映画 ◾️◾️ザ・ホエール◾️◾️

なんとなく行ってみた

良かったとは思わない

 

 

映画　◾️◾️ザ・ホエール◾️◾️

☆☆☆☆

 

 

「ハムナプトラ」の

ブレンダン・フレイザー主演

ハムナプトラに出ていた

目鼻立ちのハッキリ整った

美しい男優の面影全くなし

 

しかし

超肥満体の人物の

動き方、歩き方、椅子の座り方

演技とは思えなかった

役者の根性を感じました

 

 

しかし

登場人物全員が好きになれなくて

誰にも心を寄せられず終わった

 

女優はみんな怒っていて喧嘩腰

 

 

食欲をコントロールできなくて

体を壊すまで食べてしまうのは

これはもう本人が悪いんじゃなくて

治すにはプロの力が必要な

病気なのだろう

 

でも、こういう病気って

一見すると

本人の性格に問題があるように

見えてしまう

標準体重になるべく近い

体重を維持することができないのは

意志が弱い人

だらしない人であるかのように

 

でもこれは

見た目至上主義に

囚われているんだな

 

 

8年前に妻と娘を捨てて

同性の恋人と暮らすことを選んで

ティーンになった娘に

非難され罵られ

当たり前でしょうと思う

なんとか娘との関係を修復しようと

しているけど

 

じゃあなんで

そもそも

娘を捨てて恋人の方を選んだのかな

ここはなんとしても

娘のことを最優先するべきなのに

別れることを選ぶなんて

理解に苦しむ

でも私の反応は

日本人特有の考え方のせいなのかな

 

 

どうやら

ベースとなっている

小説「白鯨」は

宗教的なテーマが無視できないので

この映画もそうなのだろうな

と、思ったけど

よく分からなかった

 

「こういう意味かな？」と

想像するくらいで

何も考えずに

感動がストレートに飛び込んでくる

というわけにはいかなかった

 

 

雑然とした部屋

欲望のまま行儀悪く食べるシーン

罵る声、責める声…など

不快なものばかり出てきて

その中に美しさや救いを

見出せなかった