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Sliding Cafeマスターのブログ

楽器調達しました

 ほんの束の間の休息も終わり、次のゲーム音楽制作に突入しました。相変わらず怒濤のスケジュールです。今度のは北米版で、アメリカ現地のスタッフのチェックが入るため音のクオリティーが非常に高いものを求められるのです。か~なりシビアな仕事です。
 やはりリズム、特にドラムの音色に関しての注文が非常に厳しく、サンプラーやドラム音源の音だけでは、到底まかない切れないので、遂に本物の楽器を購入しました。
 当初は楽器店で捜すつもりだったんですが、その時間もなかったため昔からバンドのマネージャーとしてお世話になっている柿本重夫氏にお願いして柿本氏自身のコレクションの中から譲っていただきました。新品で買えば相当な金額になるんですが、楽器店で買うよりも相当安い値段で譲っていただきました。
 しかも、シンバルとかは数種類実際にマイクを立ててテスト録音して、音色の気に入ったものを選ばせていただきました。楽器店では試奏は出来ても録音してマイク乗りの具合とかまでチェックするなんて絶対にできません。本当に助かりました(カッキー、ドウモアリガト~!)。
 購入したのは、クラッシュ・シンバル2枚、ライド・シンバル2枚、ハイハット1組、スネア・ドラム3個です。ドラムセットを購入する事も一瞬考えたんですが、キック( バス・ドラム)とタムは本当に良い音(商品レベルで通用する音)で収録するのがとても難しいので、止めました。キックとタムはヘタに自分で録音するよりもサンプラーの音を使った方が良い場合が多いのです。
 今回購入した楽器の実際の使い方ですが、スネアならスネアだけ、ハイハットならハイハットだけを演奏する方法を取ります。ドラマーなら絶対にこんな事はしないんですが、僕はドラマーではないため、ドラムセットだと演奏がヘタクソなのと、あと楽器個別に収録した方が後で波形の編集が容易に出来るためなのです。その波形の編集方法を説明すると、1冊本が書けてしまう程の内容になってしまうので、ココではやめときますが、とりあえず僕独自の方法で波形の編集をやってます。結構、波形編集作業って楽しいんですよねぇ。編集次第でいくらでもサウンドを変える事が出来ます。

これから1ヶ月くらいはリズム・トラック作りに専念です。

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