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ユウとバイクとベトナムワイフと

ベトナム人と国際結婚した60年代男の日記です。
お金をかけないオートバイのカスタマイズとか、DIYの情報です。

自作CDI実機実験その3

2024-09-22 10:14:55 | オートバイ


風邪をひいて体調が非常に悪いです。加齢に比例してなおるのに時間がかかります。

さて、すこしでも前にすすむために前回からプログラムを修正しました。
エンジンがなかなかかからない場合、考えられることは2つで・・・
1・電圧が低い
2・タイミングがあっていない

となります。
過去の実験では実際電圧はかなり低くてもエンジンはかかるので、ほぼタイミングがあっていないと思っています。
念のためにトランスを巻きなおして1:20仕様にすると12Vで240V になるわけ・・ですが・・・はい、すぐにダイオードが壊れてしまいました。
秋月電子で買ってきたファストリカバリダイオード、600V-1Aなんですが14回目です。壊したの。。。
スイッチングで1:20の高周波トランスで電圧を発生させるとサージ電圧は600V を軽く超えてきてしまいます。(1000Vのやつも壊れましたが。。。)・・・というわけでダイオードを2個直列にすることでこの問題は回避できました。


さて、タイミングの話です。純正CDIの動作をオシロスコープをみると上図「3」のタイミングで点火してますが、自作CDIで実際にマイコンが3の信号検知で点火したところ遅かった・・わけです。しかし「2」にすると早すぎます。
で、点火の基準を設定で「1」~「4」まで選べるようにして、その選んだ「基準」のBTDCの角度を設定できるようにしました。

「2」の位置を「20度」として、点火時期を「15度」(フュージョンの標準)としたので、「2」の位置から5度の経過時間後に点火させるようにしてみました。

実際やってみるとドンピシャで、セルをまわすとすぐにエンジンがかかりました。
その後で2の位置の角度を「19」と「21」に設定しなおしてやったのですがエンジンはなかなかかかりませんでした。
思っていたよりも停止状態からの点火時期はシビアのようでした。

まぁエンジンがかかったので実際に走ってみることにしました。・・・・すんなり走れたのですが100m進んだところでエンジンストール・・・・そこから再度セルをまわしてもエンジンがかかりません・・・。

しかたなく純正CDIに繋ぎ変えて移動・・・再度自作CDIに換えるとエンジンはすんなりかかります・・。

どうも燃料を送る電磁ポンプが正しく反応していないのかと思いました。。

雨がパラパラ降っているので本日はここまでです。




というわけで、CDIそのものは現在のマイコンを使って簡単に作れると思います。問題はサージ電圧で壊れないように耐圧を高い部品を使う必要がある・・・かと思います。
昇圧回路の入力は12Vなのですが、ここに耐圧60VのFETを使ったところ瞬時に壊れました。。。10倍程度はみておいた方がよさそうです。ダイオードは並列も直列もできるのでその手法でマージンを増やせます。
モーターの駆動・停止とかの場合周波数が低いのでスナバ回路とかでサージ吸収できるのですが、スイッチングで昇圧する回路にはつけられないんですよね。。。


また、自作CDIですがフルトラとしても使えるように別の回路がついているので点火タイミングさえあったらフルトラとしても動作確認する予定です。

Bluetoothでスマホと接続できて、その場で設定が変えられる・・・・これが「デジタルCDI」のいいところだと思ってます。


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