sky-eye

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

ぼくらの7日間戦争(観てみた)

2024年05月03日 00時00分00秒 | アニメ
青春エンターテインメント映画の金字塔がアニメ映画として新生!

■製作:2019年
■上映日:2019年12月13日
■製作国:日本
■上映時間:88分
■配給:KADOKAWA、ギャガ
■監督:村野佑太
■原作:宗田理
■脚本:大河内一楼
■アニメーション制作:亜細亜堂

«評価»
■映画.com ★3.1
■Filmarks ★3.1

«ストーリー»
 いつもひとりで本ばかり読んでいる、鈴原守。話し相手といえば、同じ歴史マニアが集うチャットのメンバー。
「青春時代は、人生の解放区よ」。
平均年齢還暦越えと思われるその場所で、今日もメンバーの一人が、恋に悩む守にからかい半分のエールをくれた。
片思いの相手は、お隣に住む幼馴染の千代野綾。しかし綾は、議員である父親の都合で東京へ引っ越すことを迫られていた。しかも、いきなり一週間後。それは守が密かにプレゼントを用意していた彼女の誕生日の目前だった。
「せめて、17歳の誕生日は、この街で迎えたかったな」。
やり場のない綾の本音を聞き、守は思い切って告げる。
「逃げましょう……っ!」。
綾の親友・山咲香織をはじめ、明るく人気者の緒形壮馬、ノリのいい阿久津紗希、秀才の本庄博人までもがこの逃避行に加わり、駆け落ちを夢見ていた守は拍子抜けするが、特別な夏の始まりには違いなかった。もはや観光施設にも使われていない古い石炭工場を秘密基地に、ただ7日間、大人から隠れるだけのバースデー・キャンプ。それは、少年たちの精一杯の反抗だった。立坑櫓たてこうやぐらから屋上へと登れば、どこまでも高く広がる空が、彼らを迎えた。
だが、その夜、工場に潜んでいたタイ人の子供・マレットと出会ったことで、事態は想像もしなかった方向へ向かう。不法滞在で入国管理局に捕らわれかけていた所を間一髪助けると、はぐれた家族を探しているのだと、守たちに打ち明けた――
2日目の朝、今度は武装した入国管理局の職員が、マレットを連れ去りにハンマーを振りかぶり工場へ突入してきた。守は、仲間たちの協力のもと、敵の撃退作戦を決行する!

«個人感想»
突如、親(政治家)の都合で引っ越しが決まったヒロイン。
何もないけど今住んでいる場所や友人関係は好きで引っ越ししたくはない。
引っ越しまで1週間と時間がないが、そこで始まった“7日間限定のバースデイキャンプ”
と思ったら、タイ人の子供を匿う戦いになった。
やっている事は完全に犯罪行為だったり、匿う理由が結構薄かったり、
この状況ですぐに子供達を確保できない大人たちの行動のヤバさだったり、
重機使って壁破壊とかやり過ぎだし、本当に一歩も間違えなくても死人が出るレベルの展開はアニメと言いつつも、ちょっと現実離れし過ぎていて、突っ込み要素が沢山ありまともに映像が見れなかった。

7日間戦争とタイトル通りの物理的な戦争ではなく、
もっとシンプルに青春時代を過ごす悩める子供達の心の模様の葛藤(戦争)を描いた方が良かったと思った。

Tシャツ カッコイイ

2024年05月02日 00時00分00秒 | 趣味
アメコミのTシャツが好きで衝動買いをしがち。
だけど、なかなかこれを着て街に出る勇気が出ず、
地元の近所に出掛ける時くらいしか着れていないww

空の青さを知る人よ(観てみた)

2024年05月01日 00時00分00秒 | アニメ
過去と現在をつなぐ、切なくてちょっと不思議な“二度目の初恋”物語

■製作:2019年
■上映日:2019年10月11日
■製作国:日本
■上映時間:108分
■配給:東宝
■監督:長井龍雪
■原作:超平和バスターズ
■脚本:岡田麿里
■アニメーション制作:CloverWorks

