父は山ばかりに囲まれた琴南地区からこの家に養子に入っ
た。
小学生の頃か中学生の頃かもう定かで無いが秋に父がまった
けを山の様に持ち帰って来た事が有ったので焼いて食べた様
に思う。
父の里の知り合いの山でまったけが豊作だったのだろうか。
どう言う経緯でまったけを手に入れたのかは知らない。
現在の国産まったけは希少で高価な物なので現在の最も高い
競り値の金額にすると100万円分を超える様な価値が有った
かも知れない。
当時は現在の様に希少な物でも無かったので特に有難味も
無かった。
山の様なまったけを食べたと言うと金持ちの家の様に勘違い
されそうだが別に家は金持ちでも無かった。