エアフィックスの新製品。フランスで壊滅したMk.1に続きやっと発売された。4型も爆撃機なのだが既に陳腐化している機体ゆえ再就職先として戦闘機型も作られたようだ。夜間戦闘機としても使われたがコースタルコマンドで哨戒機としても使われた。エアのキットは両方作れるようになっている。透明部品を見ると4型爆撃仕様もその内発売されるはず。
エアの赤箱新金型製品はタイガーモスの出来が良かったし、巷での評判も良いので気になっていたのだがやっと琴線に響くのが出たので予約。どうも、米国港湾ストの影響で米国内だけでなく日本の流通も滞っているようで随分待たされてやっと届いた。名前は聞く飛行機だが、英国でしか売れそうもないのでキットに恵まれず、やっとエアが更新してくれた。各型をカバーする為胴体前後が分かれている上継ぎ目が狭いので定石通り先に一体化させるのは難しい構成だ。でも、精度は良いので、ここ は組説通りに組む方が良さそうだ。柔らかい素材なので接着剤の付け過ぎは後悔の元。左右一体の主翼は素材が柔らかいと歪んだり、真ん中を持つと凹んだり するのでちゃんと桁が2本入る。この当たりの気配りが簡易キットでは望めない所だ。
あれなのは伝統のキャノピーで例によって枠が丸く、曖昧に、ごつくモールドされている。やろうと思えば枠をなぞって筋彫りできるから、まーいいか舐めてかかったのが運のつきだった。
下面白黒のコースタルコマンドを選びここまで走ってみたが、やはり72、特にエアの透明部品は鬼門だね。小さいだけでも目に余るのに枠が曖昧かつ太いので 手成りでもマスキングは大変だ。機体のモールドに揃えるべく枠を削ろうとすると、当たりの罫書きを何処に引いてよいのか判らない。老眼も効いているのだがモールドが甘いのだな。でも、暮れに出るシャクルトンの練習、とりあえずやって見たが、やっぱりすっきり出来なかった、まる。
窓枠は削り落とすのが正解だが、マスキングの目安に罫書きを入れたほうが後が楽。窓枠だからと平行線で罫書こうとするから丸い裾にだまされ て四苦八苦するわけで、まずは片側だけと割り切ればもう少し綺麗にやれそうだ。今度、デファイアントでやって見よう。しかし、この頃の背面銃座の枠は本当に嫌になるね。
そんな訳で、旧エアで挫折したデファイアントも予約したりして。この出来でハンプデンが出ないかなー、去年シャクルトンとつぶやいたら実現した から、きっとー。尚、同社48ナットは良いとのことです。