遜文侍のweblog

子育ちは親育ち。成長記録weblog。2005.1~。

やはり自省の心

2006年12月27日 19時30分38秒 | 箴言・苦言
常に大人が一方的に正論を吐いているつもりなのは思い上がりです。

「大人は、よく今の子どもは何を考えているのかわからないと口にします。でも、本当は子どもがわからないのではなく、わかろうとしていないのではないでしょうか。
大人に求められているのは、子どもがわからないと嘆いたり、大人の希望を押しつけたりするのではなく、子どもの気持ちを理解しようと努めること、声にならない子どもたちの心の言葉に耳を傾けることなのです。」
(抱きしめよう、我が子の全部/佐々木正美)


最重要キーワード

2006年12月27日 19時20分26秒 | 箴言・苦言
相互依存、と繰り返しおっしゃっています。これを忘れてはいけないのです。

「この子は私がいないと育たない、などという親がいますが、そうではなくて、この子がいなければ、私は生きがいを持って生きられないという気持ちを自分で認識することが大切で、そのように思っていれば、子どもは健全に育つのですね。」
(抱きしめよう、我が子の全部/佐々木正美)


子どもに言ってはいけない言葉

2006年12月27日 12時47分27秒 | 箴言・苦言
これも色々言われていますが、要するにこういうことなのでしょう。

「どんなに愛情のつもりであっても、子どもよくないところを指摘するのならまだしも、人格そのものを否定するようなことは絶対にしてはいけないことです。
これは我が家のルールだから守りなさい。と注意するのはいいのですが、そんな簡単な約束を守れないやつはうちの子じゃありません、とか、だめなヤツだ、などと、その子の全部に対してノウをつきつけるような言い方はいけません、と言っているのです。」
(抱きしめよう、我が子の全部/佐々木正美)


摂食障害からの立ち直り

2006年12月27日 12時34分55秒 | 箴言・苦言
そして、解決策については、こうおっしゃっています。

「きっかけがお母さんであることが多いように、立ち直りのきっかけもお母さんである場合が多いのです。
摂食障害は、その子が望むことを全面的にしてあげること、そして、母親への信頼を回復することで立ち直ることが多いのです。」
(抱きしめよう、我が子の全部/佐々木正美)


摂食障害の原因

2006年12月27日 12時19分10秒 | 箴言・苦言
圧倒的に女性が多いというこの心の病の原因を多数の臨床経験からこうおっしゃっています。

「行為の背景には、見守ってほしいという気持ちが強くあって、そうされなかったために、誰かを恨む、復讐する、攻撃するという感情が潜んでいるのです」
(抱きしめよう、我が子の全部/佐々木正美)


クリスマスに想う

2006年12月26日 00時03分25秒 | レイくん・リサちゃんの楽しい毎日
朝起きると、タカタカと隣の部屋からおしゃぶりした1歳娘が満面の笑みで私と長男の部屋に入ってくる。

朝家を出るときは、家族が揃って大きな声でいってらっしゃいと見送ってくれる。

帰るコールをすれば、4歳の息子が元気に電話口で、今日は早いね!と言ってくれる。

帰れば、真っ先に1歳の娘が両手を挙げて、またまた満面の笑みで抱っこをせがんでくる。続いて息子も。

お風呂に入れば、一緒にもう一度入りたいと言ってくる子どもたち。

寝るまで一緒に大はしゃぎ。

寝るのも、息子は一緒がいいと眠い目をこすりながらも意地でも寝ずに、隣に私が来ていびきをかくまで待っている・・・。

朝から晩まで子ども漬け、こんな時期はきっと今のほんのわずかな時と思えば思うほど、今を生きる自分の最高の幸せを実感し、ただただ人生に感謝する。

この幸せの環境の形成者である、妻・子たち・私の父母・妻の母、その他無数の「縁」をなすすべての生きとし生けるものに感謝する。

本当に、そう思う。

クリスマス

2006年12月25日 09時05分24秒 | レイくん・リサちゃんの楽しい毎日
しくしくと泣くレイクンの声で目覚め、夢だから安心して、と慰めて話を聞くと、ディズニーランドらしいところに行ったのに、ミッキーにぎゅっとしてあげられなかったから泣いたとのこと。
なんとも可愛い悲しみです。
すぐにサンタさんからのプレゼントを発見して、大喜びに変わりましたが。

