ハセガワのキティーホーク Ⅲ、RAF仕様のPー40。P-40で言うとKとMに相当、しかもKは初期型は短胴でドーサルフィン付き、後期は長胴(Mと同じ)という何ともおおらかな区分なのだ。完全に契約ベースの命名、KだろうがMだろうが、要はP-40だしと言う態度が透けて見える。ハセはちゃんと2種の胴体が組めるようにしてくれている。
一機目はオーストラリアのM型(箱絵の奴)にした都合、2機目は特に計画性もなくKの初期型ドーサルフィン付きにして放ってあった。たまたま、箱が目に入って、そうかP-40と言えば112SQ、シャークティースだよなと、よせば良いのに閃き、再開。迷彩塗ってから、あっ、デカール無いんでないの、と慌てる。
当然、市販のデカールなんぞは無く、手持ちの残り物を搔き集めなんとか形は付いた。シリアルはFR806(多分イタレリのP-40のデカール)が有ったので「8」を「3」にして貼ってやった。このシリアルは「K」初期型のもの。ただし、個別レターは私の独断。FR306が「Q]だったかどうかは、歴史の霧のかなたの謎なのだ。
時期によって(多分描く人が変わればアレンジも変わる)表情が違うシャークティース。K型のそれに似ていたハセガワのEのデカールを流用したが顎の下の歯が足りず他の残り物のデカールを切り張りした。目もハセ・E型のフライングタイガースの目はちょっと違うので他から流用。何はともあれ、貼るだけでも結構大変なのが良く判った。まー、塗るよりは楽ではあったはず。
この頃のラウンデルの赤はダルレッドなので、それっぽいのを選んである。後、112SQは最初のファイターボマースコードロンだったとの事なので.爆弾を積んだ。この頃なら、アメリカ製の500Lbsでもかまわないのだが、らしさ狙いでハセMk.Vに付いていたRAFの500Lbsを搭載。
同時に手を付けていた「N]の雰囲気が気に入ったので水性色鉛筆とウエザマス水溶きで軽くウエザリングしてやった。実機はもっと汚いのだが、この位が好きなのだ。言い訳がましいぞ。なんか、見た事あるシルエットだと思ったら、ヘルダイバーもこんな具合の短胴、デカ尾翼だった。カーチスだな。