スピンの種類Ⅰ。～アップライトスピン①

★スピン
【基本的なスピン３種類】
アップライト、キャメル、シットの３種類。


◆アップライトスピン(略：USp)
キャメルスピン以外の膝の伸びた全てのスピン。完全に膝の曲がっているものは認められない。

●アップライトスピン　Upright spin
全てのスピンの基本となるスピンで、上体と軸足が真っすぐ直立した姿勢のまま行うスピン。

●スクラッチスピン　Scratch spin
アップライトスピンの姿勢で回転軸となる足にフリーレッグを交差させ高速回転を行うスピン。反時計回りでスクラッチスピンを行う場合、左足を軸足とするが(時計回りは右足)、右足を軸足とする場合はバックスクラッチスピンという。


●クロスフットスピン　Cross foot spin
アップライトスピンの姿勢で軸足にフリーレッグを交差させ、両足を着氷しながら素早く回るスピン。


●ビールマンスピン　Biellmann spin
アップライトスピンの姿勢からフリーレッグを背中から頭上に伸ばし、手で伸ばしたフリーレッグを掴んだ姿勢で行うスピン。スイスのデニス・ビールマンにちなんで命名された。また、片手でフリーレッグを掴んで回るスピンをワンハンドビールマンスピンという。


●ハーフビールマンスピン　Half-Biellmann spin



●レイバックスピン　Layback spin
アップライトスピンの姿勢で上体を後ろに反らしたまま行うスピン。


●サイドウェイズリーニングスピン　Side ways leaning spin
レイバックスピンの要領で、上体を横に反らした体勢で行うスピン。


●キャッチフットレイバックスピン　Catch foot layback spin
レイバックスピンでフリーレッグを手で掴んだまま回るスピン。


●パールスピン　Pearl spin
キャッチフットレイバックのバリエーションで、その形が真珠貝と真珠のように見えるためこの名前が付いた。



●ヘアカッタースピン　Haircutter spin
キャッチフットレイバックスピンのバリエーションで、フリーレッグを頭の側まで引き寄せて回るスピン。


＊キャッチフットレイバック、ヘアカッター、パールスピンは、同じスピンとして見なすことがある。