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SPlash!! <Sounds+Photographs>

瞳に映るもの 聴こえてくる音  感動のすべて。

近視矯正体験記 その7

2011-08-11 23:14:00 | Phakic IOL
8月9日(火)1週間検診

1週間が経過。
見え方は未だ安定せず。

■現状
  ・ピントが合うのが遅い
  ・近くが見えにくい
  ・日によって見え方が違う(今日は右のがよく見える/今日は左・・とか)
  ・光がにじむ(昼間もだけど、夜間の瞳孔開いたときがかなりキツい)
  ・白っぽくくもったカンジ
  ・ドライアイ

常に汚れたコンタクトを入れっぱなしみたいな見え方。
で、カピカピに乾くので、寝起きとか本当にコンタクト入れたまま寝ちゃった感。

上記症状を伝え、よく見てもらったが
診察結果は変わらず「様子を見ましょう」。


検診の結果、眼圧は問題なし。
視力:
 右目 1.2 (矯正視力2.0)
 左目 1.2 (矯正視力2.0弱)
 両目 1.5

ちょっと下がったけど安定するまでは特に気にしないようにしている。
矯正の余地があるものの、1.2あれば十分だし。
私生活でもテレビの字幕とか見えるようになってきた。
これでピントがすぐに合って光の滲みがなくなれば問題ないんだけど。


1週間経って、アイメイクもできるようになり、普通の生活に戻ってきた。
8/10から仕事も始まったけど今のとこ差し支えなし。
でも仕事で暗室(照度20lxとか)とか入ることもあるから心配だなぁ。


近視矯正体験記 その6

2011-08-04 22:17:00 | Phakic IOL
8月3日(水)翌日検診

寝て起きたら普通に天井が見えた。
でも保護メガネを掛けて寝ていたので、いつもの
「あ~、メガネ掛けっぱなしで寝ちゃったよ」的な感覚。
見える見える!なんて感動は一切なし。
そして見え方がなんか変。

■気付いた異変
  右:くもって白っぽいぼやけた感じ
  左:乱視が残ったようなクリアなんだけど2重とか3重に見える感じ
  その他:手足の痺れ


病院に着いたら、前日にかなりお騒がせしたため、いろんなスタッフさんから
「昨日は無事に帰れましたか?大丈夫でした?」と声を掛けられる。
恥ずかしいやら情けないやら‥


検診の結果、眼圧は正常。
視力:
 右目 0.02→1.5
 左目 0.02→1.5
 両目 0.02→1.5

え。マジで!?
そんなに見えてる気がしないんですけど‥。ぼやけてるし。
で、普段の視力検査同様、いろんなレンズを合わせて見え方を確認。
結局2.0は見えなかったので、1.5には変わりないんだけど、自分の目だけだとなんとなくしか
見えなかった1.5の段が、レンズを合わせるとクッキリ見える。
これってまだ矯正の余地があるってこと‥?MAX上がんなかったってことなのかなー。

診察で上記の異変を医師に伝える。
とりあえず、曇ったりにじんだりするのは、1週間くらい置いて様子をみましょうとのこと。
手足の痺れは眼圧を下げる薬(ダイアモックス)の副作用っぽいのでこれも様子を
見ましょう、と。

これで翌日検診は終了。



8月4日(木)翌々日検診

手術から2日目の今日も、特に大きな変化はなく。

■気付いた異変
  ・真っ直ぐ見てたら、真ん中は綺麗に見える。周りがにじんだ感じ。
   魚眼レンズで撮った写真みたいな視界。
  ・近くのピントが合いづらい(携帯とか)
  ・距離感が掴めない。階段とか。
  ・まだ右目だけくもってる。

眼圧は問題なし。視力は前日同様、両眼1.5。
上記の異変についてはやっぱり「様子を見ましょう」だった。


時間が経てば治るのかなぁー。なんか心配。
でも急に強いレンズ入れたから対応できてないだけかも。慣れたら大丈夫かな。


あと、さっき外歩いてて気付いたこと。
グレアとハロ、ハンパないです。
フェイキックはレーシックに比べ、グレアやハロの発生リスクが低いとのことでしたが、
夜外歩くの怖いくらい。
街灯・車のライト・看板、光という光が全部ギラギラしてるしブワっと広がって見える。
これも時間が経てば治るのかな‥。
運転できるようになるにはしばらく時間が必要そうだ。



---

手術の事で今日思い出した。

手術台は歯医者さんみたいな椅子状態で、座ったあと背もたれを倒してベッド状にするもの。
首の部分がかなり圧迫されて、頭への血流が悪くなる。
私は美容院でシャンプー中に意識が飛びそうになったことが何度もある。あれとおんなじ。
先に気付いて首の後ろにタオルとか入れてもらえばよかったんじゃないかな。
もう遅いけどそんな風に思った。
今になっていろいろ冷静に考える。
もう遅いけど。

