はんなりする話

京都の義肢装具会社〝㈱大井製作所”のスタッフの日常や装具の話など。
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バリアフリー2015

2015-04-18 08:16:49 | エイジフリー

 先日 大阪でバリアフリー展示会でで福祉用具を見学してきました。

 どこのメーカーさんも、開発が進んで ベッドにしても ご利用になる方が身体がずれないようにとか  車いすにしてもコンパクトタイプになったりと すごく工夫されています。

 僕たち、福祉用具専門相談員は利用者様の今のお困りごと または将来的に予測できる必要ごとを想定して 少しでもベストな商品を選定するのが使命です。

 実際に手に取って その方の気持ちになって確認をしてきました。

 年に数度の機会なので いい見学になりました。

 皆様も もしお困りごとがありましたら ご連絡を頂けたら幸いです。

                                               エイジフリー 大橋

 

 

 


8年ぶり

2015-04-14 13:23:01 | **活動日誌**
先日、8年ほど前に私が来店で対応させていただいた方が、装具の作りかえで来られました。
当時は義肢装具士二年目くらいでしたので必死に考えながら提案、採型、製作を行った記憶があります

8年間一度も修理せず今も使われてたことに驚き、大切に使ってもらえてたんだなぁと嬉しくなりました


今回は前回より満足してもらい、想像以上の製品をお渡しすることが目的なので
1⃣使用目的(仕事時)、使用環境
2⃣適切な肢位で採型
3⃣装具の形と材料
4⃣ベルトのとめ方、方向、長さ
などなどを細かく話し合い製作しました
それがこちら


赤が好きということで、一部赤を入れましたシャツも赤
装着後「外で着けるのもったいない!」「家族に見せびらかしてるよ‼」と嬉しい言葉をいただけました


☆自作便利グッズ紹介☆

2015-04-08 21:18:50 | Weblog

賀県在住のお客様より

背中の塗り薬を楽に塗れる自作の便利グッズを教えて頂きました。

家にあるもの作れるので、同じように困っている人に教えてあげたい

と仰られていたので、紹介させて頂きたいと思います

上↑の写真

塗り薬マジックテープの着いた伸縮ゴム孫の手かまぼこの板

これだけでは、まだどのように使うのかよく分かりませんが、

(もしかしたら気づいてる方もおられるかもしれませんが・・・)

この写真を見れば使い方が分かると思います

なんと!孫の手にかまぼこの板をL字の金具で留めて、塗り薬を伸縮ゴムで留めているのです

特に工夫しているのは、伸縮ゴムにマジックテープをいろんな塗り薬に

使えるようにマジックテープの幅を広く長めにしている所だそうです

背中の塗り薬を塗るのは一人で塗るのは大変どうしたら自分で楽に塗ることが出来るのだろう・・・

という思いから、試行錯誤を重ね、家にあるもので作られた便利グッズです。

これとよく似た商品で旭電機化成さんで「軟膏ぬりちゃん」という商品がありました。

こちらは、同じように孫の手のような器具に軟膏を直接先端に塗りつけて塗るタイプです

やはりニーズがあるので商品化もされていますね。

 

自作便利グッズを教えてくださったお客様は、日々いろいろな事に興味関心を持ち、

不便な事に対してどうしたら便利になるだろう・・・と考えておられる方です。 

まずは家にあるもので作ろうと考えて、実際に作られたのは本当に素晴らしいことと思います。

私も見習わなければいけないと思いました。

この自作便利グッズを知ってもらい、皆様の頭の片隅に留めて何かの役に立てればいいなと思います。

入社2年目になりました、川邉が紹介させて頂きました

 

 


歩くこと

2015-04-07 12:16:01 | Weblog

最近、あちこちのライブに参加してます山本です

 

 

さて、段々と春らしい気候になってきている今日この頃ですが、皆さんは「歩く」ことについてどんな考えをお持ちでしょうか?

 

日常の中で当たり前のようにしている行動ですが、最近、体の状態変化に関して大きく影響している行動こそ、この「歩く」ということだと思っています。

 

私達の仕事で関わる方々のなかには様々な理由で歩行が困難な方がいます。もちろん、そういった方々には歩行が出来るように装具の製作を行ったり、はたまた義足の製作を行ったりと、歩くことのサポートをしております。「歩く」ということはとても 大切なことだからです。

 

ただ、そういった方々ではなく、日常的に「歩く」ことをされている方々の多くは特に意識せず「歩く」ことをしていると思います。私もそうです

 

しかし、「歩く」ということは一歩踏み出すごとに地面から反発を受けている状態であり、それが蓄積されると体には大きな負担がかかっているということになります。

 

多くの人は誰かに歩き方を教わるでもなく極々自然に歩くことができます。そのため自分の歩き方が良い、悪いの判断できないまま日々歩いています。

 

