ゆうべの食卓 角田光代
引越し準備の都合で、段ボールを置いていくスペース確保のために早々とピアノを運び出したのでピアノが弾けなくなり😂
おかげで読書が捗ります。
角田光代さんの「ゆうべの食卓」。
何の予備知識もなく読み始めたらこの本、短編集で。2編くらい読んだあたりから違和感が。。登場する人々が物分かりの良い善良な人しかいないのです。
あとがきのほうにワープしてみて腑に落ちました。オレンジページへの連載だったのですね。よく見たら本の表紙の下部にちゃんと「オレンジページ」と入っていたのに気づきませんでした💧
確かにオレンジページで、ドロドロの愛憎劇やドキドキの冒険ストーリーなどありえない😄
食べ物にまつわるお話で、ほっこりしたりちょっぴり切なくなったり幸せをお裾分けしてもらったり、読後爽やかな気分になりました。
今回主人公の脇役の人が次のストーリーでは主役になっているのも面白い。
多忙な女性の話の中で、ミールキットを自分で作って冷凍しておくくだりがあって、何だか参考になりました。平日はいつもヨシケイの宅配を利用しているのですが、使い勝手が悪いなぁと思う事が割とあるので、今度自分でミールキットを準備してみようかと思いました。
実は私にはこれがこの本を読んでのいちばんの収穫だったという😄