«評価»
■映画.com ★3.8
■Filmarks ★3.6

«ストーリー»
山に囲まれた町に住む、17歳の高校二年生・相生あおい。将来の進路を決める大事な時期なのに、受験勉強もせず、暇さえあれば大好きなベースを弾いて音楽漬けの毎日。そんなあおいが心配でしょうがない姉・あかね。二人は、13年前に事故で両親を失った。当時高校三年生だったあかねは恋人との上京を断念して、地元で就職。それ以来、あおいの親代わりになり、二人きりで暮らしてきたのだ。あおいは自分を育てるために、恋愛もせず色んなことをあきらめて生きてきた姉に、負い目を感じていた。姉の人生から自由を奪ってしまったと…。そんなある日。町で開催される音楽祭のゲストに、大物歌手・新渡戸団吉が決定。そのバックミュージシャンとして、ある男の名前が発表された。金室慎之介。あかねのかつての恋人であり、あおいに音楽の楽しさを教えてくれた憧れの人。高校卒業後、東京に出て行ったきり音信不通になっていた慎之介が、ついに帰ってくる…。それを知ったあおいの前に、突然“彼”が現れた。“彼”は、しんの。高校生時代の姿のままで、過去から時間を超えてやって来た18歳の金室慎之介。思わぬ再会から、しんのへの憧れが恋へと変わっていくあおい。一方で、13年ぶりに再会を果たす、あかねと慎之介。せつなくてふしぎな四角関係…過去と現在をつなぐ、「二度目の初恋」が始まる。

«個人感想»
“過去”から現れた「まだ子供の自分」。
夢を追う過去の自分が、現在大人になっている自分に向かって、「ガッカリさせんなよ」と言う気持ちをぶつける。
誰もが一度は自分に当てはめて考えただろう。
全体としてはバンドと言うわかりやすい若者を象徴するテーマで、
みんな子供の時に思っていたなりたくない大人になることが多いけど、
それでもその中で足掻いて、過去の自分にも誇れるようにと悩み苦しむ姿はグッとくるものがあった。
ラストが急に空を飛んだりとファンタジーになってしまったのが少し残念ポイントではあったが、全体的に面白く楽しめた作品だった。
あと、「井の中の蛙大海を知らず、されど空の青さを知る」とは、上手いタイトルつけるなと思った。
大人になった今の自分を高校生の時の自分が見たら、、、
ここまではガッカリな大人にはなっていないと思うけど、
色々と思うところはあるだろうな。苦笑

とんがり頭のゴン太 -2つの名前を生きた福島被災犬の物語-(観てみた)

2024年04月30日 00時00分00秒 | アニメ
東日本大震災の被災地を舞台にしたノンフィクション小説を感動の長編アニメ化

■製作:2022年
■上映日:2022年6月3日
■製作国:日本
■上映時間:114分
■配給:ワオ・コーポレーション
■監督:西澤昭男
■原案:仲本剛
■脚本:西澤昭男
■アニメーション制作:ワオ・ワールド
■公式サイト:https://www.gonta-movie.jp/

«評価»
■映画.com ★3.5
■Filmarks ★3.0

«ストーリー»
ごん太、勇気をありがとう。
いつまでも忘れないからね。
福島県の最東端、浜通り北部にある浪江町。B級グルメで話題になった「なみえ焼きそば」が名物の食堂を営む富田一家は、8歳になる犬の『ごん太』を飼っていた。ごん太は生まれたときから頭の先がちょっととがっている利発な犬だった。
2011年3月11日午後2時46分。突然、東日本大震災が起きた。店の倒壊は免れたが、福島第一原発からわずか9キロの地だったため、すぐに避難することに。すぐに戻れると思い一家はごん太を置いていくが、結局親戚や知人を頼って転々と居を移すことになり、ごん太とは離ればなれになってしまう。
一方、東京の大学に通っていた吉野由紀は、春休みを使ってペットを救済するボランティアに加わって被災地を訪れる。そして取り残された犬たちがいるとの情報を得て、浪江町の警戒区域内へ。そこで数匹の犬たちを保護するが、その中にごん太がいた。
ごん太は『ピース』と名付けられ、吉野らとともに相模原に拠点を移して生活を始める。しかし、ピースは病気にかかっていることが判明し、余命1カ月と診断される。
ごん太のことがずっと気がかりで心配している富田一家。とりわけ仲のよかった障害のある5歳の娘李花。なんとしても元の飼い主に会わせたいと奮闘する吉野。
吉野は何故、そこまでの思いで頑張るのか? そしてピース、いや、ごん太は果たしてどうなってしまうのか…。

