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みやざきの雑感帳

横浜の、富士山の見える家に住んでいます。
家のこと、バイクのこと、生活のことなど、気が向くままに書いています。

房総のオンロード

2007年04月08日 23時55分36秒 | 雑感帳

金曜日に飲みに誘われたとき、日曜日に走る話があることを聞いたので参加してみた。

本来はオフ車な人たちがメインだったのだけれども、オンロードも数台いるとのことだったので、僕も含めたオンロード組だけで別の道を走ろうって事になった。

4月8日は統一地方選の前半の投票日。労働組合の仕事に関わってからずいぶんと選挙に関心が出てきた。まぁ、もちろんその前から投票に入っていたのだけれども、帰りが遅くなるといけないので行きがけに投票。しかし投票所でロスした時間が少しあり、フェリーを一本逃してしまった。

 

金谷のセブンイレブンで待ってくれていたのは、SERROW Millenium Edition、CRM、SuperSherpa、XR250、ZR-7S、CBR600F4トリコロール。CRMさんとSuperSherpaさんには初めてお会いした。少しセブンイレブンで話をしてからR127を北上し、竹岡にあるラーメン屋「梅の家」でいきなり腹ごしらえすることになった。黒っぽいスープに載っているチャーシューの量がものすごい。京都の新福菜館薬味に似た味付けになっているけれども、麺の歯ごたえが柔らかいのと、玉葱を使っていてスープに甘みが感じられるところがずいぶんと異なる。何よりものすごいのがチャーシューの厚みと量。朝を軽く食べたせいもあって、食べきるのには少々の努力が必要だった。

 

食べ終わってから二手に分かれる。オフ車組は富津金谷ICの近くから鋸山をぐるっとまわる林道へアプローチ。ZR-7SとCBR600F4トリコロールと僕は、保田から長狭街道に入り、県道88を南下する。特に行き先を決めていたわけではなかったのだけれども、なんとなく南のほうへ行きたくなったのだった。しかし88号は少し遅い車に引っかかったので、県道258号へ入ってみる。この道はそれほど道幅が広いわけではないけれども、普通に見通しがあって交通量が少なく、快適に走れる。何本か脇にそれる小道に入ってみようと試みるけれども、すぐにダートになったり通り抜け不可の看板があったりして断念。R410が近くなってきたあたりで右折できそうな道を見つけ、入ってみる。

右折してすぐにトンネルがあり、道の両脇の落ち葉が厚く溜まっていて、最初は少々気を使う道だったけれども、しばらく走ると見晴らしが開ける。桜の木が九分散りぐらいになっていた広場のようなところで、地元の人たちが花見をしていた。この道は林道増間御門線。広場から先、少し走ると三叉路が現れる。少々迷ってから右折してみる。この判断が良かったらしく、増間御門線の本線を全て走ることになるが、この林道は道沿いにずっと桜が植わっていて、ほとんど散ってしまっているとは言えなかなか見ごたえがあった。一週間前に来たならば、桜のトンネルを延々と楽しむことのできる素晴らしい道だったことだろう。来年はぜひ来なくてはならない。急な勾配の登り、下りがあるとは言え、地元の車もちらほら走っており路面の状態は悪くない。途中で左に折れる林道大学口上滝田線をやり過ごして直進し、途中で少し休憩しながら県道88号へ出る。

 

 

道の駅三芳で少し休憩。あまり知られていないけれども、南房総は京都、香川と並ぶ団扇の産地で、房州うちわといわれる。道の駅では小ぶりなもんから大振りなものまで団扇が売られていた。大きなもので1万円程度していたけれども、道の駅の壁には数メートルになろうという巨大な団扇も飾ってあった。あれを使えば大柄なCBR600F4氏でも空を飛べるのではないかなどとあほなことを言いながら地元の牛乳を飲み、出発。

 

 

県道88を終点まで走ってから、少しR127をとおり、県道86で南下。白浜方面に進むが白浜はもう何度も行っているしどうせ人が沢山いるだろうから適当なところで県道を外れてみる。豊房と呼ばれるエリアらしい。養鶏場を過ぎて細く平坦な林道を延々と進む。こちらは花がきれいだったり見晴らしが良かったりといったことのない、さほど特徴がある林道ではなかったけれども、ともかく舗装はされていた。工事も行われていた比較的大きな交差点を直進し、高度を上げてから二回ほど1km程度のダートを走ると、千倉に出た。思いつきで入った林道にしては、なかなか楽しめる道だった。

素直に海岸を目指してR410に出て、北上して長狭街道との交差点にあるセブンイレブンへ。16時に林道組と待ち合わせをしていたが、15時55分頃に到着した。一時間前に林道で現在地がわからずダートを走っていたことを考えれば奇跡的な到着だったが、オフ車組が遅れたので10分ほど待ち、みんな合流。

オフ車組はいずれもどろどろになっており、一目で林道が楽しかった事を教えてくれた。30分ほどあれやこれやと走った道を話し合い、記念写真をとって解散。CBR600F4トリコロール氏と僕の二人が金谷へ。残りは千葉に住んでいるのでR410を北上。走りなれた道を二台でさくっと走り、17時半ごろのフェリーに乗船。陽気が暖かくなってきたからか、近年まれに見るものすごい量の車を積み込んだフェリーは座席も混んででおり、何とか二人で座れる席を見つけてのんびり35分の航路を過ごす。帰宅は18時半過ぎだったか。

