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スズキの宇宙語練習帖

いわゆるひとつの雑記帳です。

The World Became the World

2008-11-25 22:38:56 | サウンド
生存報告代わりにここを更新すると宣言したものの、残念ながらこのザマだ。
思いつきでもメモでも何かしら書いていこう、これからは。


・ボーカロイド

あ…ありのまま 起こった事を話すぜ!
『キーボードを買いにヨドバシカメラに寄ったら
ボーカロイドシリーズ、鏡音リン・レンを買っていた』
(以下略)

ボーカロイドは新しいが出るまで待とうと思っていたのだけど、つい目に付いたので衝動買いしてしまった。がくっぽいどの時と同じパターンだ。思い出すと、あのときは販促ポップに書いてあったGackt様の煽り文にやられたのだった。
予定通りキーボードも購入した。英語配列のHHK lite2だ。意外とDTM向きかもしれない。机の上がすっきりする。


・Zang Tuum Tumb!

ZTTレコードのラインナップが再発。
本格的な日本語サイトも出来ている。
ここ数年はショップに寄れば必ずといっていいほどZTT買い(レーベルがZTTなら無条件で買うこと)、あるいはトレバー買い(プロデューサーがトレバーホーンなら即買いすること)している身としては、嬉しい悲鳴である。
なぜかユニクロでTシャツも。
どうせなら、かの有名なFrankie Say!ってロゴも欲しかったかな。


・Rimfaxe(魔法の馬) / Gjallarhorn(ヤァラルホーン)

このアルバムは素晴らしい。
スカンディナビア系のトラディショナルミュージックをルーツにもつバンドのなかでも、独特のアンサンブルを聴かせてくれるGjallarhornだったけれど、この4枚目となるアルバムでは低音担当の楽器奏者が入れ替わっており、いままでとは、また毛色の違った音像を見せてくれる。
今作ではブルース・スウェディーンがミックスを担当(クレジットにはMixing and Sonic Design、とある)、Gjallarhornの楽曲の魅力を余すところなくCDというフォーマットにパッケージングしている。
ブルース・スウェディーンは長年マイケル・ジャクソン作品の音作りに関わってきた人物だ。その研ぎ澄まされた耳と技術が、パーカッシブな要素やオーケストラルな要素を自然にバンドの音に溶け込ませ、作品の魔術的な空気を増幅し、アルバムをとても斬新な仕上がりにしている。
すごい。唖然とする。

Prebuild (808state)

2008-11-01 22:58:14 | サウンド
・trick or treat!

金曜日に仕上げたコードが、サーバクラッシュとともに吹っ飛んだでござるの巻。早朝から終業までコーディングしたものを、最適化処理にぶちこんで意気揚々と帰途についたところ、その晩、魑魅魍魎の呪術にかかりサーバのHDDがご臨終した模様。レポートを見るに、ミラーリングデータは金曜早朝のものになるようなので、つまりまる一日分の時間と集中力がパーになってしまった。連休明けに、少なくとも動作するコードがないとプロジェクト進行にダメージが波及すること必至のため、連休のどっかで作業しないとまずい展開だ。作業分量の多かった日はきっちりリスクを認識して、ローカルにも保存しておくべきだということを思い知ったでござる。というか、そもそも自分の作業進行が普段から遅すぎるからこういうことになるのですね。


・tracktion3

tracktion 3というソフトを使って音楽を作っているのだけど、微妙な不具合があるのでちょいと書いておくことにする。
CPUはIntelのQ6600、ソフトのver.はリテールパッケージのDVDそのまま。
(最新版については、今作ってる曲が出来たら試してみる予定)

VSTを使うとき、複数のmidiトラックからコントロールする目的で、rackfilterでwrapして並べて使うことがよくあるのだけど、そのときにsettingsでマルチプロセッサの使用コア数設定が2以上だと、ノイズがひどいことになって使い物にならなくなる。2コアまたは1コアにすると収まる。いったい何が起こっているのか気になる。DAWのスケジューリング・ポリシーってどうなってるんだろう。
ま性能に不満がでてきたらQ6600をオーバークロックして3.0GHzでまわす予定なので、現状とくに不満はない。(そうしてリスクをかかえこんでいく)

tracktionに関してはニコニコ動画にタグがあったのでリンクしてみる。
実は80ドルのシェアウェアとして発表されていた時代からtracktionを使ってたり。ひとりで全部作っているという点が、非常に気合が入っていて素晴らしい。

エペペ

2008-09-24 00:58:17 | サウンド
・参加ユニットであるHeliodor Recordingsにて制作に取り掛かっていたアルバム作品のマスターディスクが昨日完成した。パッケージ方面でまだ少し作業を残すものの、必要な要素はすべて揃っているので、あとは手なりでラストワンマイルを完走できそうだ。今回はテクノロジーを一新したため、各プロセスにおける負荷について多少見通しをつけにくい面があったものの、技術的な意味では良い方向に持って行くことが出来たと感じる。

がくっぽいどを購入した。ケーブルを買いにヨドバシカメラに行ったはずが、なぜか購入していた。神秘である。まだあまり使いこなせていないが、あれが素晴らしいソフトウェアであることにはすでに疑いはない。普段は作って発表する機会に恵まれないジャンルの音楽を、彼のために作って発表していきたいと思ふ。

