天秤
2019-12-04 | 詩
ベッドから転落した人は
両足が痛くなって思うように動けなくなる
まして、80歳を過ぎれば治りは遅く痛みは続く
それでも
自分の食べることと
トイレに行くこと
お風呂に入ることは何とか自分でして
それ以外は極力安静にして寝ていた
そうして一人で暮らせていることは
その人の力であり運でもあった
寝たきりと云えば寝たきりかもしれない
寝たきりでないと云えば寝たきりではない
そんな微妙な不運と幸いの混ぜ合わせを
世の中の殆どは青天の霹靂のように思い
不運を重視することが幸いのように思っている
ベッドから転落した人の中にも
神は存在していて
ほんとうは寝たきりではないと
その人の代わりに叫んでいる
だから、その人は何とか自分で
身の周りのことをして
いつもの場所で静かに
暮らしたいと願っていても
それを苦に思う人の中の神が
いつものように動けないことは寝たきりであり
寝たきりが進まないように
その人が望んではいない
大げさな対処を選んでしまう
そのためには寝たきりではないという見解に
風船を割るように針を刺してしまう
正しいと言えば正しい
正しくないと言えば正しくない
地球の天秤の悲しさは
Aを信じる人が天秤にかけたら
Aに傾き
Bを信じる人が天秤にかけたら
Bに傾くこと
その真実は地球の人間には
知らされてはいないこと
人にとって起こっては困ることが
これからも起きていく
臭いものに蓋をするような対処では
繰り返し何度も起きてしまう
それは
地球の天秤の不正確さに
人々が気づくためだろう
治らない病気もあるが
治らないように見せかけた傷もあることに
人々が気づけるようになるまで
アクシデントは繰り返される
そうして、
宇宙の感覚が磨かれていく人には
トンネルの出口が見え
宇宙の天秤が舞い降りてくる
きっと、必ず
両足が痛くなって思うように動けなくなる
まして、80歳を過ぎれば治りは遅く痛みは続く
それでも
自分の食べることと
トイレに行くこと
お風呂に入ることは何とか自分でして
それ以外は極力安静にして寝ていた
そうして一人で暮らせていることは
その人の力であり運でもあった
寝たきりと云えば寝たきりかもしれない
寝たきりでないと云えば寝たきりではない
そんな微妙な不運と幸いの混ぜ合わせを
世の中の殆どは青天の霹靂のように思い
不運を重視することが幸いのように思っている
ベッドから転落した人の中にも
神は存在していて
ほんとうは寝たきりではないと
その人の代わりに叫んでいる
だから、その人は何とか自分で
身の周りのことをして
いつもの場所で静かに
暮らしたいと願っていても
それを苦に思う人の中の神が
いつものように動けないことは寝たきりであり
寝たきりが進まないように
その人が望んではいない
大げさな対処を選んでしまう
そのためには寝たきりではないという見解に
風船を割るように針を刺してしまう
正しいと言えば正しい
正しくないと言えば正しくない
地球の天秤の悲しさは
Aを信じる人が天秤にかけたら
Aに傾き
Bを信じる人が天秤にかけたら
Bに傾くこと
その真実は地球の人間には
知らされてはいないこと
人にとって起こっては困ることが
これからも起きていく
臭いものに蓋をするような対処では
繰り返し何度も起きてしまう
それは
地球の天秤の不正確さに
人々が気づくためだろう
治らない病気もあるが
治らないように見せかけた傷もあることに
人々が気づけるようになるまで
アクシデントは繰り返される
そうして、
宇宙の感覚が磨かれていく人には
トンネルの出口が見え
宇宙の天秤が舞い降りてくる
きっと、必ず