今日は日曜日
カーテンを半分開けて
なのにシトシト
やはりシトシト
何かしなければ
ダメなんだろうか
光の届かぬリビング
四隅が空間を窒息
僕を拘束
「掃除をする」「有料ゲームを解約する」「家族に電話してみる」
が蛍光灯の紐を一回りしては
キッチンの鈍いアルミへと埋没する
「いっそ外へ買い物へ出かけようか」
は浮かぶなり
「貯金無いのに無駄遣いか」
にhitされkickされ
「新しいバイトを始めてみるか」
は
「どうせ続かんだろ」
に瞬時に吸収・同一化される
窓の外を見る
やはりシトシト
そしてシトシト
石に落下し
放射状に砕け散って
更に微細な水滴は
不足な光を集めては発散し
僕の視線を映しては
日曜日に刻みつける