問題家庭と不登校原因の結論

2006年12月25日 09時00分30秒 | 箴言・苦言
たびたび登場していただいている佐々木正美先生が、その莫大な数の問題家庭臨床例から導いた次の結論に、私たちはただ黙って耳を傾けましょう。
「子どもがうまく育たない家庭の責任の80%は父親の方にあるのではないかと感じています」
「私が知るなかに、親とのコミュニケーションがうまくいっているのに、不登校になっている子はいません」


過保護と過干渉

2006年12月18日 08時55分27秒 | 箴言・苦言
佐々木正美さんと全く同じ持論を展開する暴走族総長経歴を持つ伊藤幸弘さんが過保護と過干渉をわかりやすく整理しています。
子育て者は必ず押さえるべき重要事項です。
「過干渉は子を歪める。過保護は子を育てる」
また曰わく、
「過保護は親バカ、過干渉はバカ親」
なんとも名言です。現代の親はもっと親バカになるべきだと付け加えています。

この事をわが子に伝えたい

2006年12月14日 00時09分51秒 | 箴言・苦言
佐々木正美さんの至言です。
自分で言うと単なる親ばかと言われるのがオチでしょうが、私の今の気持ちを100%代弁してくださっている文章に出遇いました。

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親が自分の子どものことを「可愛い」と思い続けて育てることができれば、子どもは必ず「可愛い」子どもに育つ。
しかし、「心配な」子どもだと思い続けて育てれば、その子は必ず「心配な」子どもに育つのである。
子どもは親や周りの大人たちが「思っている」あるいは「感じている」とおりに育つものだが、「望んでいる」とおりには容易に育たない。だから子どものことを「信じて」やりさえすれば、大抵は「信じられる」ようなこどもに育っていくものなのに、「心配だ、心配だ」といって「信じてやらない」から、「信じられない」子どもに育ってしまうのだということを、本当にたくさんの事例から教えられてきた。(略)
生きとし生けるもの、存在するもの、みんな美しい。
こちらに美しいと感じ取れる心があれば、みんな美しい。
可愛い子ども、素晴らしい子どもだと、こちらに感じ取れる心があれば、子どもはみんな、そのように育っていく。

(「なやみはつきねんだなあ」小学館/佐々木正美・相田みつを)

瀬戸大橋建設陣頭指揮者の重き一言

2006年12月10日 01時25分34秒 | 箴言・苦言
瀬戸大橋の最難関支柱建設陣頭指揮者の方が、建設中に妻を失い、朝早く起きて三人の娘の弁当を作りながら事業を完成させました。その方の言葉が以下であることが、佐々木正美先生の本(『いい人間関係ができる子に育てたい』/企画室)で紹介されていました。
「(瀬戸大橋の大事業より)子どもを育てたことの方が遥かに価値の高い仕事だったと思えた」
橋がなくとも、社会を構成する人間が壊れていては何もならない、と佐々木正美さんも付け加えています。
実にいい話です。
会社の仕事なんか、子育てを考えれば、ほんとどうでもいいと言い切りたいです。

幼稚園入園前の子どもの驚異的言語感覚

2006年12月07日 02時23分15秒 | レイくん・リサちゃんの楽しい毎日
話の流れの中で、素晴らしいということを強調する際、その対象が過小評価されているニュアンスがあったから、そのことを否定したいという私の心の動きがそうさせたのですが、「それは全然素晴らしいんだよ」というおかしな日本語を私が4歳のわが子に話しました。
その反応が「全然、ってどういう意味?」
私は軽く「とても、という意味だよ」と応えようとしたのですが、その前に彼に「全然、っていったら、よくないっていう意味になっちゃうよ」と言われて仰天しました。「全然~ない」という否定語と対の言葉としてのいわゆる正しい認識の「全然」を彼は既に身につけていたのです。
唖然、呆然、彼の4年間の情報量でもこれだけの言語感覚が身についているという事実に親はまた子どもの力を見くびっている自分を反省させられる毎日であります。

相田みつを氏の

2006年12月01日 17時07分59秒 | 箴言・苦言
相田みつをさんは仏法の人であるが、世間で騒ぐようには共感できないでいました。
しかし、思わぬところ、子育てという舞台で佐々木正美さんの本で、彼の一番いい言葉に出会ったのです。
「アノネ/親は子供を/みているつもりだ/けれど/子供はその親を/みているんだな/親よりも/きれいな/よごれない眼/でね」
この言葉は日々強烈に私が実感していることを的確に言い当てているのです。