もう二度とやりたくない。
再手術とか白内障とか、とにかく何もありませんように。
だんだん慣れて、問題なく見えるようになりますように。


というわけで、次は1週間後の検診。8/9に行ってきます。

近視矯正体験記 その5

2011-08-02 23:32:00 | Phakic IOL
手術前日、今までお世話になったグッズをしみじみ眺める。


コンタクトは終盤バンバン無駄遣いして、残り1セットというところまで使い切った。
ケア用品はさすがにたくさん買い置きがあるけど潔く処分。

17年間のコンタクト生活。
メガネ生活は27年を超える。


最後にコンタクトを入れた眼を撮っておく。


明日 この眼にメスが入るんだ、と。


8月2日(火)手術当日
  (ご注意)痛みの感じ方には個人差があります。
        決して恐怖心をあおるつもりはありません。
        ただ私の率直な感想は‥痛すぎました(涙)


瓶底メガネにすっぴんで、帽子を被って新宿へ。
行きのロマンスカーでメガネを外して窓の外を見る。ぼんやりした風景が流れていく。
駅からクリニックまでメガネを外して歩いてみた。
ゆっくりだけど、意外と歩ける。

-15Dの世界を脳に刻んだ。


クリニックへ到着。
まずは瞳孔を開く目薬を点す。
点眼薬のボトルには『○○様 8/2 T-ICL手術 ネオシネジン + サンドール』の記載。
10分おきに4回点眼。
そして眼圧測定。術前、問題なし。

その後、医師の診察。問題なし。散瞳もきちんとしてるらしい。
次に、先生が眼に乱視用レンズの目印になる線を描く。

‥描く!?

点眼麻酔から30秒後くらいに先生が紫色のペンを私の眼に‥

「痛い痛い痛いいたいっっっ!!!!」

思わず声が出た。あまりの痛さに涙がボタボタ落ちる。
「麻酔の効きが弱かったかもね~」と先生。
これにより一気に私の恐怖心が増す。

ちょっと分かりにくいけど、散瞳してるとこと白目部分に青い線。

                    ※待合室で撮ってる馬鹿者。

で、専用の機械で写真を撮って、印の線がきちんと入ってるか確認。
いよいよ手術室へ。

前回同様、給食着のような帽子と服を着せられ、麻酔の目薬を点される。
「あの‥さっき印描くとき効いてなくて‥」というと、多めに点してくれた。
「手術本番はもっと強い麻酔しますからねー」とのこと。

手術台に寝かされ、まずは点滴。
手術中に眼圧が上がるのを防ぐ薬だそう。
手が震えている。
「あの‥手術中に失神したらどうなりますか?」
「白目むいたら手術できないので失神しないようリラックスしてくださいね」

次に眼の洗浄。
これがとにかく痛い!眼をゴシゴシこすられる。
麻酔しててもこんなに痛いなんて。本番がどんどん心配になってきた。

手術室に先生到着。
挨拶をする。

眼の部分だけ開いた布を被せられ、「でははじめます」「よろしくおねがいします」
 
(※)看護師さんが手を握ってくれる。
  睫毛をテープで貼って開眼器(?)でまばたき出来ないように眼を開ける。
  ただ、眼球は自分の意思で動かせてしまう。これがクセモノ。
 
  麻酔の目薬。すっごいしみる。「痛い?」「痛いです」「もう少しで痛くなくなるからね」
  ‥ホントに痛くなくなってきた。
 
  「眩しい光を見ててね」これが一番辛かった。
  もともと眩しいのが苦手で、眩しいから勝手に眼がそれてしまう。
  「ちゃんと光見ようね」だからそれが出来ないんだって。
  少し目が慣れてちょっと光を見れるようになってきた。
  「はい、今3mmくらいの穴を開けました。今からレンズを入れる一番大事な工程に入ります」
  ‥いつ穴あけたの!?これにはビックリ。全然感じなかった。

  レンズ挿入後、これを固定するために、3箇所押さえるのだという。
  ズキズキ痛む。
  なんにも見えない。眩しい光だけ。
  でも痛い。
  とにかく痛い。
  たぶん手とか足なら全然大したことない痛みだと思う。
  それが眼となると話は別。
  自分で眼球を動かせてしまうという事実が最大の恐怖。
  怖い。痛い。とにかく痛い。痛い痛いいたいいたいいたいいたい!!!
  看護師さんの手を握りつぶすくらい強く握る。震える。
  足がジタバタする。
  息が上がる。
  血の気がサーーーっと引くのが分かる。
  あ、気を失いそうだ。自分の身体だからよく分かる。

