 22:51:43
たまには遊びにいらしてください。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。