ニュースに物申す from 仙台

毎日のニュースに思ったことを書き添えて、書庫にしていくよ~
何でも、コメントしてね!

[京都KEYWORD]講堂・法堂

2006-01-13 14:15:48 | 京都のこと
こうどう  はっとう

講堂は講義や討議をする建物で、仏像を安置するだけでなく、僧侶が集まる場所なので建物も大きい。
金堂の背後にもうけられるのが通例で、多数の僧侶がはいるために金堂より大規模であることが多い。中央に仏像をおき、その前方左右に論議台をおく。
禅宗系の寺院では法堂(はっとう)と呼ばれる。

企業のリスク管理 ヒヤリ・ハット

2006-01-13 14:14:37 | 創業や経営
ハインリッヒの法則と言われる法則があります。
これはアメリカの技師ハインリッヒが発表した法則で、労働災害の事例の統計を分析した結果、導き出されたものです。数字の意味は、重大災害を1とすると、軽傷の事故が29、そして無傷災害は300になるというもので、これをもとに「1件の重大災害(死亡・重傷)が発生する背景に、29件の軽傷事故と300 件のヒヤリ・ハットがある。」というものです。

日常発生する個人・仕組み・組織・環境などを起因とした不具合やクレーム、つまり300件のヒヤリ・ハットのレベルで摘み取る事によって、重大災害の発生を防ぐ事ができるという統計学的な考え方です。
経験上、最下位の管理レベル、いわゆる係長や主任にいるときにこの法則の統計面での信頼性の高さを感覚的に実感できます。
その管理レベルにいると直接的間接的にヒヤリ・ハット情報がとても入りやすい。
上位の管理レベルにいくほど、その情報量は恐ろしいほど激減します。
トップマネージメントを担う方は現場の意見を良く聞き、判断を誤らないようにしてください。

重大災害を防ぐポイントはヒヤリ・ハットの情報開示とそれを摘み取る方法です。
隠しておきたい失敗情報や業務マニュアルを逸脱して発生したミスやクレームは開示されない情報です。
これらの情報開示の程度がリスク管理の面で重要な指標となります。
これが開示されるとヒヤリ・ハットの段階でシステム的に摘み取りの対処をする事が可能です。
それを習慣づけるために教育や訓練が大切になります。

ある上場企業の現場で安全管理委員長の経験のある社長の話では、
「個人や組織のセンシビリティ(感性)を養うことが重大災害を防ぐ上でもっとも有効だ」
とのこと。KYT(危険予知トレーニング)を通して、そのセンシビリティを養っていくのだそうです。
いつも間にか、ヒヤリ・ハット情報の共有や撲滅に目的にすり替わって、本来の目的である「重大災害」の影が薄くなってしまうことってよくあること。
さすがに実務経験者の話には説得力があります。

「目的」と「目標」のすり替えがないように!

snikami