«個人感想»
テーマ・題材は3.11の被災地の被災犬に焦点を当てた話しで、
作品全体としては昭和時代の作品?と思わせるような仕上がりで、
演出・脚本・アニメーションは少し物足りず残念な感じだった。
「ワオ・コーポレーション」という予備校・学習塾などを経営する日本の企業が製作した作品なので、何かしら教育目的や子供たちに伝えたいメッセージがあったのだと思うが、
扱ったテーマに対して、もっと刺さるメッセージや問題提起があっても良かったと思うし、
全体としては序盤から淡々と話が進んで、何となくお涙頂戴な雰囲気の長尺教育ビデオな感じだった。
犬を飼っている身としては、観ていてとても心苦しくなった。

ジョゼと虎と魚たち(観てみた)

2024年04月29日 00時00分00秒 | アニメ
大学生の青年と車椅子の少女が紡ぐ、純粋で瑞々しいラブストーリー

■製作:2020年
■上映日:2020年12月25日
■製作国:日本
■上映時間:98分
■配給:松竹、KADOKAWA
■監督:タムラコータロー
■原作:田辺聖子
■脚本:桑村さや香
■アニメーション制作:ボンズ

«評価»
■映画.com ★3.9
■Filmarks ★3.8

«ストーリー»
趣味の絵と本と想像の中で、自分の世界を生きるジョゼ。
幼いころから車椅子の彼女は、ある日、危うく坂道で転げ落ちそうになったところを、大学生の恒夫に助けられる。
海洋生物学を専攻する恒夫は、メキシコにしか生息しない幻の魚の群れをいつかその目で見るという夢を追いかけながら、バイトに明け暮れる勤労学生。
そんな恒夫にジョゼとふたりで暮らす祖母・チヅは、あるバイトを持ち掛ける。
それはジョゼの注文を聞いて、彼女の相手をすること。
しかしひねくれていて口が悪いジョゼは恒夫に辛辣に当たり、恒夫もジョゼに我慢することなく真っすぐにぶつかっていく。
そんな中で見え隠れするそれぞれの心の内と、縮まっていくふたりの心の距離。
その触れ合いの中で、ジョゼは意を決して夢見ていた外の世界へ恒夫と共に飛び出すことを決めるが……。

«個人感想»
観よう観ようと思っていたが、映画のタイトルとあらすじを見て、何だかんだ観るまでに時間が掛かってしまった。でも映画のタイトルの意味が分かった。
アニメーションとかは全体的にクオリティが高い。
健常者と障碍者のラブストーリー物はいくつか観たが、ヒロインの性格がここまで悪い設定はなかったかもしれない。
ジョゼの塞ぎ込んでしまっていた心が徐々に恒夫と行動する事によって広がっていく模様は良かった。
ただ、見た目も良く性格も良く夢を持っていて前に進む恒夫は人気もあるだろうし、
恒夫はジョゼのどこに魅かれたのだろうか?と、最終的に恋愛に発展する理由が見当たらず(一目惚れならすみません)、設定が現実的には少し無理がある?と思った私は非道な人間かもしれず、少し心が浄化された。
なので、恒夫がもう少しイケてない設定であれば、もっと感情移入ができたかも。
あと、ジョゼも24歳と聞いて驚いた。車椅子生活で外に出ていないので精神的な成長も同年代に比べると遅れている設定なのかもしれないが、20歳や18歳くらいの設定の方がストーリー的には納得感はあったかもしれない。
全体的には面白く楽しめた作品だった。