今時ならエデュアルドなのだろうが、手元に有ったのはこれなので。ムスタングを増産中、ふむ敵役がフォッケしか無いし、と意味不明ではあるが開始。
ハセガワ109は出来ると、なんかひ弱な感じがするのであまり好きではなかったのだがG10は結構いける。多分、カウリングと尾翼のボリュームも効いているのだろう。
あと、並行してタミヤを作ってやっぱりと思ったのが主脚の長さ。ハセガワはそのまま組むとカバーが主翼の下面からかなり離れてしまう。カバーの大きさはタミヤもハセガワもほぼ同じ、やっぱり足長すぎだ。だから、腰高感と足回りの華奢な感じが合いまってひ弱な見かけになるようだ。並べた時の違和感を減らすため、カバーの位置がらしく収まるよう、一旦脚柱を付けて、根元で切り取り短くしてから取り付けた。補強のため針金を仕込んである。脚柱の取り付け部を良く見ると奥に四角いダボを受ける穴の有る丸い受けが有る。多分、脚柱の丸い部分を奥までしっかり差し込めれば丁度良い長さになりそうだが、入らないのだなー。丸い部分を微妙に削れば行けそうなのだが、辛気臭いので切り飛ばしてしまった。だれか、やって見たら顛末教えて下さい。
当時の流行りなのか翼周りが凝っていて、バラバラとも言う、すっきり組むのがちと面倒、糊代少ないし。写真で良く見るラジエター開でフラップが垂れ下がった姿にしたが、タミヤのキットで使わなかったラジエター開用部品が丁度良く使えたので糊代と角度に悩まずに済んだ。翼の後縁は大変薄く、丸。キャノピー周りの収まりは上等。
末期の機体なので色は適当でもさほど罪悪感はない。ハセガワの言うままに塗ってやった。ちょっと違和感は左の翼が見慣れた配色の逆になっているからだ。細かいモットリングのようなので直吹きはちょっと自信が無い。そう言えば、PEの吹付テンプレートを結構な値段で売っていたが、「のような物」で塗れるんでないのと、ボール紙に適当に穴を開けて作成。使ってみて、理想的には腕が3本欲しい所なのだが所詮荒っぽい塗り、ちょっと曲芸でなんとか使えた。くれぐれも夢中になって落とさないようご注意。雑な道具だが、縁を適当に曲げられる分、PEより使い勝手は良いかもしれない。ツボは、薄い塗料を低圧で軽く、どばっと吹くと裏に全部まわってしまう。
デカールは悪くなかった。ただ、ハセガワ白なので国籍マークは流用。胴体の国籍マークは白縁だけではなく、黒の部分がグレーらしいので、白縁の奴にグレーを塗った物を裏返して貼った。