皆様お待ちかね?用語解説のコーナーです。
今回の題材は、多くの人が間違いを犯していて
なおかつ身近な用語についての知識です。
なになに、
「私もバドミントンプレーヤーの端くれ、間違った用語なんて使ってません!どんな講釈か知らないが必要ありません!」
ですって?
ふむふむ。その意気や良し。
ではお答えください。バドミントンの話をしているときに、
「セット」「第1セット」「3セットマッチ」
といった言葉を使ったことはありませんか?
どうです。心当たりがあるでしょう。
実はこの「セット」というのは間違いで、
「ゲーム」と言い換えなくてはなりません。
僕の見るところ、大会で主審をしているときのコールでは
「ファーストゲーム、ラブオール、プレイ」
「ゲーム。セカンドゲームワンバイ、○○さん」
という風に、
ほとんどの人が「ゲーム」という言葉を使うことができています。
しかし試合を離れて会話するときには
「第1セット飛ばしすぎちゃって2セット目はあっさり取られちゃってさぁ… ファイナルセットはもうバテバテ」
などと、
途端に「セット」という言葉を使い始める人が非常に多いのです。
審判してるときは「ゲーム」と言えるのに、そうでないときは「セット」と口走ってしまう。
不思議なものです。一体どういう理屈なんでしょうね?
と、疑問はさておき、
どちらかが15点(女子シングルスでは11点)取った所で終了し、
2つ先取するとその試合の勝者となれる、その一つのまとまりのことは、
「ゲーム」
と呼びます。
テニスやバレーボールなどの影響からか、
バドミントンでも「セット」と呼ぶ人が非常に多いですが、
バドミントンには「セット」という用語はありません。
ですから当然、「フルセット」とか「ファイナルセット」という言葉もあり得ないわけです。
しかしながら、
我々一般プレイヤーの中には、「セット」と言ってる人が実に多く
バドミントン歴の長い人や上級者でも「セット」と言って憚らない輩(失礼)が居ますので
間違って憶えてしまいがちなのも致し方ない状況ではあると思います。
先日とあるバドミントン漫画を読んでいたのですが、
その中にも「セット」という言葉が普通に出てきてガッカリしました。
こういう所から正しい知識を広めていかなければいけないのに…。
そんな中にあってきちんと「ゲーム」と言える人は、一目置かれること間違いなし!?
正しい用語くらいは使えるプレイヤーになりたいものですね。
◆
さて、「ゲーム」ついでに、
主審をしてる時に何て言えば良いのかわからなくていつも困る、
という人がけっこう多い「14点目が入ったときのコール」について学んじゃいましょう。
どちらか一方の得点が14点(11点ゲームの場合は10点)に達したときには、
「ゲームポイント」
という用語を使います。
例えばスコアが14-5になった場合には、
主審は
「14、ゲームポイント、5」
とコールします。
(ダブルスでセカンドサーブの時は最後に「セカンドサーバー」を付けます)
「ゲームポイント」は「あと1点でゲーム終了」を示す言葉です。
ですからセティングが行われた場合は、16点目が入ったときにも「ゲームポイント」と言わなければなりません。
もうひとつ、「マッチポイント」という用語もあります。
「マッチ」とは試合のことです。
「ゲームポイント」が「あと1点でゲーム終了」を示すのに対して
「マッチポイント」は「あと1点で試合終了」を示します。
第2ゲームで、第1ゲームを取った方のスコアがゲームポイントに達したときや、
第3ゲームで、どちらか一方のスコアがゲームポイントに達したときは
「ゲームポイント」の代わりに「マッチポイント」を使います。例えば
「14、マッチポイント、11」
「16、マッチポイント、14」
という風にです。
第2ゲームでは、第1ゲームを取った方が14点目を取ったら「14、マッチポイント、~」ですが
ここから相手側が同点に持ち込んだ場合、今度は「14、ゲームポイント、オール」となるわけです。
ややこしいですが憶えましょう。理屈が分かれば簡単です。
実際これってけっこう出来てない人が多くって、
1ゲーム目からいきなり「マッチポイント」と言ったり、
「ゲームマッチポイント」なんていう変な言葉を使ってる人もたまに見かけます。
1ゲームマッチでなければ、1ゲーム目で「マッチポイント」はあり得ませんよね。
さて、いかがでしたでしょうか。
バドミントンは「プレーヤーなのにルールや用語を知らない人が多い」なんてこともよく言われるスポーツです。
僕も全てを完璧に理解することはまだ出来ていない状況です。
試合会場で
「あいつ強いけど審判は全然できてねーよな」
なんてことを言われないよう、
これから一緒に勉強していきましょう!
今回の題材は、多くの人が間違いを犯していて
なおかつ身近な用語についての知識です。
なになに、
「私もバドミントンプレーヤーの端くれ、間違った用語なんて使ってません!どんな講釈か知らないが必要ありません!」
ですって?
