エデュアルドのミラージュIIIC。2004年の製品。今まで日の目を見なかった理由は、①無塗装仕上げ、②部品割細かく面倒かつ芋付け部品ばかりで不安、③ちょっと似てない。多分①が一番だったように思うが最近の銀塗装練習の一連でやっと完成。予想に反し、デカールが良質だったのも幸運だった。
当時のエデュアルドらしく、例えば脚庫まで箱組にして彫刻を入れるなど意欲的な構成なのだが、見えなくなるエンジン内部部品に凝って見たりして、ランナーで見ると、おー細かく出来てる、モールドも凄い、高いけど良いかもしれないと、つい買ってしまいそうな製品。従って、組み立ては面倒かつ厄介。尚、機首の重りが付いているのは、大変偉い。
とは言え、事後変形かもしれないがキャノピーの幅が狭くて閉めるのは困難。飛行状態で作ったらしい、オレオが伸びきった脚は長すぎてそのまま付けると何とも変な恰好になってしまう、など模型としてのまとまりは今一だ。ちょっとのは似てないというのは個人的な印象だが、機首回りとか増加タンクの収まりが、なんだかなー。だから、キャノピー開、ウィングタンクは無し。
出来てしまえばミラージュにしか見えないし、長すぎる脚は退役したホビーボスのミラージュから流用出来たし、前にも書いたがデカールが良いので結果オーライ。後、キャノピー開で良く見える椅子もレジン部品を移植した。
銀はクレオスの159番を主に、その他の銀でアクセントを付けてやった。塗り重ね仕上げ。ミラージュは結構艶消し風に見えるが所々光らせるとらしく見える。
キネテックのマジステールと並べると、なかなか良い景色になる。ミラージュのコンパクトさが良く判る。マジステールはとんでもない凶悪キットなのでお勧めしないが唯一無二なのでつい手が出てしまった。当時は根性有ったのだな。