牛と暮らす

北海道で、牛達と暮らす日々を綴ります。

お~い はな

2017-02-25 22:04:00 | はな & いのり (馬)


お~い はな
もう何ともないね



いのりが元気になり、ひと安心していたら
今度は、はなだ

十日ほど前の事だ

窓から何気なく外を見ると
はなが寝ている

いつものことかと思ったが、何やら嫌な予感がして
勝手口のドアを開けて、声をかけた

いつもなら体を起こすのに、動かない
急いで、様子を見に行った
どうやら起きれないらしい

前日、それまで置いていた牧草ロールの食いが悪かったので
新しいロールを、その横に入れた

そのロールとロールの間で寝転がってしまい
体がはさまり、身動きがとれなくなったようだ

あわてて、もくしにひき綱をつけて引っ張る
あいにく、夫は視察に行って留守だ
体を起こすように、引っ張り続ける

有り難いことに、なんとかはなは起き上がってくれた

でも、起き上がっては、すぐ座り込むので
獣医さんを呼んだ

足も体も異常はないとのこと
安心したが、念のため
はなだけ馬小屋に入れて、一晩中様子を見ていた

獣医さんの話しによれば
馬は起きれなくなったら、牛より短時間で命を落とすという
麻酔をかけただけでも、麻痺が残ることもあるらしい

よかれと思って入れたロールだが、不注意で
あわや、大変なことになるところであった


あ~ また



寝てる
 
 
 






2月の巣立ち

2017-02-22 22:37:28 | 


F1の男の子 ハッピー



今朝、市場へと巣立ちました

寒さにも負けず
お腹をこわすこともなく



すくすくと育ちました


F1の女の子 リトルポッチ
おでこに白い小さなポッチがあります



近くの牧場へと、巣立ちました

リトルポッチのお母さんは
神経が少し麻痺しているのか
いつも舌がペロッと出ている
ペコちゃんです。

廃用牛になりかけましたが
引き取り
こんなに可愛い赤ちゃんを産んでくれました



どうぞ、この子達に
穏やかな未来を
 
 
 


まくら猫

2017-02-21 22:17:26 | ふう & ザブ (猫)


今日は、最高気温がー5℃
風も強く、とても寒い1日でした

いつもなら、玄関のドアを開けると
外に出かけるザブくんも
無言で立ち止まり
家の中へと戻ってきました



あくびを一つ二つ



薪を枕にうたた寝です



ふうちゃんも、薪ストーブの前で



伸びる、伸びる

なんとものどかな朝でした
 
 
 
 


ディセンバーのしずく

2017-02-16 21:18:00 | 牧場


昨日から2泊3日の日程で、夫は6次産業化の視察に行った

山形で和牛一貫肥育農家を視察
肉牛での6次産業化を

宮城で自牧場生乳を利用してのヨーグルト製造プラントを視察
乳牛での6次産業化の可能性を考える、という目的だ



10年ほど前、新たに哺育育成預託事業を始め
一昨年春には、搾乳を始めた

牛の数もだんだんと増え、今では470頭ほどの牛がいる

規模拡大路線を進んでいるようで
牛の顔が見えなくなるのではないかと、心配していたが

6次産業化の方に舵を取ってくれて、少しほっとした



牛が健康で長生きできるよう
食べる物にもこだわり
できるだけ自由に動けるよう
大切に思って、育てている

和牛も、今は繁殖農家だが
やはり、最期までこの手で育てて、送り出してやりたい



そんな牛達の牛乳やお肉を
自分達の手で
みなさんの元へ届ける

上手くは言えないが
最初からその最期まで
これが牛を育てるということなのかもしれない
と、ふと思った



まだまだ、勉強の段階であるが
気の早い話で、ネーミングだけは考えている

思い出深い牛達の名前をとって
“ ディセンバーのしずく ”である