・近頃、和食を食べに会社まわりの定食屋に行くと、決まって演歌や浪曲が流れているため、そういう音楽を自然と好きになってきた。ああいったメロディは、どうも食べ物に対する切実な感情を喚起するものらしい。煙たい店のなかで食べる魚の干物は絶品なのだ。

Endless Enigma

2008-09-09 23:18:42 | サウンド
CERN(欧州原子核研究機構)における大型ハドロン衝突(LHC)実験の開始が迫っている。
CERNといえばWWWの生まれ故郷としてつとに有名であるが、そのCERNの有志からこんな愉快なミュージックビデオがひっそりと全世界に向けて発信された。

CERN RAP@vimeo

要するに原子核を高速衝突させてぶっ壊し、そのとき出てくる汁を分析して、原子核の微細構造を調べましょうというのがLHC実験だ。全体的に最先端っぽい雰囲気ではあるのだが、しかし使われているテクノロジー緒元は、一見するとなんだか"枯れた"印象を与えるものだったりもする。
ある実験システムの、寿命がたかだか100万分の数秒程度の素粒子であるミューオンの飛跡を計測するための検出器のサンプリング周波数は、得られた情報によると、なんと1.7MHz程度に満たないものであるらしい。フロントエンド・デバイスの復帰時間といったデッドタイムを考えるとさらに効率は落ちるはずだ。しかも情報がデータバスを通過するたびに転送レートは低下の一途をたどり、最終的にアーカイブされる段階では70Hzの転送レートにまで落ち込んでいく。
また、シリコンストリップやガスチェンバやらが断続的に配置された構造も、なんだか空間分解能面での不安をかきたてる大味なものとして目に映る。
とまぁ、このように単純なハードウェア性能の数字や見た目だけで判断すれば、計測対象に比して貧弱なシステムに見えるかもしれない。しかしそこから得られた計測データに対して、物理モデルに基づいたヘビーな統計的処理を施すことにより、粒子飛跡を最もありうべき形で数値的に再構成するというプロセスが、後段の巨大な計算クラスタ内で控えている。
ために全体の最終的なシステム分解能は、実際には驚くべきレベルに達することになる。
最新のものを、任意のタイミングで、考えうる限りの最大規模で揃えることが許されるバックエンドの計算システムと違い、実体をともなう検出器ハードウェアに関しては色々な妥協が必要とされたコンポーネントであった可能性は高い。全員一致の最適解として今の形に仕上がった、とはなかなか考えにくいこの検出器ハードウェアのスペックではあるが、予算範囲内での量産ライン確保の必要性や、もしくは積極的なノイズ対策、ひょっとしたら長期にわたるプロジェクトの進行上の都合により、あえて数世代古いテクノロジーを採用した、、このアンバランス感はそんな泥臭い理由に由来するものなのかもしれない。

明日9/10が初稼動のようだが、何をどこまでやるのか、というのはよくわからない。
しかしこんなパーティ企画があるところを見ると、とりあえずのプレス向けデモンストレーションという気がしないでもない。
建設費用、運用コスト、マンパワーなど、このLHC実験にはクレイジーとしかいいようのないエネルギーが投入されていることは間違いない。物理学の閉塞を打ち破る御美事な結果をゆくゆく出してくれるにこしたことはないので、ここはファーストビームをあっさりと達成するところを見せていただきたいものである。

Heliodor Recordings新作"Bloom"

2007-10-02 17:08:53 | サウンド
ご無沙汰してます。
先日、無事に刑期も満了しましたので、
娑婆の空気をひさびさに味わった記念に
当ブログも謹んで更新いたします。


Heliodor Recordingsで製作していた新作ミニアルバム
”Bloom”が先日完成いたしました。
形あるものとして皆様にお届けできる準備もほぼ完了し、
あとは聴いていただける人を待つのみ、という感じです。

みなさま、ありがとう!(先手)

詳細はこちらのページをご覧くださいませ。
Bloomインフォメーションページ

まずは来る10月8日、大田区は産業プラザPiOにて開催される
M3にて手売りさせていただきます。
その後は通販などで取り扱っていく予定ですので、
どうぞよろしくお願いいたします。

Facelessリミックス

2007-06-17 20:19:19 | サウンド
最近暑いですねぇ。(エクアドルから独白)

Flapに収録の楽曲、Facelessのリミックスverを公開しました。こちらからお聴きください。

(なお6月17日現在、ミスよりタイトルがFaceleeとなっております。近日中に修正されるはずです。)



風月抄

2007-06-01 19:02:46 | サウンド
DTM作曲コンテスト様より風月抄をGame Music Festival:OP/ED部門優秀作品として選出いただきました。
ありがたいことです。

こちらの詳細ページにて同曲はフルコーラス公開されておりますので、コンテスト概要とともにご覧ください。
これが色々な方々に曲を聴いていただける機会となれば幸いです。

また、記念として風月抄のプロトタイプデモを公開します。
風月抄(proto edit).mp3
幾分、粗さの目立つ内容ではありますが、完成版にはない勢いもあり、そのあたりの味わいをお楽しみいただければ幸いです。