人はエレンタールのみで生きるのではない

ドクター(博士)だけどドクター(医師)ではないクローン病患者の日記、思うこと

Humiraの適応追加申請(sBLA)がFDAとEMEAで受理される

2006年09月12日 23時41分08秒 | クローン病情報

Crohn's Disease Is The Fourth Autoimmune Disease For Humira Submitted For Regulatory Approval In Both The U.S. And Europe (Medical News TOTDAY)

Medical News TODAYにニュースが上がっていましたが、既にくろーん40さんが日本語で丁寧に解説しているので省略。


久しぶりに母校へ

2006年09月12日 22時17分44秒 | 日々の雑記

9月11日

私用のため、久しぶりに母校の研究室に赴く。教授・助教授と非常に濃い話をする。夜、助手の先生と、たまたま某企業から派遣で「食とアレルギー」に関する研究で大学に来ている先輩(ちなみに内の研究室ではこんな研究はしていないので先輩はまったく別の研究室で実験をしている)と夕食。偶然にも先輩はIBDに関しても勉強中とのことで、お互い足りない知識を相互補完する。話しているうちに、どうやら先輩の会社の研究室では、抗TNF-α抗体をはじめ、さまざまな抗体を所有しているらしく、少量の生体サンプルでもあればELISA法にてサイトカインの定量ができることが判明。今後、もし研究の機会があれば、生体サンプルの提供ぐらいなら喜んでしますよと一応伝えておく。やっぱり実際自分のサイトカインのバランスがどうなっているのか知りたいし(人によってさまざまでしょうが)。話は分子標的薬(レミケードとか)などの先端医療薬品のもたらす利点とその使用に際しての生化学的問題点等のアカデミックなディスカッション(もっとも医療関係者ではない生物屋同士のたわ言に過ぎないが)にまで発展するが、徐々にバカ話に脱線して終了。

9月12日

朝一で研究室に向かい、クローン病に関するレビューやまだまだ知見の少ないMAP仮説や衛生仮説に関する論文を中心に資料を集める。大学ではほとんどの電子ジャーナルにフルアクセスできるので非常に便利だ。おかげで沢山の論文を集めることができた。もっともこれら沢山の資料に目を通すことを考えると少々気が重いが。それにしても久しぶりに脳みそと体をフル回転したので非常に疲れた。もう少し体力をつける必要がありそうだ。