オンロードだって、脇道に入ってみれば楽しいもんだ。

本日の走行距離 167km

 


花見週末

2007年04月01日 23時58分47秒 | 雑感帳

土曜、日曜と桜を求めてみた。

土曜はお昼に上野で待ち合わせ。上野公園の混雑と喧騒はもともと相手にする気はなかったけれど、まさか駅の構内にまでロープが張られて交通整理がされていたのにはびっくりした。

二駅電車に乗って日暮里へ。北口から出て、谷中霊園を歩いてみる。有名な桜の名所なので人はそれなりにいるとは言え、さすがに墓地でどんちゃん騒ぎをする人はいないので、ゆっくり静かに桜を眺められる。有名人の立派な墓を眺めつつあちこち歩いていたら、ずいぶんと大回りをしてしまっていた。

その後、谷中付近の寺を巡る。山桜のある寺、立派なソメイヨシノのある寺、しだれ桜の蕾が膨らんでいる寺など、いろいろと個性があって面白い。谷中の町は旧いお菓子屋さんなどもあって、飽きずにふらふら散歩できた。

その後、根津神社へ。躑躅が有名な神社だけど、桜も少しある。境内のベンチに座って、散歩の途中に見つけたパリット フワットというパン屋さんで買ったパンを食べた。素材の味が強く感じられてとても美味しかったけれど、バターを使ってなかったりするせいか、フワッとした食べ心地ではなかった。パリット ギュウットという店名のほうが適切ではなかろうかと思うが、いずれにせよとても美味しいパンだった。

根津神社から白山へ歩き、小石川植物園へ。広場の桜が満開で壮観だった。近所の家族連れが多く来ていて、そこら辺で子どもが走ったりケンケンをしたり転んだりして穏やかな時間が流れるなか、少々寒かったのでゆず茶を飲み、ベンチでゆっくり過ごす。

風が涼しくなってきたので歩き始める。正門から出て植物園の塀に沿って千石のほうへ歩く。製紙や製本の小さな工場が軒を連ねる一帯だった。大きな出版社もあれば小さな書房もあるが、大きな出版社が大規模な販売網を生かして大量に売りさばく時代はWeb2.0の到来とともに崩れ始めているとおもう。とは言え、小規模な事業者も、ニッチとは言えピンポイントで市場が存在するようなコンテンツを提供しなければ、更に苦しくなるだけだ。わかっていたことではあるけれど、情報網が発達するにつれて、競争はよりシビアになっていって、無駄や非効率のおかげで享受できていた余裕がどんどんなくなっている。そんなことを考えながら歩いていた。

千石からかなり歩いて大塚へ。最後は疲れてきたので数駅バスに乗った。モバイルSuicaでバスに乗るのは快感だった。

大塚駅前の江戸一を狙ってみたけれども開店30分で既に満席。あちこち歩いて見つけた焼き鳥のというお店へ。ビールも焼き鳥も旨く、酒もそれなりの量を出してくれて満足。いろいろ喋って5時間ほど居座ってしまった。

日曜日は一人。暖かい空気が気持ちよく、夕方に用事があるのにもかかわらずバイクのカバーを外してしまう。フェリー乗り場までは10分足らず。あっという間に金谷でアクセルを開いていた。

夕方18時に関内にいなければならないのであまりゆっくりはできない。いろいろ走り回ってもせわしないので、嶺岡中央林道へ。林道の中央あたりにある、愛宕山付近の嶺岡苑という休憩所に山桜がたくさん咲いていたはずなので行ってみるが、昨晩の風でほとんど散ってしまっていた。残念。

 

とは言えぽかぽかした陽気が気持ちよく、静かなベンチにひっくり返って30分ほど横になる。春の暖かい空気に囲まれていると、いろんなストレスやら何やらが全て消え去って行くような気がして、幸せな気持ちになれる。

目を覚まして出発。嶺岡林道はいつも東西に一気に走ってしまうのだけれども、今日は気が向いたので、途中で南下する林道に入ってみた。道幅も広くて民家もそれなりにあるような普通の道が続くと、突然たくさん車が止まっている一帯が出てくる。ガンコ山という体験ランドのようなものだった。Webページを眺めるとなかなか楽しそうだ。いつか子どもができたら行って見たい。

R410に出て少し北上すると、日本の酪農の発祥の地とやらが現れる。嶺岡いきいき館というところでソフトクリームを食べ、牛を眺めて直売所の菜の花の安さにびっくりする。

そろそろ時間がなくなってきたのでR410を北上し、長狭街道を西進してさくっと金谷にたどり着く。久里浜に着いたのは17時半頃だったろうか。雨がぱらつく中、横横道路を走って関内へ行き、ボランティアを二時間ほどこなしてから下道をのんびり走って帰宅。

まぁ、それなりにゆっくり桜を見られた週末だった。