プロ家庭教師 俵屋の日記

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逆算の計算の仕方 だいぶ複雑なもの

2016年03月23日 | 算数
前回はちょっと複雑な逆算を計算しましたが→逆算の計算の仕方 ちょっと複雑なもの
今回はもう少し複雑な逆算を計算します。

 ★別の解き方もあります→逆算の計算の別の仕方 だいぶ複雑なもの
 *基本の逆算はこちら→逆算の計算の仕方


こんな感じ。

中かっこも出てきました!
複雑ですね!
説明が長くなるので、整数のみの式です。


早速計算していきましょう。
前回同様、□が普通の数字だった場合の計算の順序を書き込みます。

長いですね!

□が普通の数字でしたら ①→②→③→④→⑤ と計算を進めるのですが、
①の計算が□があってできませんね。
①の答えが分からないと②もできなくて②の答えが分からないと③もできなくて‥
ということで、最後の⑤の逆算から始め、
⑤→④→③→②→① と逆算をしていきます。

⑤の逆算をするために、④までの計算の答えを大きい□で囲みます。

こうなりますね。
計算をしてみましょう。

こうですね。
大きい□の中は 
 4× {5- (12-□ ) ÷3}
ですので、
 4× {5- (12-□ ) ÷3} =12
となりましたね。
これで⑤の逆算は終わりましたので、次は④の逆算をします。
同じように、③までの計算の答えを大きい□で囲みます。


5- (12-□ ) ÷3=3 となりました。
以下、同じように逆算していきます。

③の逆算 あっ
ひくしかく」
ですよ!気をつけましょう!


②の逆算

①の逆算 あっまた
ひくしかく」です!

できました!

続けて書いたものはこちらです。



「この式は書かなくてもいいです」となっているものは、すぐ上の式と重複するものです。
説明を見やすくするために書きましたが、
本当にこの通りに式を書いていくと、同じ式を2回書くことになってしまうのですね。
実際には、一つの逆算が終了したら、その式に

こんな感じに次の大きい□を書き込みます。


長い逆算を正確に計算するポイントとしては、
一つの逆算が終了したら、初めの計算式の計算の順序を見直して
今⑤が終わったから次は④だな、など
次は何番目の式を計算するのか、と確認することでしょうか。

慣れてきたら、大きい□を書かずに式だけ書いて計算することもできますし、
人によっては大きい□の中の式は書かずに、大きい□だけを書いて計算をしていったりもします。


今回の説明では、小数のみ、整数のみの計算式だけでしたが
実際は整数・小数・分数混じりの計算式が多いです。
それぞれの基礎をしっかりと練習して
複雑な式も正解が出せるように精進しましょう!

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