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Ice Fairy

フィギュアスケートのいろいろ。

スピンの種類Ⅲ。~シットスピンetc.

2010-10-27 | フィギュアスケート技術
◆シットスピン(略:SSp)
腰を落とし、座ったような姿勢で行うスピン。スケーティングレッグの膝が臀部より低い位置にあってはならない。

●シットスピン Sit spin
軸足を曲げ腰を下ろしフリーレッグを前に伸ばした姿勢で行うスピン。

・フライングシット flying sit
スピン跳び上がってからシットスピンを行った場合。

・バタフライシット Butterfly sit
跳びあがった際に空中で水平姿勢になってからシットスピンを行った場合。

●パンケーキスピン Pancake spin
シットスピンの姿勢から、フリーレッグを軸足の膝の上に乗せ、その上に上半身をかぶせたスピン。


●キャノンボールスピン Cannon ball spin
シットスピンの姿勢から、フリーレッグを手でつかみ水平に突き出し、頭をフリーレッグの膝の上に乗せたスピン。


●ブロークンレッグスピン Broken leg spin
フリーレッグを横または後方に移動させて行うスピン。



◆コンビネーションスピン(略:CoSp)
3つの基本姿勢のうち少なくとも2つを含むスピン。

◆中間姿勢
基本姿勢のどの定義も満たさない姿勢でのスピン。コンビネーションスピンの体勢としては認められるが、単独では採点対象にならない。


*スピンの付加要素
以下の動作を行うとスピンの種類自体が上述のスピン以外のものとして処理される。

●レイバック Layback
アップライトスピンの特殊な姿勢。上半身を後ろに大きくそらしたもの。この動作を行うとスピンそのものがレイバックスピン(略:LSp)として採点され、基礎点も通常のアップライトスピンよりも高い。しかし、ISUではスピンの基本姿勢ではないと定義されている。

●足換え
回転している途中に軸足を変える。この動作を行うとスピンは足換えスピンとみなされる。略記では各スピンの略記の前にCの文字が付く。

●フライング Flying
スピンに入る時、飛び上がるもの。この動作を行うとスピンはフライングスピンとみなされる。略記では各スピンの略記の前にFの文字が付く。


●バックスピン back spin
スピンは通常、左足で行われる(左回りの場合)が、バックスピンはこれを右足(右足のバックアウトエッジ)で行う。スピンを右足で回り始める事をバックエントランスと呼び、スピンのレベルの要素とカウントされる。
右足でのキャメルスピンはバックキャメル、シットスピンをバックシット等と呼ぶ。また、直立姿勢でフリーレッグ(左足)をクロスさせ、右足で高速回転を行う事を特にバックスクラッチと呼ぶ。プログラムの締めに行う選手が多い。

●チェンジエッジ chenge edge
スピンは左足でも右足でも、通常後ろ向きに行う。これを回転中にエッジの傾きを変える(左足ならアウトエッジに、右足ならインエッジに変える)事によって、前向きに回転を行う事がある。このようにスピン中にエッジを変えることをチェンジエッジと呼び、レベルの要素としてカウントされる。回転中のエッジの傾きの変化を見つける。

*左回転で回る場合選手が多いため、それを元に説明。


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