ラダーマンのスポーツ応援団 日記

どさんこ選手にスポット!(北海道のスポーツ情報発信)

鉄人復帰

2007年12月07日 08時29分15秒 | 情報など
 2日のプロレスリング・ノア日本武道館大会で546日ぶりにリングに復帰した“鉄人”小橋建太。
 当日の夜、テレビで復帰戦が録画中継されていたが、1年半に至るブランクは大きく動きもぎこちなかったが、腎臓がんから復帰した姿には感動すら覚えた。

 リングを離れていた間、小橋は自身を支えてくれる数多くのファンと、復帰を何も言わずに待ち続けてくれたノアの三沢光晴社長の気持ちがうれしかったという。

 また試合翌日に担当医師の診断を受け、「良好」のお墨付きをもらった小橋は、この日のノア役員会に出席後、三沢社長と2人で会談。来年のプランなどについて話し合った。
 今後の具体的な参戦予定については決まっていないようだが「腎臓を1つ取ってまだ手探りな状態だし、三沢社長は『無理はさせられない』と気を使ってくれているけれど、次に向けて身体を作ってファンの期待に応えていきたい」と次なる舞台へと闘志満々だ。

 小橋のヤル気に直に接した三沢社長も「本人は試合をやりたいという気持ちはあるようだけど、最初のうち負担がかかることはさせられない。普通の人でも旅行に行くだけで疲れるし、食事なども難しくなるからいきなり地方巡業は難しい」と、はじめは東京とその近郊の大会でのスポット参戦から、徐々に試合数を増やしていく意向を明らかにした。

 昨年6月、腎臓がんが発見された時に自分の人生を振り返ったという小橋は「プロレスラーになって、たくさんのベルトや賞をもらったけど、一番うれしかったのはファンの声援だった」と自分を支えてくれたファンに感謝し、「これからは試合をしながら、ファンのみんなとひとつになって、新しいものを見つけていくのが自分の喜びになっていくと思う」と、プロレスラー・小橋建太としての新たな目標を語った。

 試合後に集められたファンの声を見て気持ちを新たにした小橋は「オレは胸を張って腎臓が1つしかないと言える。オレの記事や試合を見て、多くの人に勇気を持ってもらえればうれしい」と、今後もファンと一心同体で前へと進み続けることを誓った。

 今年の秋で40歳になった小橋。全盛期の状態へ戻るのは難しいかも知れないが、不屈の闘志と普段の練習できっと「絶対王者」に近づいていくであろう。
 とりあえずは身体と対話しながら、徐々に戻していってもらいたいものだ。無理だけは禁物だし、ファンもそれは望んでいない。

 まずは小橋の元気な姿を見られてホッとしたのが正直なところだ。

 虹色仮面