  と思ったときに、右目終了。たぶん10分かかってない。

  「このまま左目いけますか?休憩しますか?」
  「すみません少し休ませてください。」朦朧とした意識の中でようやくでた言葉。

  水を飲ませてもらって、トイレに行かせてもらって少し落ち着く。
  トイレって(笑)
  あまりにも全身に力が入りすぎて失神どころか失禁するんじゃないかと思ったので一応(苦笑)

  先生が戻ってくる。
  おそらく隣の手術室で次の順番を待っていたレーシック患者さんを1件済ませてきた模様。
  「では左目はじめましょう」「よろしくおねがいします」
  右目で要領分かったから左目は楽 ――― んなわけない。

  (※)に戻る。

それどころか、終わったばかりの右目が見えてきて手術室がリアルに見えてしまったので
左目やってるとき右目は布で隠れてるけど、意識の中で、なんか見えてる。
恐怖倍増。
見えてるし。
見えてる見えてる見えてる怖いこわいこわいこわいぃぃぃいいい。
ムリムリムリムリムリムリムリもう中止してーーーっ!!ってなった。ほぼパニック。
右目より辛かった。
本気で過呼吸か失神すると思った。 

なんとか先生の処置が早くて左目も終了。たぶん10分弱。

その後また少し休憩させてもらって、右目に戻って傷口の処置。
麻酔が切れてきたのか、左目の手術をしてるときから右目が痛くなり始めていた。
先生が「ちょっと痛いよ」と言うときはホントに痛い。
これまた悶える。

左目の処置も終了。
って書くと簡単だけど、ものの5分が永遠に続く地獄のように感じた。
目が開けられない。痛い。
もうやだ。二度としたくない。

手術寸前の電話で母が言った言葉を思い出す。
「あんたはまな板の上の鯛たい。」(←シャレではないです。九州弁)
鯛の気持ちがよく分かった。これからはもっと感謝して食べよう。


その後、ラウンジで1時間休憩。
でも全然痛いの治らない。
検査の結果、レンズは綺麗に入ってるとのこと。
ただ、手術時間が長くて(たぶん普通は20分くらいで終わるのに休憩入れたので1時間くらい
かかった)目の表面が乾いてしまっている模様。
痛み止めと目薬が追加される。

普通は視力検査をするのだが、目が開けられないのでこれで終了。帰宅となる。

痛すぎて目が開けられない。
「誰か迎えに来てもらったほうがよいのでは?」と言われたが該当者なし。。
泣きながらロマンスカーに乗ってなんとか帰宅‥する頃には、慣れてきて
目が開けられるようになっていた。


帰宅後

          ※後房型なのでレンズは分からず。そんなに充血もしてないカンジ。


視界はくもったコンタクトを入れてるカンジ。見えるけど白くてぼんやり。
とにもかくにも痛いので寝ることに。


長くなったので翌日検診は次エントリーで。


【ご参考】
http://www.youtube.com/watch?v=L73Zzf12cAM&feature=related
youtubeのページに飛びます。
手術の詳細が分かるCG動画です。虹彩切除から見られます。
関連動画で本物の手術映像が見られます。
グロいのがダメな方は見ないでください!!

ただいま。

2011-08-02 22:10:00 | Phakic IOL
とりあえず生きて帰ってきました。。

手術自体は全然大丈夫だったのだと思いますが
私のメンタル的な問題が発生しまして。
予想以上のチキンハートっぷりに自分でもビックリ。

気を失いかけて20分くらいで終わる手術に1時間くらいかかりました(苦笑)

んまぁー、予想通りといえば予想通り。

今は見えることは見えるんだけど、モヤがかかった白っぽいカンジ。
とりあえず、ゆっくり休みます。


コメントの返信は明日にでもしまーす。
取り急ぎご報告でした。

おやすみなさいませ。

2人の「コウジ」

2011-08-02 11:35:00 | Phakic IOL
いよいよ本日。15時から手術です。


今朝目が覚めたとき、天井も壁の時計もぜんぜん見えないこの視界と
30年付き合ってきたんだーと思ってなんかしみじみ。

忘れないよう、しっかり心に刻みました。


手術室で貧血をおこして失神してしまわないだろうか。
恐怖で震えて動いてしまって失敗してしまわないだろうか。
いろんな不安があってドキドキする。


でも、見えるようになったら

いろんなものが見たい。いろんな所にいきたい。
大切な人と そんな約束をした。
だから、頑張れる気がする。


---

私の不安な気持ちを支えてくれるのはいつも音楽。
さすがにガッツリ重たいのは辛いので

車谷浩司 と 宮本浩次

2人の「コウジ」が私をサポートしてくれる。
とても心強い。





  ※みやもっちゃんの動画少なすぎ‥



よし、がんばろう。