長年無意識によって培ってきた歩き方を改善するというのはとても大変なことであり、私達の仕事はそういった歩くことのサポートをしているというところもあります。



足元からのサポート、おまかせください

 

 

 

p.s    昨年、趣味の折り紙講師の資格習得しましたわーい

 

 


心機一転

2015-04-06 13:00:00 | メディフット

今日は、フレイマー俣野です。

 

昨年末から今まで以上にフレーム作製に重点をおいて仕事をさせてもらっています。

年末から今年1月までは忙しくさせてもらい、慣れないため嬉しい悲鳴をあげていましたが、

今は少し余裕が出てきました。

 

その為以前からも考えていたように、患者様に快適とまではなかなか行けませんが、少しでも

苦痛のないフレームができるように、患者様からの声を参考に改良できたらと思っています。

 

新年度も始まり、弊社にも新人が入社してきました。

私は今年で入社30年になりますので、もう一度初心に戻って

新人に負けないように頑張っていこうと思います。

 

次回には改良できたフレームを紹介できたらと・・・


うれしい笑顔!

2015-04-05 14:54:50 | Weblog

本日は、営業3課所属の宮内が担当します。

京都の桜も満開を迎え、多くの観光客で賑わっている今日この頃です。

さて、私の仕事は、様々な病院へ営業として出向き、医師の処方に基づき、患者様の状態を見極め、ベストな方法をご提案し提供することです。

納品した後も、「もう少し何とか工夫できたかもしれない」と反省し、それを経験の糧として次に生かしていますが、時として患者様からご批判を受けることもあります。

どんな仕事でも付き物ですが、そんな時は、正直辛いと感じることもあります。

しかしそんな中でも、患者様から「ありがとう」と感謝されたり、「以前よりも楽になった」と笑顔が戻った姿を見ると、最大のやりがいを感じます。

今日は、そんなエピソードを2つ紹介します。

特定を避けるため、詳細を伏せることは、お許し下さい。

 

エピソード1:60代男性で交通事故により、左下腿切断を余儀なくされた患者様に、昨年10月頃、下腿義足を納品しました。

悔しい思いもあったと推察しますが、その方はリハビリに積極的であり、予想に反して早々に退院され、自宅での療養となりました。

毎週のように病院からの呼び出しに応じて、義足の調整に行ったことを覚えています。

その方が3月初旬に再診で来院され、久々にお会いし話をすることができました。

毎日2Km歩くことを目標にされ、雨の日も雪の日も近所を歩いてリハビリをしていたそうです。

最初は、歩いた後に断端が腫れて痛みを伴ったこともあったそうですが、最近はそれもなくなり、近所だけではなく遠方へも歩けるようになったそうです。

5月頃には、仕事に復帰するとおっしゃった時の笑顔は、大変印象的でした。 苦境をプラスの力に変えて前へ進む姿は、年齢に関係なく輝いて見えました。

 

エピソード2:昨年12月初旬、学校の検診で側弯症と診断され、病院を訪れた14歳の患者様でした。

担当した先生からの処方により側彎装具を作製することになったのですが、お母さん共々大変心配しており口数が少なく、装具制作にあたっての説明に時間を要したことを覚えています。

多感な時期の少女にとって、鎧のような装具を数年装着しなければならないことを説明するのは容易ではなく、励ましの言葉を添えるぐらいしかできませんでした。

しかし、納品時のレントゲンの結果を見た時、曲がっていた背骨が真直ぐになった画像を見て、親子で納得され、頑張ろうという気になったように思えました。

それから約3か月後、再診で病院を訪れた際に、話をする機会を得ましたが、その子もお母さんにも笑顔が戻り、ニコニコ冗談を交えながら話ができました。

学校の先生や友人方も理解を示され、順調にいっているようです。

 

そんな嬉しい笑顔を取り戻せるようになったことは、担当者として非常に励みなります。

勿論、私だけではなく、製作に関わった多くのスタッフにも感謝の気持ちで一杯です。

一人でも多くの笑顔が取り戻せるように、これからも邁進していきたいです。

Your smile makes us happy!!

 

 


製品紹介

2015-04-01 12:20:33 | **活動日誌**
製造部では普段様々な装具を製作しています。その一部をご紹介したいと思います

骨折用装具。小児用なのてカッコ可愛いくしてみました

こちらも小児用継手付シューホン。四つ葉のクローバーが可愛らしいです🌺

鼻骨骨折用のフェイスガード。スポーツ選手に多い装具です⚽

長下肢装具。赤がオシャレポイント

両足短下肢装具。色合い、デザインともに患者さまに喜んでいただいてます

製造部ではこれからも、機能だけでなくデザインでも患者さまの想像以上の製品を提供できるよう、努力していきたいと思います