プロ野球(パ・リーグ)が開幕して10日。
パ・リーグは戦前の予想に反して、ソフトバンクが快調に勝ちを重ねている。3月30日現在、6勝3敗で首位に立っている。ちなみにファイターズは3勝5敗で最下位。
故障で主力の多くが欠けているが、脇役が充分に穴を埋めているし、チームも結束しているのが好結果をもたらしているのだろう。
その福岡ソフトバンクホークスの主力選手で、星野ジャパンでも核弾頭として大活躍が期待されるムネリンこと川崎宗則が、ホークスの春季キャンプで恒例の「朝の声出し」の大トリとして約3分にわたるロングスピーチを行った。
このこと自体は約1か月前の話しで既に賞味期限切れなのだが、妙に頭に残っているコメント(スピーチ)だったので、是非皆様にもご紹介したいと思っていたので、ホークスが好調なこの時期にご紹介します。
まずはご一読を。
「おはようございます。9年目、内野手、川崎宗則です。
今年も王貞治船長率いる福岡ソフトバンク号に乗船させていただき、ありがとうございます。僕の仕事は1年間、船をこぎ続けることですが、これだけの広い海です。11球団の海賊船を避けては通れません。今年、アジアシリーズまで162回戦います。自主トレ・このキャンプ・これから始まるオープン戦で、僕はまず162個の爆弾をこしらえたいと思います。一戦一戦、ひとつ、僕の爆弾を敵の致命的な場所へ投げ込み、沈めます。
が、しかし、僕の爆弾が全然当たらない時もあると思います。その時はどうか、他の乗組員の皆さん、それぞれの形、それぞれの色、それぞれの大きさの爆弾を、敵に投げ込んでください。全員で投げ込めば、僕らの船に勝てる船はありません。どうぞよろしくお願いします。
1年間の長旅です。晴れの日もあれば、嵐の日もあり、霧で前が全く見えない日もあると思います。そんな時こそ、王貞治船長の舵を信じ、他の乗組員の仲間を信じ、自分を信じて、船をこぎます。
最後になりましたが、今年も1年間、応援してくれる皆さん、僕を支えてくれる皆さん、どうか僕に、いや、このソフトバンク号に、風を送ってください。その風を頼りに、帆を揚げ、全力で船をこぎ、ボロボロになっても必ず『優勝』という島に全員でたどり着くことをここに誓います。今年も1年間、覚悟を決めてやります。応援よろしくお願いします。ありがとうございました」
チームを「王船長」が舵を取る「ソフトバンク号」に例えて、全員の団結を呼び掛けた。
このキャンプでは選手会長でエースの斉藤和が故障後のリハビリで不在の中、副会長として、また次代のチームリーダーとして積極的に大きな声と背中でチームを牽引した川崎の思いが伝わってくる内容だ。
この声出しを真近で聞いた王監督も「キャンプの仕上げに相応しい感動的な場面だった」と笑顔だったようだ。
福岡ソフトバンク、または星野ジャパンにはこの「情熱」や「熱意」そして「元気印のキャラクター」が必要なのだ!
レギュラーシーズンや北京五輪で、ムネリンがとてつもなく大きな仕事をしそうな気がしてならない。
PS.我らがファイターズからもこのような若き選手の登場を期待してならない。
虹色仮面
パ・リーグは戦前の予想に反して、ソフトバンクが快調に勝ちを重ねている。3月30日現在、6勝3敗で首位に立っている。ちなみにファイターズは3勝5敗で最下位。
故障で主力の多くが欠けているが、脇役が充分に穴を埋めているし、チームも結束しているのが好結果をもたらしているのだろう。
その福岡ソフトバンクホークスの主力選手で、星野ジャパンでも核弾頭として大活躍が期待されるムネリンこと川崎宗則が、ホークスの春季キャンプで恒例の「朝の声出し」の大トリとして約3分にわたるロングスピーチを行った。
このこと自体は約1か月前の話しで既に賞味期限切れなのだが、妙に頭に残っているコメント(スピーチ)だったので、是非皆様にもご紹介したいと思っていたので、ホークスが好調なこの時期にご紹介します。
まずはご一読を。
「おはようございます。9年目、内野手、川崎宗則です。
今年も王貞治船長率いる福岡ソフトバンク号に乗船させていただき、ありがとうございます。僕の仕事は1年間、船をこぎ続けることですが、これだけの広い海です。11球団の海賊船を避けては通れません。今年、アジアシリーズまで162回戦います。自主トレ・このキャンプ・これから始まるオープン戦で、僕はまず162個の爆弾をこしらえたいと思います。一戦一戦、ひとつ、僕の爆弾を敵の致命的な場所へ投げ込み、沈めます。
が、しかし、僕の爆弾が全然当たらない時もあると思います。その時はどうか、他の乗組員の皆さん、それぞれの形、それぞれの色、それぞれの大きさの爆弾を、敵に投げ込んでください。全員で投げ込めば、僕らの船に勝てる船はありません。どうぞよろしくお願いします。
1年間の長旅です。晴れの日もあれば、嵐の日もあり、霧で前が全く見えない日もあると思います。そんな時こそ、王貞治船長の舵を信じ、他の乗組員の仲間を信じ、自分を信じて、船をこぎます。
最後になりましたが、今年も1年間、応援してくれる皆さん、僕を支えてくれる皆さん、どうか僕に、いや、このソフトバンク号に、風を送ってください。その風を頼りに、帆を揚げ、全力で船をこぎ、ボロボロになっても必ず『優勝』という島に全員でたどり着くことをここに誓います。今年も1年間、覚悟を決めてやります。応援よろしくお願いします。ありがとうございました」
チームを「王船長」が舵を取る「ソフトバンク号」に例えて、全員の団結を呼び掛けた。
このキャンプでは選手会長でエースの斉藤和が故障後のリハビリで不在の中、副会長として、また次代のチームリーダーとして積極的に大きな声と背中でチームを牽引した川崎の思いが伝わってくる内容だ。
この声出しを真近で聞いた王監督も「キャンプの仕上げに相応しい感動的な場面だった」と笑顔だったようだ。
福岡ソフトバンク、または星野ジャパンにはこの「情熱」や「熱意」そして「元気印のキャラクター」が必要なのだ!
レギュラーシーズンや北京五輪で、ムネリンがとてつもなく大きな仕事をしそうな気がしてならない。
PS.我らがファイターズからもこのような若き選手の登場を期待してならない。
虹色仮面