夏休みの工作に！「２弦ギターの制作」（さらにバージョンアップ！の巻）

爪楊枝フレットも思いの外うまく行ってしまいました！。（笑）
これだけでも、案外ちゃんと演奏出来るというのが嬉し楽し面白しです。
フレッド付きバージョンの１弦エレキギターも明日の修行式にも間に合った！。（笑）
「学校に行く前にちゃんと組み立ててあげるから大丈夫！」と言う事で、寝る前に１度バラシてラッカー・スプレーを吹いておく事になりました。
しかし、これがまたエライ事に！。（汗）

朝、ちょっと早起きしてギターを見ると、良い具合に乾いています。
組み立て自体はあっと言う間なので何の問題も無し。（楽）
早速、弾いてみたのですが、うんうん、ちゃんと良い音で鳴ってます。
でも、さすがに１弦だとベースのルート音くらいしか弾けないないのがちょっと寂しく感じてしまいました。
せめて２弦あったら色々フレーズも弾けるんだけどなぁ．．．。（惜）
で、金具だけ付け替えれば「このまま２弦ギターになっちゃうじゃん！」と、妙な考えがムクムクと沸き上がってしまいました。


次は２弦ギターを作ろうと思っていたので、すでにパーツは準備してあります。
幅も高さも丁度良さげなので、弦を１本増やせばそのまま２弦ギターにバージョンアップ！。

コタンポ達はまだ寝ているので、と～ちゃんがやっつけておいてあげよう、これがホントの朝飯前だ！。（笑）


こちらがブリッジ側。


こちらがペグ側．．．と、ものの５分とかからず２弦ギターの出来上がり！。（簡単）

ところが．．．そうは簡単に行かないのが人生です。
今までネックの中央に１本だけだった弦がネックの両端に移動したため、フレッドの高さがシビアに影響してうまく鳴らなくなってしまいました。
し、しまった、やっぱ調子乗り過ぎた！。（汗）


大体は巧く鳴ってくれたのですが、新たに貼った第２弦の２～４フレットだけうまくフレットが効きません。（悲）
どうもフレットの切り込みを入れる時に、ほんの少しだけ斜めに切ってしまい、こちら側のフレットが低くなりすぎるのが原因のようです。（汗）
子供がやったにしては上出来なんですけど．．．楽器って微妙なんですね、やっぱり。（難）
そこで、大胆にもフレットを削り取って新たに打ち直す事に。


時間が無いので、ホット・ボンドを入れてからクランプで押さえて接着してます。
調子に乗って手を入れなければよかったぁぁぁ！、（悔）
せっかく娘が頑張って作ったのに父ちゃんが台無しにしたんじゃメチャクチャ怒られる～！。（大汗）


でも、なんとか間に合いましたよ～、登校時間までには！。（笑）
 ２弦になった事で、こりゃもう本当にちゃんとした「楽器」です。
かなり自由にフレーズも弾けます、完全に１弦とは別次元！。（凄）

ただ２弦になると、それぞれの弦できちんとピッチを合わせないと酷い事になっちゃいます。
 その点、このアンカーと蝶ナットを組み合わせたペグだとチューニングがかなりキビしいんですよ。（難）
蝶ナットは、ほんの少し回しただけでもピッチの変動がかなり大きい。
１度合わせちゃうと以外と狂いは少ないのですが、楽器としての使い勝手としてははかなり悪いです。（辛）
頑張れば、この方法でもっと弦を増やす事も可能だと思いますが、無理矢理パーツ自作にこだわってもしょうがないしね。

今回は色々と勉強になりました、娘の工作だけど．．．。（笑）

父娘（おやこ）で使えそうな材料を探して100均やホームセンターを回ったり、「どうする？、こうする？」と相談したり、とても楽しい思いで作りにもなりました。
自分でマグネットにコイルを巻く所からはじめて、蝶ナットとアンカーのペグ、弦の終端の処理、爪楊枝のフレットなどなど、ギター作りのノウハウもちょっとだけ独自開発！。（笑）

それで思ったんですが、たとえばピアノは１つのキーに対して中音域では大抵3本、88鍵の楽器だったらご家庭のアップライトでも軽く数百本の弦が使われています。（さすが楽器の王様！）

しかし、ギターの弦はたった6本、子供でも片手で持てる大きさ、値段だって安物は新品でも数千円！。（安っ！）

でも音楽的にはピアノと堂々と渡り合えるくらいの楽器でしょ？。（凄！）

反面、構造がシンプルなだけに精密、微妙な作りと高度な演奏技術の賜物なんですけど、そういう事って「頭」では判っていてもなかなか「実感」できる事って無いですよ、出来合いの楽器を買ってくるだけじゃ。

やっぱり自分で作ってみるって事は大切な事ですね～、

次回は既存のギターパーツを使用して演奏性重視の４弦ギター作りに挑戦したいと思っています。
あ、やっぱ調子に乗ってる？。（爆）