ふむふむ。その意気や良し。
ではお答えください。バドミントンの話をしているときに、
「セット」「第1セット」「3セットマッチ」
といった言葉を使ったことはありませんか?
どうです。心当たりがあるでしょう。
実はこの「セット」というのは間違いで、
「ゲーム」と言い換えなくてはなりません。
僕の見るところ、大会で主審をしているときのコールでは
「ファーストゲーム、ラブオール、プレイ」
「ゲーム。セカンドゲームワンバイ、○○さん」
という風に、
ほとんどの人が「ゲーム」という言葉を使うことができています。
しかし試合を離れて会話するときには
「第1セット飛ばしすぎちゃって2セット目はあっさり取られちゃってさぁ… ファイナルセットはもうバテバテ」
などと、
途端に「セット」という言葉を使い始める人が非常に多いのです。
審判してるときは「ゲーム」と言えるのに、そうでないときは「セット」と口走ってしまう。
不思議なものです。一体どういう理屈なんでしょうね?
と、疑問はさておき、
どちらかが15点(女子シングルスでは11点)取った所で終了し、
2つ先取するとその試合の勝者となれる、その一つのまとまりのことは、
「ゲーム」
と呼びます。
テニスやバレーボールなどの影響からか、
バドミントンでも「セット」と呼ぶ人が非常に多いですが、
バドミントンには「セット」という用語はありません。
ですから当然、「フルセット」とか「ファイナルセット」という言葉もあり得ないわけです。
しかしながら、
我々一般プレイヤーの中には、「セット」と言ってる人が実に多く
バドミントン歴の長い人や上級者でも「セット」と言って憚らない輩(失礼)が居ますので
間違って憶えてしまいがちなのも致し方ない状況ではあると思います。
先日とあるバドミントン漫画を読んでいたのですが、
その中にも「セット」という言葉が普通に出てきてガッカリしました。
こういう所から正しい知識を広めていかなければいけないのに…。
そんな中にあってきちんと「ゲーム」と言える人は、一目置かれること間違いなし!?
正しい用語くらいは使えるプレイヤーになりたいものですね。
◆
さて、「ゲーム」ついでに、
主審をしてる時に何て言えば良いのかわからなくていつも困る、
という人がけっこう多い「14点目が入ったときのコール」について学んじゃいましょう。
どちらか一方の得点が14点(11点ゲームの場合は10点)に達したときには、
「ゲームポイント」
という用語を使います。
例えばスコアが14-5になった場合には、
主審は
「14、ゲームポイント、5」
とコールします。
(ダブルスでセカンドサーブの時は最後に「セカンドサーバー」を付けます)
「ゲームポイント」は「あと1点でゲーム終了」を示す言葉です。
ですからセティングが行われた場合は、16点目が入ったときにも「ゲームポイント」と言わなければなりません。
もうひとつ、「マッチポイント」という用語もあります。
「マッチ」とは試合のことです。
「ゲームポイント」が「あと1点でゲーム終了」を示すのに対して
「マッチポイント」は「あと1点で試合終了」を示します。
第2ゲームで、第1ゲームを取った方のスコアがゲームポイントに達したときや、
第3ゲームで、どちらか一方のスコアがゲームポイントに達したときは
「ゲームポイント」の代わりに「マッチポイント」を使います。例えば
「14、マッチポイント、11」
「16、マッチポイント、14」
という風にです。
第2ゲームでは、第1ゲームを取った方が14点目を取ったら「14、マッチポイント、~」ですが
ここから相手側が同点に持ち込んだ場合、今度は「14、ゲームポイント、オール」となるわけです。
ややこしいですが憶えましょう。理屈が分かれば簡単です。
実際これってけっこう出来てない人が多くって、
1ゲーム目からいきなり「マッチポイント」と言ったり、
「ゲームマッチポイント」なんていう変な言葉を使ってる人もたまに見かけます。
1ゲームマッチでなければ、1ゲーム目で「マッチポイント」はあり得ませんよね。
さて、いかがでしたでしょうか。
バドミントンは「プレーヤーなのにルールや用語を知らない人が多い」なんてこともよく言われるスポーツです。
僕も全てを完璧に理解することはまだ出来ていない状況です。
試合会場で
「あいつ強いけど審判は全然できてねーよな」
なんてことを言われないよう、
これから一緒に勉強していきましょう!
10/2の新日本の大会はせっかく応援に来てくださったのに無様な試合をしてしまいました。その結果3試合も主審を務める羽目に。そのおかげ(?)で随分正しいコールが身についたと思います。
皆さん10/9はリラックスして楽しい試合にして下さい。
大会はなかなか厳しい結果に終わったようですね。お互い次は勝てるよう精進していきましょう。
コールの仕方に自信がついてくると、審判をするのも楽しくなる…というのが個人的な意見です(敗者審の時は何も考えられなくて、楽しむ気分にはなれませんが…)。